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詳しい解説:韓国ドラマ-王と妃173話あらすじと感想 韓国ドラマ

「王と妃」 173話 あらすじネタバレ感想

王と妃 173話あらすじと感想 さらに掘り起こされる過去

燕山君は叔父の斉安大君(チェアンテグン)と一緒に妓生の舞と酒と音楽を愉しみました。

大王大妃の部屋。
「変化の隙を与えてはなりません。成宗大王は聡明でしたが新進士大夫を起用したのは誤りでした。隙を見せてはなりません。権力とは水のようなもので丈夫な器に入っているときは大丈夫ですがひとたび割れ目を見つけて流れ出すとどんどん流れてなくなってしまいます。」
仁粋大王大妃はハン・チヒョンに言いました。

斉安大君(チェアンテグン)の家。
燕山君は美しい女性を見つけました。
「あんな大勢の美女を連れてくるとは。宮殿など私には寺も同然です。すっかり老いた尚宮からまだ幼い内人までみな成宗に仕えた女官ですから手出しできません。」
「美女を集め侍らせるのです。」
「きっとおばあさまがお怒りになるし卑しい血が流れているといいかねません。」
「仁粋大王大妃は黙認されるはず。」
「殿下は大王大妃様と戦いお墓を移されたではありませんか。」
「母を恋しがる孫が不憫で負けてくれたのでしょう。おばあさまが悪だくみしそうで心配です。美女ではなくしこめ(醜女)を集めてくるとか。」
「やりかねない方ですな。」
「だから斉安叔父上が美女を集めてください。斉安叔父上と同じ女を気に入るかもしれません。はっはっはっは。」
「はっはっはっは。」

大王大妃の部屋。
「いつか主上も腰を伸ばして座り私をにらみつける日が来るでしょう。この宮殿から廃妃の亡霊を完全に消し去るべきです。廃妃の影など少しもちらつかせぬように。そうすれば主上も政治に専念でき天下が泰平になるでしょう。」
仁粋大妃はハン・チヒョンに言いました。

斉安大君(チェアンテグン)の家。
燕山君は斉安大君(チェアンテグン)を酒を飲みました。
「地方長官でさえ王の私よりも暮らしが恵まれています。」
燕山君が言うと世祖大王が土地をあげてしまったから泰平なのだといいました。
「王位を捨てる覚悟があるなら(田制改革は)ご自由に。」
「だから女遊びしかすることがない。そう思いませんか斉安叔父上。」

科田とは、俸禄とおもに官僚に与えられる土地のことでした。世襲は禁止で官職を退いたら返却するのが決まりでした。しかし官僚の中には返還しない者もおり燕山朝になると新任の官僚に与える土地がなくなっていました。のちに燕山君は科田(カジョン、かでん)を廃止し没落の原因を作ったのでありました。

燕山君はすっかり酔い斉安大君(チェアンテグン)の家を出ました。
尚膳キム・チョソンは豪華な輿と馬を用意し燕山君を迎えに来ました。
「馬を用意しろ。輿に乗ったらまわりがどう思うか。王でもない者が輿に乗ってどうする。ジャウォンや。馬を用意しろ。」
「殿下。だいぶ酔っておられます。」
ジャウォンは言いました。
「つべこべ言わず台になれ。」
ジャウォンは四つん這いになりました。
「民に面倒をかけたくない。道端で民が震えながらひれ伏すのを見ると私のほうが恐縮しかねん。私が国王といえる日が来たら輿に乗ることにする。母上が罪人のままでは輿に乗れん。伯母上のところへ行く。」
「罪人の息子なら馬に乗るべきではない。歩いていくべきです。はっはっはっは。はっはっはっは。」
酔った斉安大君(チェアンテグン)は悪い冗談を言いました。

王妃の部屋。
シン・スグンは燕山君に接近している斉安大君(チェアンテグン)は燕山君を利用して仁粋大妃に復讐する気でないかと懸念しました。父シン・スンソンはそのような軽はずみなことを言っては聞かれるぞと忠告しました。部屋の外では内官が聞き耳を立てていました。

