韓国ドラマトライアングル最終回26話
あらすじと感想
テジョングループのロビー。ドンウはやくざに刺されました。ヨンダルとドンスはドンウに駆け寄りました。
「なんで僕を捨てたの?すっと寂しかった・・・ずっと・・・・・・。」
「兄さんが悪かった。すまないドンウや。」
ドンスは泣きました。
「ごめん兄貴。もっと早く兄貴と呼べたら・・・ごめん・・・僕は・・・父さんを二度失いたくない。兄貴。やめてくれ・・・。」
ドンウはドンスに告げると事切れました。
やくざのマンガンは子分たちを動員してコ・ボクテのやくざたちを追い払いました。
海に面する断崖。
ヨンダルとドンスはドンウの骨を海に撒きました。オ・ジョンヒも一緒に泣きました。
会長の部屋。
ドンスはコ・ボクテとヒョン・ピルサンがホ・ヨンダルとヤンハ(ホ・ドンウ)を殺す計画を立てている動画をユン・テジュンに見せました。
会長の部屋。
ユン・テジュンはヒョン・ピルサンを呼ぶとコ・ボクテは逃亡していると言いました。
「ピルサン。なぜだ。君がテジョンの後継者を夢見ていたのは知っていた。君のそんな野心を責めるつもりはない。ヤンハとの競争がテジョンのためになると信じていたからだ。だが卑しい手で君はヤンハを殺した。」
ユン・テジュンは言い訳をはじめたヒョン・ピルサンの頬を打ちました。ヒョン・ピルサンは床に正座し許しを乞いました。
「チャン・ドンスとホ・ヨンダルは悲しみを乗り越えたらまず君を狙うだろう。やられたくなければ検察に出頭して罪を認めろ。だがテジョンカジノの株は置いていけ。そうすれば株は守ってやれる。」
ユン・テジュンはヒョン・ピルサンに言いました。
オ・ジョンヒの家。
オ・ジョンヒのおばあちゃんはヨンダルの運命に同情しました。
「お前が優しく支えてやるんだよ。帰りなさい。」
おばあちゃんはオ・ジョンヒに言いました。
「さようなら・・・ヤンハさん・・・。」
オ・ジョンヒは涙を流しました。
会長の部屋。
ドンスは心から悔いるならユン・テジュンを許すと言いました。
「ヤンハが死んだのは君たちが私の邪魔をしたせいだ。」
「その欲を捨てない限りあんたを許さない!」
「生意気な。誰に向かって許さないだと?悪縁を断ち切りたいなら君らが引き下がれ。」
ユン・テジュンは和解を拒絶しました。
屋上。
ヨンダルはテジョンカジノの経営権を奪うとドンスに言いました。ドンスはコ・ボクテを追うと言いました。
喫茶店。
ヨンダルはヤンハの許嫁に会いヤンハが自分の弟ドンウであることを告げました。
「お呼びしたのは進めていた事業から手を引くためです。ドンウがすべき事業を俺が奪ってあいつを苦しめました。弟を思うと続けられない。弟とわかってもつまらないプライドのために傷つけあっていた。兄貴失格の俺がいうのも何ですが弟は孤独な奴でした。あなただけでも忘れないで欲しい。理由はともかく力になってくれて感謝します。」
婚約者の女性はヨンダルが去ると涙を流しました。
駐車場。
ヨンダルはコ・ボクテの手下に殺されかけました。ヨンダルは手下を押さえつけてコ・ボクテの居場所を聞き出しました。
隠れ家。
コン・スチャンはコ・ボクテに食べ物を差し出すと港や空港はすべて見張られていないと言いました。激昂したコ・ボクテは側近であるはずのコン・スチャンに暴行しました。
「何としても方法を探せ!」
コン・スンチャンは憎しみの目でコ・ボクテを睨みました。
地下。
マンガンとマダムはコ・ボクテの部下に拷問して居場所を聞き出そうとしていました。
ヨンダルは子分からヤンハが持っていたUSBメモリーを受け取りました。
後輩の刑事たちはドンスにコ・ボクテの居場所がわかったと言いました。ドンスは捕まえたら引き渡すと言いました。
隠れ家。
コ・ボクテは目を覚まし水を飲みました。すると一枚の髪が置かれていました。コン・スチャンはコ・ボクテに恨みの言葉を綴っており金を持ち逃げしました。
チャン・ドンスはコ・ボクテの隠れ家に着きました。
「コ・ボクテ。」
「こうなると思ってた。私の人生に終止符を打つのはお前ら兄弟だとな。最後のあがきをしようにも力が残ってない。」
「今までお前を逃がすためにこの瞬間を夢見てきた。立て!」
チャン・ドンスはコ・ボクテの襟首を掴み持ち上げました。
「私だって同じだ。憎々しいお前を握りつぶすのが俺の夢だった。」
「親父を殺したコ・ボクテ。弟のドンウを殺したコ・ボクテ。」
「つべこべいわずに来い!」
チャン・ドンスとコ・ボクテは殴り合いになりました。チャン・ドンスは何度も何度もコ・ボクテを殴りました。
