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100日の郎君様1話のあらすじと感想 (백일의 낭군님)イ・ユルとユン・イソは幼い頃に出会いお互いに惹かれるも運命が二人を引き裂いてしまいます!

100日の郎君様1話

100日の郎君様 1話あらすじ


あらすじ

少年、まだ齢にして十になるかどうかのイ・ユルは、トンジュと地元の奴婢(ノビ)の子どもたちを集めて「武官ごっこ」をしていました。イ・ユルは逃げ出した少年マッケを「オランケ(女真族の蔑称)め!手加減しないぞ!成敗してやる!」と棒で叩きました。そこに少女ユン・イソが現れユルの乱暴を止めました。ユン・イソは子どもたちに暴力を振るうユルは武官ではないと叱咤しました。イソはマッケの手を引いて帰りました。

大君(テグン)イ・ホの家。
キム・チャオンはイ・ホに石を拾ったと差し出しました。
イ・ホが箱を開けると「冗」と書かれたただの石が入っていました。
「冗(ヨン)。役に立たないという意味です。私めの気にかかったということは、世論を刷新して新たな龍をお迎えせよということだと思います。」
キム・チャオンは淡々と言いました。
「これ。そのような話は口にすべきではない・・・。」
イ・ホは怖気づきました。
キム・チャオンはイ・ホの妻を宮夫人にお迎えするべきではないと言い出しました。
イ・ホは妻を捨てて兄の王座を奪うなど、とんでもないと言いました。
キム・チャオンは暗に兄王が王位を狙うイ・ホを放っておくわけがないと言いました。
(筆者の解説: 無能な王を排除したい。という意味です。)
庭。
イ・ユルが庭で棒を隠していると、お母さんが現れ勉強はどうしたのだと怒りました。
ユルは父上から遊んで勉強しないように命じられたと答えると、お母さんは小学くらいは学びなさいと優しく言いました。
ユルは駆け出してキム・チャオンとぶつかりました。
キム・チャオンは「お気を付けください。少し先は闇です。」と言って帰りました。


トンジュはイ・ユルに、見事な太刀筋の少女が内禁衛将ユン・ブジョンの娘ユン・イソであることを教えました。トンジュは少女に一目ぼれをしたのかと尋ねると、イ・ユルはイソを懲らしめるためだと言い訳しました。

イ・ユルはトンジュとともにユン・イソを山に連れて行きました。少年たちはマッケが人食い男に捕まったと嘘をつきました。

イ・ユルとユン・イソとトンジュはあばら家に着きました。
「マッケや?マッケはいるの?」
イソは垣根をくぐって家の前まで来ると、みすぼらしい姿の大男が現れました。
イソが悲鳴を上げるとイ・ユルとトンジュは逃げ出しました。

夜のイ・ユルの家。
ユルが家で本を読んでいると雷鳴が響き渡りました。

山。
ユルは少女のことが心配になり提灯を片手にあばら家に駆け出しました。ユルは途中で転んで腕に怪我をしてしまいました。

山中のあばら屋。
イ・ユルが枝を踏んで音を立てると小屋の扉が開きました。イ・ユルは腰をぬかして尻餅をついてしまいました。飯を食べていた大男はユルに気が付き振り返りました。ユルが肝を冷やしているところにイソが中から笑顔で姿を見せて「ご飯を食べているところなの。あなとも一緒に食べる?」と嬉しそうに言いました。

帰り道。
ユルとイソは一緒に森の中を歩きました。
イ・ユルはユン・イソに怖くないのかと尋ねました。
イソは「あのおじさんは見た目は怖いけど、怖くない人よ」と答えました。
ユルは「でも両班(兩班、ヤンバン、양반)の掟に背くだろう?」とイソに言いました。イソは「お父さまは武官は民を守るために日頃鍛えているけど、民とは両班だけのことではないと言っていたわ。マヌケにはわからないよね。」と言いました。
イソが転びそうになると、ユルはイソの体を支えました。

