100日の郎君様14話のあらすじと感想（백일의 낭군님）ユルは自らの日記を取り戻すために秘密の核心に迫り...

100日の郎君様14話

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あらすじ

夜になってもイソの帰りが遅い事にヨン氏はたいへん心配していました。そこに世子のイ・ユルがお忍び姿でやって来て「どこにいますか？」とイソの行き先を尋ねました。

モジョン橋。

ユルが橋に行くと、イソが悲しそうに待っていました。

「イソよ。まことか。ユン・イソ。」

ユルはイソの本当の名前を思い出しました。

「邸下（チョハ）がどうして私の名を知っているのですか？」

イソは振り返りました。

「私だ。おばかさん。小学を諳んじることのできぬ私の腕にそなたがこれを結んでくれた。」

ユルは幼い頃に貰った女物の帯を見せました。

回想シーン～桜の舞い散る森の中～

「雪と花吹雪、どっちが好き？」

「私はそなた。そなたと婚礼したい。」

回想シーン～家の近く～

「十日で小学を覚えたぞ。」

「すごいわね。おばかさん。自慢するためにここまで来たの。」

回想シーン～襲われたユン家～

「ただちに非道な行為はやめよ！私は王族の息子イ・ユルだ！」

イソもまたユルのことを思い出しました。

「どうしてそれを、まだ持っているの？」

「長い間、そなたを想っていたからだ。」

「本当にバカね。」

「そうだ。私はかなり愚かだ。そなたが生きているとは知らずに、ずっと傍にいたのに思い出せなかった。やっとわかった。」

「記憶を、取り戻したの？」

「いいや。そなたのことだけだ。」

ユルはそう言うとイソのもとに歩み寄りました。

イソは涙をこぼしながらユルを見つめました。

「今はこうして別れるが、いずれ近いうちに会いに行く。」

ユルはイソの横を通り過ぎていました。

二人の様子をキム・チャオンの刺客が見張っていました。刺客は世子の後について行きました。

チョン・ジェユンの家。

チョン・ジェユンが帰って来ると、心配で心配でたまらないヨン氏が世子が来たことを話しました。チョン・ジェユンがイソを捜しに行こうとすると、イソが戻って来ました。

ヨン氏はイソを部屋に呼ぶと、すぐに逃げようと言いました。

イソは「まだここにいる」と言いました。

イソは昔会って兄と自分を逃がしてくれた子どもがウォンドゥクだったことを打ち明けました。

「あの人は恩人よ。漢陽（ハニャン）にいる時だけでも会いたいの。」

「あの方はただの両班じゃない。王様のご子息なんだよ！」

「宮にいるあの人が心配なの。」

チョン・ジェユンは部屋の外で話を聴いていました。

草原。

二人は馬で草原に行きました。

「ここに来たときのことは覚えている？あの時は雪が降っていたわ。」

キム・ソヘはムヨンに話しかけました。

「私はまだお返事を聞いていません。媽媽（マーマー）のお子様は・・・。」

ムヨンは言いました。

「そうだった・・・と言えば一緒に逃げてくれるかしら？お前は何も変わっていない。心配するな。この子はお前の子ではない。」

キム・ソヘはムヨンの手をつなごうとはしませんでした。

ムヨンはたまりかねてソヘの腕を掴みました。

キム・ソヘは輿に乗って帰りました。

回想シーン。

「私があなたと逃げなかったのはあなたのためだと思ったからだ。家門が滅びるからだ。それでも私を選択して後悔しないか？私がそなたの望み通りにする。そなたが望むならどこにでも行く。決めてくれ。」

ムヨンはキム・ソヘに言いました。

ムヨンは何者かに背後を襲われました。

納屋。

ムヨンが目覚めるとキム・チャオンが立っていました。

「どうして世子を殺さなかったのだ。最後の仕事を与えよう。もう、わかっているだろうが、ソヘの子は、邸下（チョハ）の子ではない。お前が子の父を、捜して殺せ。ソヘのためにやってくれるだろう？」

