戴宗 王旭(ワン・ウク)
韓国ドラマ「麗〈レイ〉〜花萌ゆる8人の皇子たち〜(2016年, 原題: 보보경심 려)」「輝くか、狂うか(2015年, 原題: 빛나거나 미치거나)」にも美男子の貴公子として登場する王旭(ワン・ウク)皇子。その生涯はいかばかりのものだったのでしょうか?気になったので調べてみました。王旭(ワン・ウク)は韓国語で「왕욱(ワンウク)」と綴ります。英語では「Wang Ug」です。同じ綴りで王旭の弟に王郁(ワン・ウク)がいます。
王旭(ワン・ウク)は高麗の太子(テジャ)で、追尊國王(ついそんこくおう)といって死後に国王に追尊された王です。
目次
概要
- 廟号: 戴宗(テジョン)
- 諡号: 顯獻恭愼和簡睿聖宣慶大王(현헌공신화간예성선경대왕)
- 姓: 王(ワン)
- 名: 旭(ウク)
- 誕生日: 不詳
- 崩御日: 969年11月
- 陵墓: 泰陵
王旭(ワン・ウク)は高麗(コリョ)を建国した太祖(テジョ)王建(ワン・ゴン)と、第四皇后である黄州家(ファンジュガ)皇甫(ファンボ)氏との間に生まれた息子です。王旭は太祖の五番目、あるいは六、七番目の息子であるかどうか、不明です。
王旭(ワン・ウク)は恵宗(ヘジョン、二代皇帝)、定宗(チョンジョン、三代皇帝)、光宗(クァンジョン、四大皇帝)、大穆王后(テモクワンフ、光宗の妃)の異母弟です。顯宗(ヒョンジョン、八代皇帝)の叔父であると同時に祖父です。
光宗(クァンジョン)の妃、大穆王后(テモクワンフ)とは実のきょうだいです。
王旭と妃である宣義王后柳氏(ソンウィワンフユシ)との間に三男二女をもうけました。成宗(ソンジョン、王治)、敬章太子(キョンチャンテジャ)、千秋太后(チョンチュテフ)、獻貞王后(ヒョンジョンワンフ)が生まれました。
王旭(ワン・ウク)は光宗(クァンジョン)が本格的に豪族の粛清をはじめた969年に亡くなっており、光宗(クァンジョン)の粛清の過程で犠牲になったという説もあります。
王旭(ワン・ウク)と妃は若い頃に亡くなったため、子どもたちは神靜王太后の手で育てられました。
成宗(ソンジョン、六代皇帝)が即位したときに王に追尊され廟号と諡号を受けて太廟に祀られました。
家族
- 祖父: 世祖(セジョ)
- 祖母: 威肅王后(ウィスクワンフ)
- 父: 太祖神聖大王(テジョシンソンテワン)
- 母: 神靜王后(シンチョンワンフ)
- 妃: 宣義王后(チョンイワンフ=선의왕후)
- 息子: 孝德太子(ヒョドクテジャ、長男)、成宗(ヒョンジョン、次男)、敬章太子(キョンチャンテジャ、三男)
- 娘: 獻貞王后(長女)、獻哀王后(千秋王后のこと、次女)
- 孫: 穆宗(モクチョン、七代皇帝、千秋王后の息子)、顕宗(ヒョンジョン、八代皇帝、千秋王后の息子)、元容王后(三男、敬章太子の娘)
※ 兄弟姉妹は人数が多すぎるのでここでは省略しています。
王旭(ワン・ウク)が登場するドラマ
- 帝国の朝(2002年)・・・チョン・グクジンが演じる。
- 輝くか、狂うか(2015年)・・・イム・ジュファンが演じる。
- 麗〈レイ〉〜花萌ゆる8人の皇子たち〜(原題: 보보경심 려)(2016年)・・・カン・ハヌルが演じる。
イム・ジュファンが演じるワン・ウクと、カン・ハヌル演じるワン・ウク。年齢ではカン・ハヌルのほうがイメージに近いのかもしれません。懐の広さや男前(ダンディ)度はイム・ジュファン演じるワン・ウク皇子様に軍配が上がります。「麗」でのワン・ウクは割と冷酷なのですが、演出が胸キュンなので鼻血出そうです(苦笑)