斉安大君(チェアンテグン)の部屋。
斉安大君(チェアンテグン)はチャン・ノクスに燕山君を見たかと言いました。
「殿下を見たか?気の毒なお方だ。」

月山大君の家。
燕山君が馬で歩いているとパク・ウォンジョンという者が現れました。
「私の姉である夫人は夫を亡くした身で出迎えられません。」
燕山君は門のところに立つ夫人を見つめました。
「殿下~。アイゴー殿下~。」
燕山君は馬から落ちジャウォンに受け止められました。

廃妃ユン氏の母シン氏は孫と合わせてくれと部屋で手を合わせて何かに祈っていました。

月山大君の家。
夫を亡くした月山大君夫人は燕山君の世話を焼きました。
「このまま宮殿に戻ったらおばあさまに怒られると思いここに立ち寄ったのです。」
「ご安心ください殿下。大王大妃様には使いを送り事情をお伝えしました。」
「おばあさまは何と?」
「殿下をゆっくり休ませ酔いを醒ましてお戻りになられるよう今晩の世話を仰せつかりました。」
「母上はどんな方でしたか?承政院の日記には極悪な人間だと書かれて言いました。」
「ま・・・媽媽。」
「だから毒を飲まされたのですね。年配の尚宮に尋ねたら実に美しい方だったと言ってました。背も高く目つきは鋭いけど笑顔になると温かみの漂う方だと。そんな方が本当に君主の顔に爪痕を残すほど乱暴なことをしたのですか?私には信じられません。」

のちに中宗反正(チュンジョンパンジョン)を主導し燕山君を廃した人物がこのパク・ウォンジョンでした。燕山君の叔母であり仁粋大王大妃の義理の妹でもある月山大君夫人パク氏夫人はパク・ウォンジョンの姉でした。野史には燕山君が叔母のパク氏夫人を凌辱したと書かれています。だが過激すぎて真実とは考えにくいことでした。もしかすると中宗反正(チュンジョンパンジョン)を正当化しようと巷の噂をそのまま記したという可能性もあります。パク氏夫人が燕山君に体を汚されその羞恥心に耐えかね自害したと記録もありました。それが事実なら燕山君は暴君というよりは乱心ものと言えましょう。
(ナレーション・・・見解が滅茶苦茶すぎw)

月山君夫人は燕山君に母君はたいへん美しく女命婦(ネミョンブ)の長、中殿にふさわしかったと言いました。
「一つだけ欠点があるとすれば情が深すぎたことでしょう。」
「その先も教えてください。情の深さが災いしどうなったのですか。」
「媽媽。嫉妬というのは、最も忌むべき所業でございます。夫であられた成宗大王を過度にお慕いになったせいで・・・。」
「妻が夫を愛するのが罪ですか?毒を飲まされるほどの大罪ですか叔母上。」

仁粋大王大妃は廃妃ユン氏の夢を見て起きました。
「もうすぐ夜が明けるようね。」

朝になりました。
斉安大君(チェアンテグン)が王大妃のところへ行くと女命婦(ネミョンブ)の夫人が庭に集まっていました。大王大妃が王大妃を見舞いに来たのでありました。斉安大君(チェアンテグン)は夫人たちに感謝しました。
「天罰が下るぞ。私なら天罰が怖くてとても出歩けん。」
斉安大君(チェアンテグン)は夫人たちに冗談を言いました。大妃やチョン貴人は不快感を示しました。
斉安大君(チェアンテグン)が部屋の前に行くと話し声が聞こえてきました。
「心の狭い義妹の言うことと思って聞き流してください。」
王大妃はずっと大王大妃を恨んでいたと言いました。
「おあいこね。はっはっはっは。」
「主上を憎むのはおやめください・・・気の毒な方ではないか。」
「またその話なの?かわいい子ほど厳しく叱って育てているというのに自分の孫を憎んだりするものですか。」
「母を知らずに育ちました・・・。」