キム・チャオンはムヨンに言いました。

世子の部屋。

世子イ・ユルはイソの父ユン・ブジョンがキム・チャオンに殺された時のことを思い出しました。

世が明けました。

チョン・ジェユンがソンジュヒョンに向かうことになりました。

イソはクンニョたちに言付けを頼みました。

ヨン氏は愛するヤンチュンのことを見て来て欲しいと頼みました。

そこにクォン・ヒョクが駆け付け、世子が呼んでいると報告しました。

世子の部屋。

チョン・ジェユンはユルに会いました。

「お前は誰の人だ？お前は左相（チャサン、左議政）の推薦で縣監（ヒョンガム）になった。チョン・サヨプの弟だから王妃の人か？」

ユルはチョン・ジェユンに尋ねました。

「私ははじめから邸下（チョハ）の人です。まだ思い出されていないのですね。ご命令してお確かめください。私が邸下（チョハ）の人かそうでないか。」

チョン・ジェユンは答えました。

キム・チャオンの家。

チョン・ジェユンはキム・チャオンに会うと、土下座して「世子邸下（チョハ）の侍講院（シガンウォン）の師匠にならないか誘われました」と謝罪しました。

キム・チャオンは師は自分で選ぶのでソン・ジュヒョンに戻るようにと言いました。

「はい。そういたします。」

チョン・ジェユンはさらにキム・チャオンに歩み寄りました。

キム・チャオンは「機会をやる」と言って世子を監視するように命じました。

隠れ家。

ヒョクはムヨンに妹を連れて逃げるように助言しました。

ムヨンは父親の身代わりを早く見つけて来るように言いました。

「命をかけても守りたい人がいる。」

ムヨンは言いました。

ムヨンは街でイソが書いた紙を見つけました。

「夏の夜、満月でなくてもモジョン橋で紅の心が待っています。」

世子の部屋。

チョン・ジェユンは桜の木を世子嬪が切らせたことをユルに報告しました。

世子には思い出せませんでした。

チョン・ジェユンは「民草満願」という世子が出した問題を再び見せました。チョン・ジェユンが自分は「民草四満願」と答えたことを伝えると、ユルは「「民草懐満願」と書くと言いました。チョン・ジェユンは続けて「踵」という字をなぜ書いたのか尋ねると、ユルは思い出せませんでした。

チョン・ジェユンは寝たきりになっているヤン内官のところにユルを案内しました。ヤン内官は世子に気づいて飛び起きると怯えてしまいました。医者のトチュルは、容態を説明しました。チョン・ジェユンはヤン内官が責任を感じて自害しようとして精神を病んでしまったと説明しました。ユルはヤン内官の手を握ると「すべて私のせいだ」と言いました。その言葉を聞いたヤン内官涙を流して何かを訴えましたが声を出すことができませんでした。ヤン内官は紙に文字を書くと「邸下（チョハ）が生きていらっしゃりもう思い残すことはできません。私は自害したのではありません。左相（チャサン、左議政）に殺されたのです。私はご遺体が邸下（チョハ）ではないと証言しました。日記をお捜しください。」と示しました。

夜のモジョン橋。

イソは樹に隠れて橋を見張っていると、後ろからムヨンが声を掛けました。

ムヨンは隠れ家を用意したとイソに言いました。

イソは「お願い。本当のことを教えて。何があったの？」と尋ねましたがムヨンには答えられませんでした。

ムヨンは妹を気遣いました。

ユルは日記を書いたことすら思い出せませんでした。チョン・ジェユンは「踵」という文字が日記のある場所の秘密の鍵ではないかと言いました。

イソがムヨンを尾行していると、ムヨンを尾行している刺客に声を掛けられました。刺客はイソの首を掴みました。

「私にお任せください。」

チョン・ジェユンはそういうと、刺客に話しかけました。

刺客はイソを放してチョン・ジェユンに興味を持ちました。

怒った世子は刀を抜いて刺客を倒しました。

刺客は走って逃げました。

「大丈夫か？」

ユルはイソの肩に手を置きました。

「はい。何もありませんでした。」

イソは答えました。

「何もなかったそうですね。やりすぎましたね。」

チョン・ジェユンは言いました。

「私には大ごとだ。」

ユルは言いました。

「私に任してくださればよいのに。お怪我をされたらどうするのです。」

チョン・ジェユンは言いました。

「待っていたら危ないところだった。王宮には一人で戻るゆえもう行っていいぞ。」

ユルは言いました。

「なりません。護衛武士（ホイムサ）もいないのにお一人になられてはいけません。」

チョン・ジェユンは言いました。

「命令をするのは私だ。」

ユルはイソの手を掴んで連れて行きました。

帰り道。

ユルはイソになぜ夜道を歩いていたのか尋ねました。イソは兄を捜していたと答えました。イソは婚礼の命を下したユルを「やたら権力を振りかざす」と言いました。

「こやつ。郎君に向かって！」

ユルはイソに言いました。

二人きりになったユルとイソはしばらく見つめ合いました。

しばらく話すと、イソは宮の門までユルを送ることにしました。

ユルはイソの手をつないでくぐれば永遠に一緒にいられるという愛完門をくぐりました。

ユルは初めて会った時からずっと慕っていたと告白しました。

イソもまた、今宵のことはずっと覚えておくと言いました。

「今の私はウォンドゥクだ。」

ユルはそう言うと、イソに口づけをしました。

日中の王の部屋。

世子のユルは父王のイ・ホに、チョン・ジェユンを侍講院（シガンウォン）の師にする任命書を渡しました。イ・ホは左議政の息がかかった者を側に置くことは認めないと言いました。しかしユルは真相を明らかにしたいと訴えました。