大きな倒木のある場所。
ユン・イソはイ・ユルの腕に髪留めの帯を巻いて手当をしてあげました。
ユルは正直にイソを懲らしめるつもりだったと白状しました。
「自身が罪を悔いているのに責めることは君主の道理では無い。」
イソは小学(ソハク)の一節を諳(そら)んじました。
「論語?孟子?小学?少学だな?」
ユルは知っている限りの書の名前を挙げました。
イソはユルがロクに学問を学んでいないことに気が付きました。
「梅の香りがするな~。」
「桜よマヌケ。」


夜桜の咲く森。
イソは雪と花吹雪のどちらが好きかユルに尋ねました。
ユルはイソの微笑みにしばらく見とれると、「私はそなた・・・そなたと婚礼したい」と告白しました。

少女の名を呼ぶ父の声が森の中にこだましました。
イソの父、ユン・ブジョンは召使いを連れて少女を捜しに来ていました。

「早く逃げて。私のお父さまはとても怖いから。」
イソはユルを心配しました。
「大丈夫。いつも父上に怒られているから。」
ユルは微笑みました。
「お父さま!」
イソは父のもとに駆け寄りました。
「イソや。どこに行っていた?さあ。」
ユン・ブジョンは優しくイソを迎えました。
「なんと温かな家族だ。」
ユルはイソを見送りました。


ある日の李家。
「心配です。嫁の貰い手があるのだろうか?あのおてんば娘は。だから嫁にも行けずにずっと婚礼を挙げられぬかもしれぬ。」
イ・ユルは書を読みながら、少女の噂話を母にしていました。
お母さんは寺に行くために荷造りをしていました。
「学問に励むようになったのはその子と出会ったおかげでしょう?」
母はその娘と出会ったことで学問に励むようになった息子を微笑ましく思いました。
「あの子のせいじゃありません。勉強しなければならないと自分で悟ったのです。」
ユルは答えました。
「かわいかったのね?」
お母さんが尋ねると、ユルは「それはもう!」と思わず言ってしまいました。ユルは恥ずかしくなり机に顔を伏せました。
お母さんはお寺に行くとユルに言いました。
「私も一緒に行きます。」
ユルは言いまが、お母さんはイソの帯を返してくるように言いました。
ユルは勉学に励むと母に約束しました。

イ・ユルの部屋。
ユルは昼夜を問わずに学問の勉強に励んでいました。
夜になり、ユルが出かけようとすると、父の言いつけを思い出しました。
「今夜は一歩も外に出てはならぬぞ。わかったな?」
ユルは父の言葉を無視して少女に会いに行きました。

少女の家。
イ・ユルは開いていた門をくぐり、少女に会いました。ユン・イソは父に今夜は門を開けてはならぬと言われていると言いました。イ・ユル十日で小学を暗唱できるようになったと誇らしげに言いました。

突然屋敷の門が壊され、血だらけの刀を手に持つ男(チャン・ムンソク)が現れました。チャン・ムンソクは突然使用人を斬り殺しました。チャン・ムンソクはイソに詰め寄りました。イソは尻餅をついてしまいました。
「何をするのだ!」
ユン・イソは精一杯気勢を張って言いました。
「お前がユン・ブジョンの娘か。」
チャン・ムンソクは低い声で尋ねました。
イ・ユルは塀の陰に隠れて様子を見守っていました。
「そうだ。」
イソが答えると、チャン・ムンソクは刀をイソに向けました。


「刀を収めよ。」
騒ぎを聞きつけたユン・ブジョンは娘の前に立ちはだかりチャン・ムンソクの刀をはねのけました。
「逆賊ユン・ブジョンを討てとの殿下のご命令だ。」
チャン・ムンソクは言いました。
「今上(クムサン、王様)のご命令ではないだろう。その命令に従った、お前たちが逆徒だ。」
ユン・ブジョンが言うと、チャン・ムンソクは突然ユン・ブジョンに斬りかかりました。
ユン・ブジョンは駆け付けた兄(ユン・ソクハ)に妹(イソ)を守るように言いました。「お父さま!お父さま!い兄さま!お父さま!お父さま!」
嫌がる少女は兄に手を引かれながら逃げました。