王の部屋。
領議政シン・スンソンは辞職上疏を出しました。
「いっそハン・チヒョンを領相(ヨンサン、領議政)にしてはどうですか。」

王大妃の部屋。
仁粋大王大妃は斉安大君(チェアンテグン)に見えないように大君を睨んでから帰りました。
「今後は泊めてやらぬように。」
仁粋大王大妃は月山大君夫人に言うと帰りました。
「説得するのはおやめください母上。馬の耳に念仏です。」
斉安大君(チェアンテグン)は王大妃に言いました。

大王大妃の部屋。
「私に感謝するどころか恨んでたですって?」
仁粋大王大妃は声を荒げました。

人事が発表されました。右議政から左議政に昇格したオ・セギョムは優柔不断な男でした。仁粋大妃の従兄である右議政ハン・チヒョンが信望を集めました。領議政の後任は決まりませんでした。シン・スグンは都承旨になりました。

右賛成のソン・ジュンと領議政シン・スンソンと右議政ハン・チヒョンは雑談していました。

領議政が決まらぬままひと月が過ぎました。シン・スンソンが職を辞したのに後任が決まりませんでした。

官僚たちは空席の領議政の地位についてあれこれ憶測をしていました。

キム・ジャグァンは大王大妃がハン・チヒョンを領議政に据えたいからまだ空席にしているのだと噂しました。ユン・ピルサンは今は乱世ですーと言いました。

ハン・チヒョンは誤解を受けると仁粋大王大妃に苦言を呈しました。仁粋大王大妃は実録庁が設けられたので学者が信頼できないといいました。
「実録には当然廃妃のことが書かれています。チヒョン殿は噂を知らぬのですか?おにいさま。口にするのも恥ずかしい。なんの噂もご存じないのですか?世祖大王が・・・ほお・・・ほお・・・。世祖大王が徳宗大王の側室たちを・・・・・・。」

イム・サホン(任士洪)の家。
「世祖大王がユン昭訓とクォン淑儀を辱めたというのですか?まさか。」
イム・サホンは驚きました。
「そうです。イ・グクトンはその問題で気が気でないようだ。」
ユ・ジャグァンは言いました。
「左賛成のイ・グクトンが?」
「彼は実録庁の堂上官(タンサングァン)だからな。キム・イルソンの草稿に世祖大王が息子である徳宗の側室たちを辱めたと書かれてるらしい。」
「ありえぬことだ。仮に事実だったとしてもそんなことを実録に書けぬ。」
「連中を処罰しよう。」
「キム・イルソンをはじめとした学者たちだ。彼らは世祖大王に恨みを抱いているのだ。世祖大王は集賢殿の学者を皆殺しにしたからな。やつらはその復讐をしているのだろう。」
「けしからん。」
「嘆かわしいことだ。成宗大王は世祖大王の遺言に背いてまで学者を重用したのにその恩を仇で返すとは。」
「なんと卑劣な奴らだ!」
「まったくろくな連中ではない。」

(ユ・ジャグァン、お前が言うかw)

この噂はハン・チヒョンの知るところとなりハン・チヒョンはイ・グクトンに尋ねました。イ・グクトンはぷいっと横を向いて「何のことやら」ととぼけました。
「もし事実なら大勢の人間が死ぬ。」

「世祖大王に恥をかかせようとしているのね。なんて不届きな連中なの。」
仁粋大王大妃は怒りを募らせました。

感想

こういうへんな噂があると本当かどうかわかりませんね。イム・サホンの言う通り、世祖がそのようなことの記述を許すはずがありませんし、載せたほうも命はないと思うのが当然でしょう。もしかしたら燕山君が月山大君夫人を辱めたとの噂を流した人物と犯人は同じかもしれませんね。しかしそうやって逆らう人たちも命が惜しくないのかな。まさか犯人はユ・ジャグァンじゃないでしょうねw

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