朝鮮ガンマン-最終回-30話の感想(あらすじネタバレあり)
朝鮮ガンマン最終回-30話の感想です
清国の軍が閔妃の要請を受けて王宮に攻めてきました。パク・ユンガンとサンチュは戦闘にまきこまれました。妊娠したジェミのためにも逃げろというユンガン。しかしサンチュは新しい世のために戦うと言い張ります。キム・ホギョンが手下を連れてユンガンと合流しました。ホギョンが言うには逃げないと全滅するということでした。ユンガンはキム・オッキュンのところに行きました。キム・オッキュンは政変は失敗したので一緒に日本に逃げようと言いました。女官と尚宮が清国の銃で殺されました。キム・オッキュンとパク・ヨンヒョは逃げました。ユンガンは王宮の中に入りスインを助けました。ユンガンはスインを連れホギョンと逃げました。サンチュが撃たれるとユンガンはホギョンにスインを連れさせ逃しました。「兄貴だけでも助からなきゃ。」
サンチュが言うとユンガンは銃を清国軍に向けました。足から血が流れているサンチュ。
「兄貴。子供の名付け親になってください。俺みたいな名じゃなくいい名前を。兄貴がつけてくれたらきっと立派になれる。」
「そうか。わかった。名前はここを出てから一緒に考えよう。」
ユンガンが銃を構えていると・・・
「や~!」
サンチュは敵の前に出て発泡すると清国軍の凶弾に倒れました。
「サンチュー!やーっ!」
ユンガンは清国軍の発砲するとホギョンが戻ってきました。
「サンチュや。サンチューーー!死んだらだめだ。私はどうなるのだ。新しい世で生きたいと子供の名をつけるのだろう?サンチュや。」
「時間がない。早く行け。」
ホギョンはサンチュを抱いて泣いているユンガンを無理やり連れて行きました。
高宗(コジョン)と閔妃は清の使者と会いました。閔妃は安心したようにため息をつきました。
ユンガンとスインとホギョンは無事逃げられました。三人はスインの実家に行きスインの母と奴婢を逃がすように言いました。
「命があるだけでよかったわ。短い間だけどお父さんの願いが叶ってよかった。私もこれを機に外国をめぐってみようと思うわ。だからスインも生き延びて。必ず私のもとに戻ってきて。」
スインのお母さんは娘の手を取り言いました。スインは泣いて頷きました。
ハン・ジョンフンはサンチュの遺体が運ばれていくのを目撃しました。上司のムン・イルホは制止しました。
チェ・ウォンシンはパク・ユンガンを殺すため部下を伴い出発しました。
ユンガンとホギョンとスインは門が見張られているので城外に出ることができませんでした。チェ・ウォンシンは三人を見つけて追いかけました。スインの上腕が撃たれスインは倒れました。ユンガンはスインをおぶり、ホギョンがフォローしながら民家に逃げ込みました。チェ・ウォンシンはイエの中に入ろうとすると武官が兵を引き連れ現れました。チェ・ウォンシンは部下に屋敷を取り囲むように言いました。
「スインを守るのはそなただ。さあ行け。私には失うものはない。二人のためにここへ来た。あとは私に任せて・・・。生きているだけでも、私には慰めになる。頼む。」
キム・ホギョンは囮になるのでユンガンとスインに逃げて新しい世を作ってくれと言いました。
チェ・ウォンシンと部下が屋敷に乗り込んできました。ホギョンはチェ・ウォンシンの側近ソンギルを銃撃して倒しました。キム・ヨホギョンは武官と兵士に追いかけられ袋小路に追いつめられ銃弾が残り一発となったところを殺されました。銃声を聞いたスインはユンガンの背中で涙を流しました。チェ・ウォンシンはホギョンの死を確かめるとユンガンを捜しました。