キム・チャオンの家。

チョン・ジェユンは世子が密かに日記を捜しはじめたと報告しました。

キム・チャオンは阻止しなければとつぶやきました。

チョン・ジェユンは世子より先に日記を見つけて渡すことを約束しました。

キム・チャオンは逐一報告するように命じました。

世子の部屋。

チョン・ジェユンはユルに、日記がキョヨンダンにあるのではないかと言いましたが、ユルは違うと言いました。

ユルは愛完門が四角いことを思い出すと、五つの門をくぐっていける場所に隠してあるはずだと言いました。

チョン・ジェユンは該当する建物の中を捜しました。

王宮の廊下。

ユルはキム・チャオンと廊下で会いました。ユルはユン・ブジョンの死を思い出しましたが記憶喪失を装いました。

世子嬪の部屋。

キム・ソヘは「左議政に気づかれたので三日後に待っている」というムヨンからの手紙を読みました。部屋にキム・チャオンが入って来て手紙を見せて欲しいと言いました。キム・チャオンはムヨンと子を人質にキム・ソヘを脅しました。キム・ソヘは涙を流しました。

「お父さまがとても憎いです。どうしてここまでなさるのです。権力を手に入れただけで十分じゃないですか！」

ソヘは声を荒げました。

キム・チャオンは娘に人を殺した時の話をすると「自分でもわからぬ。どうすれば満たされるのか。息子は出来が悪いのでお前しか頼れない。どうか頼む」と言いました。

キム・チャオンが部屋から出て行くとソヘは気持ち悪くなって悲鳴を上げました。

チョン・ジェユンの家。

ヨン氏はイソに「お前と世子邸下（チョハ）は深い縁がある。別れるのはあまりにもふびんだ」と言いました。

「私たち。まだ分かれてないわよ。相思相愛なの。」

イソは言いました。

パク・ポグンとクンニョとクドルがやって来ました。

イソはクンニョと抱き合いました。

世子の部屋。

チョン・ジェユンはどこにも日記が無かったと世子に報告しました。

ユルはヤン内官に会うように命じました。

隠れ家。

チョン・ジェユンはヤン内官に何か思い出すように尋ねました。

ヤン内官はユルが「杜口」と表紙に書いていたことを思い出しました。

チョン・ジェユンは世子の書庫に日記が隠されていると思いました。

書庫。

チョン・ジェユンは「杜口」という日記を見つけました。

王宮の一室。

チョン・ジェユンから知らせを受けたチャン・ムンソクがこのことをキム・チャオンに報告しました。

キム・チャオンが書庫に行こうとすると、世子の書庫から火が出て日記が燃えてしまいました。

チョン・ジェユンはキム・チャオンに「杜口、黙れと言う意味です。開いたら命はないと思ったので読みませんでした」と報告しました。

キム・チャオンの家。

イソはみんなにごちそうをしてあげました。

パク・ポグンたちは薪集めを命じられた挙句、チョン・ジェユンを迎えに行くように命じられたと言いました。

世子嬪の部屋。

キム・ソヘはキム・チャオンに書庫を燃やしたのか尋ねました。

キム・チャオンは日記に秘密が書かれていたようだが、燃えてしまったので安心してほしいと言いました。

キム・ソヘは父に約束を守ってほしいと頼みました。

キム・チャオンの家。

ソヘが家に忍び込もうとすると、庭でキム・スジに見つかりました。ソヘは道に迷ってしまったと謝罪しました。

「私は、キム・チャオン左相（チャサン、左議政）大監（テガム）の息子キム・スジと言う。キム・チャオン左相（チャサン、左議政）。」

キム・スジは言いました。

イソが過去を思い出して緊張すると、そこにキム・チャオンが帰ってきました。

キム・チャオンはイソを見つめました。

ユルはチョン・ジェユンと内密に会いました。チョン・ジェユンは襲われた月に日記は書かれていなかったと報告しました。ユルは「踵という字と桜という印を合わせてはじめて答えが出る」と言いました。

ユルは世子嬪に切られた桜の木で作られた箱から日記を取り出しました。

日記には毒を盛られて具合が悪くなったった様子や、敵が誰なのか探っていた様子が書かれていました。キム・チャオンが自分を殺してまでも守りたかった秘密は嬪宮が他の男の子をみごもったことでした。

ユルはキム・ソヘに会いに行きました。

「今宵、私は長い時を嬪宮と過ごさねばならぬ。」

100日の郎君様14話の感想です。世子イ・ユルとユン・イソの仲は揺るぎ難いものになりました。世子嬪キム・ソヘはお察しの通りムヨンと愛し合って妊娠していました。キム・チャオンはよりによって政敵の男と通じたソヘを赦せませんでした。そんなキム・チャオンもなぜかキム・スジだけは放任しているようですね。見捨てているといいますか、それって愛なの？なんて思ってしまいます。

イケメンと言えば、クォン・ヒョクもイケメンなのに、お相手がいない様子。

幾通りの恋愛も、あと2話になってしまいましたね。

今回はユルが自分の記憶をたどるために日記を捜し、そこに書かれていたのは、世子嬪の子どもを世継ぎにするために、その秘密を知っている世子を暗殺しようとしたことでした。

なぁんだ。
最初から答えがありましたね。

続きが楽しみです。

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