「人生を棒にするつもりですか!」
マンガンと子分が現れドンスを抑えました。
「ヨンダルのためにも抑えてください。」
ヨンダルはドンウが残したUSBメモリーを見つめて弟の最期の頼みと天秤にかけていました。ヨンダルの子分たちが部屋に入ってきました。
「チュノや。USBを処分しろ。ドンウの遺品で会長を破滅させたくない。会長を潰すのはコ・ボクテとヒョン・ピルサンだ。」
ヨンダルはヒョン・ピルサンの愛人を呼び伝言を頼みました。
会長は側近からヒョン・ピルサンが会長の裏金ファイルを検察に渡したと報告しました。会長はピルサンに電話しました。
「守ってやるという私の約束を忘れたのか?」
「忘れたのではなく信じられないのです。会長は自分で自分の身を守ってください。」
ユン・テジュンはキム議員に電話をしてリゾート事業の際に金を渡したことについて口裏を合わせをするように言いました。
警察。
コ・ボクテはタク・ジェゴルの取り調べを受けました。コ・ボクテはユン・テジュンが録音の会話と同じくドンスを殺そうとしたと白状しました。
「なあ。ひとつ頼みがある。ユン・テジュンと電話させてくれ。」
「かけろ。」
「逮捕されたやつからの電話に驚いたでしょう。私は捕まったのにあんたが捕まらないなんて我慢ならない。あんたの過去を警察の連中に何もかもぶちまけた。刑務所で会いましょう。」
コ・ボクテからの電話にユン・テジュンは衝撃を受けよろめきました。
会長の部屋。
ユン・テジュンの部屋にヨンダルが現れました。
「事業の失敗は挽回できますが会長は味方に捨てられたのです。会長が必死に守っていたものは本当に人の命より価値あるものですか?私に言えないならドンウに言ってください。安らかに眠れるように。」
ヨンダルは部屋を出て行きました。
側近の秘書が現れました。
「警察が逮捕状を持ってきました。一階で止めているうちにお逃げください。」
「わかったから下がれ。」
ユン・テジュンは壁の絵画を外し金庫を開けました。そして金ではなく拳銃を取り出しました。ユン・テジュンはソファに座ると銃口を見つめました。
テジョンビルの廊下。
ヨンダルは銃声を耳にしました。
テジョングループの会議。
ヨンダルはテジョングループの代表に就任しました。理事たちは手を叩いて歓迎しました。マンガンやマダムも役員となりヨンダルを祝福しました。ヨンダルの両脇には子分が侍っていました。ヨンダルはマダムに株を譲って恩を返すと言いました。そしてマンガンには小切手を渡しました。マダムとマンガンは感謝しました。
空港。
出発するドンスをヨンダルとオ・ジョンヒが見送りに来ました。ヨンダルはクレジットカードをドンスに渡しました。ドンスは遠慮しましたが受け取りました。
「チョンヒさん。俺のドンチョルを頼むよ。感謝する。」
ドンスとヨンチョルは固く抱き合いました。
「お前が弟で、本当によかった。」
車の中。
「人ってここまで変われるのね。」
チョンヒはヨンダルに言いました。
「俺の心に君がいるからどんな勝負にでも勝てる。」
ヨンダルが言うとチョンヒは悦びました。
ヨンダルはバイクを走らせていました。
父は炭鉱作業員だった。作業員が働く坑道の先を切り羽という。炭の粉や地熱が立ち込めて切り羽で働くのは地獄のつらさだったらしい。一時期は、俺の人生も真っ暗なトンネルのようだった。そのトンネルの先に、運命の人が現れた。その人を愛しながら、夢を描きはじめた。そして今、まぶしい太陽の下にいる。暗闇を抜け出したいなら、人を愛せばいい。あなたにも大きな幸運が訪れるかもしれない。
完
感想
思ってたより面白かったです。ハマるほどでもなかったけど、ドンス兄貴や味方のやくざがいい味引き出して、敵も激しくドラマとしてはよい構図となっていました。やくざのことなので正当化できる理由はどんな理由をつけたってどこのもありませんけどw曲も派手派手しくなく、むしろ渋めで控えめでドラマの内容によく合っていたと思います。最期にドンウが死んじゃったのがバッドエンドでしたね。私は兄貴のドンスが死んで弟たちを守るのかと思っていました。そして逃亡したコ・ボクテの側近はどうなったのでしょうね、どこかで死んでてくれるといいですねwラストにファン・シネが出演していなかったのは残念です。チャン・ドンスの精神の病、間欠性爆発性障害もどうなったのでしょうか。そしてやくざの力なくして経営できないカジノの日本への導入も考え物ですね。とこのドラマを見て思いました。