従事官ムン・イルホとハン・ジョンフンはユンガンとスインを見つけ二人を城外に逃しました。ムン・イルホはお前が正しかったとユンガンを認めました。ハン・ジョンフンはユンガンに別れの銃を渡しました。
夜になりユンガンは川辺で焚き火を焚いてスインの腕から銃弾を取り出しました。ユンガンは銃弾を取り出すとスインの腕に布を当てました。
「私達生きていけるかしら?」
「大丈夫だ。つらくても彼らの分まで生き抜こう。」
ユンガンはスインを抱いて口づけをしました。二人はそのまま野宿をしました。
ユンガンとスインが妹ヨナとジェミに会うために寺に行くと二人は兵士に連れ去られた後でした。ユンガンはスインを寺に預けて二人を助けに行きました。
夜、ユンガンは縄で縛られているヨナとジェミと少年や尼僧たちを救いました。ユンガンは寺に皆を連れて行きました。スインはとてもよろこびヨナを抱きしめました。
チェ・ウォンシンは寺を調べるよう命じました。
ユンガンはジェミにサンチュの死を告げました。スインはジェミを慰めました。
チェ・ウォンシンは手下を連れ寺に現れました。
「逃げよう。早く。」
スインとヨナ、ジェミ、そして少年を連れてユンガンは逃げました。
「出てこないと皆殺しにするぞ!私は何もいらない。お前の命さえ手に入ればそれでよい。パク・ユンガン。二人で勝負しよう。お前が命を差し出せば残りの者は皆助けてやろう。」
チェ・ウォンシンは叫びました。スインは挑発に乗ってはだめだと言いました。
夜になりました。野宿するチェ・ウォンシンとその部下のところに弓に括られた文が投げ入れられました。
朝になりました。
スイン殿すまない。またそなたとの約束は守れなかった。だが奴とはいつか決着をつけねばならない。奴とのこの悪縁を何としてでも断ち切らねば。スイン殿との未来のためにも解決するべきことだ。私は必ず戻ってくる。どうか舞っていてくれ。心配せず。悲しまず。また会おう。
スインが目を覚ますとユンガンの手紙が置かれていました。
森のなか。
「来たか。チェ・ウォンシン。」
「パク・ユンガン。とうとう決着を着ける時が来た。」
「決着をつけよう。」
パク・ユンガンとチェ・ウォンシンは対峙しました。ユンガンが先に発砲するとチェ・ウォンシンの脚に銃弾が当たりました。チェ・ウォンシンが撃とうとするより先にユンガンは二発目を撃ちました。
「早く撃て。怖気づいたのか。私を殺すのが、つらいとでも言うのか。」
「哀れな奴。お前の人生もはかないものだった。」
「さっさと撃て。お前に同情などされたくない。」
「お前はこの時代の犠牲者だ。朝鮮が産んだ・・・悲劇。」
「さあーー!」
「今更お前を殺しても何も変わらない。死者は生き返らないし過ぎた月日も戻らない。私は、お前を許す。お前への恨みも忘れる。復讐してもむなしさが残るだけだろう。いつかお前も分かるだろう。」
パク・ユンガンはチェ・ウォンシンに背を向けました。チェ・ウォンシンは悔しくなり懐からへウォンの銃を取り出すと自分の頭を撃って死にました。
ユンガンはスインたちのところへ戻って来ました。ヨナは兄に抱きつきました。スインもユンガンに抱きつき涙を流しました。
数年後。どこかの砦。
スインは貧しい人のために食事を配っていました。
「飯代だ。足りるか?」
ユンガンは茶碗の中にきれいな花を入れてスインに渡しました。
「今回はどちらへ?」
「コブ郡へ行く。そこの郡主が民を迫害している。今は一人ではない。仲間がいる。」
パク・ユンガンは民主化のリーダーとなっていました。
「セナル。あなたの名付け親よ。」
ジェミは息子に言いました。
村人たちは両手の拳を上げてユンガンを見送りました。
「満月の黒銃士(ガンマン)が来ました~。」
郡主の手下は慌てて郡主に報告しました。
ユンガンは手下を引き連れて戦いました。
完。