イ・ユルは塀の陰に隠れながら凄惨(せいさん)な光景に戸惑っていました。
ユン・ブジョンは男の凶刃に倒れて吐血しました。
「待たれよ!」
男がユン・ブジョンに刀を振り上げると、別の男(キム・チャオン)が現れました。
「やんごとなきお方に無礼ではないか。」
キム・チャオンもまた衣を血に染めていました。
「お前は・・・味方だと思っていた。」
ユン・ブジョンは言いました。
「だから(あの世に)送りに来たのだ。他の家族のことも心配するな。じきに送ってやる。」
キム・チャオンはユン・ブジョンにとどめを刺しました。

イ・ユルは拳を固めて怒りました。

キム・チャオンは手下に逃げた兄と妹を追いかけて殺すように命じました。

「このような非道な真似はただちにやめろ!私は王族のイ・ユルだ!」
イ・ユルは自ら名乗りました。

キム・チャオンはユルを担いでユ・ホのもとに連れて行きました。
「父上。あの者が人を殺めました。どうか助けてください父上。」
イ・ユルは父の袖にしがみ付きました。
「お前は部屋に戻っていろ。」
父のユ・ホはユルに言いました。
「まさか、私たちを殺そうと?」
ユルは怯えました。

「ご命令の通りに皆殺しにしました。これからは殿下の世の中でございます!」
キム・チャオンは刀を地面に突き立て膝を突いて忠誠を誓いました。
兵士たちもイ・ホに忠誠を誓いました。


即位式の王宮。
イ・ホは国王の礼服を着てキム・チャオンの隣に立ちました。
「私は政治をやっていけるだろうか。」
イ・ホは呟きました。
「国王としてなすべきことはただひとつ、威厳でございます。政治は私ども臣下たちがやります。殿下は何もなさらなくて結構です。」
キム・チャオンは言いました。
「お前に褒美をやっていなかったな。望みは何だ。」
イ・ホは尋ねました。
キム・チャオンは国舅(クック)になりたいと言いました。イ・ホが返事をためらうと、別の男はイ・ホの妻が寺の前の崖から落ちて亡くなったので即位式の間は秘密にしておこうと脅しました。イ・ホは妻が殺されたと知り、やむなくキム・チャオンの要求を飲むことにしました。キム・チャオンは正殿(チョンジョン)にイ・ホを案内しようとしました。
話を聞いていたイ・ユルは母のところに行こうと駆け出しました。

イ・ユルは石畳の上で宮女に両腕を掴まれて阻まれました。
「この国の王子様はいずれ王になられます。国本(クッポン=世子)は泣いてはなりません。」
そこにキム・チャオンが現れ、ユルを説得しました。
イ・ユルが「ダメだ」と断ると、キム・チャオンは「今日だけお泣きください」と言って去りました。
「母上!おうちに帰りたい!!!」
キム・チャオンが去ると、ユルはもう会うことのできない母を呼びながら泣きました。


16年後。
世子となったイ・ユルは不機嫌な表情でヤン内官たちと宮女を従えて庭を歩いていました。
「私は東宮殿に来てから16年間一度も笑ったことがないのに。お前はここに来て一日目で笑った。」
機嫌が悪いイ・ユルは歩調を合わせない宮女を問い詰めました。宮女は木立の中を舞う鳥があまりにも美しかったからだと正直に答えました。イ・ユルは宮の中の鳥を追い払うか、追い払えないなら殺してしまえと言いました。

侍講の時間。
学者はイ・ユルに王にふさわしい教育をするため大命律を説いていました。
イ・ユルは他の若手官僚たちと一緒に学問を学んでいました。
イ・ユルはある若者が嬉しそうに考え事をしている様子に気が付き不愉快だと言いました。
キム・スジは立ち上がると、友に会うことを思うと思わず頬がゆるんでしまったと釈明しました。
イ・ユルは官吏たちの前で「草萬」という字を書くと、この問題を解いたら出世させてやると命じて講義を抜け出しました。

世子はヤン内官に不愉快なので次は絵を見に行くと言いました。
ヤン内官は王様が同衾(ハッパン、襖を共にすること=床入り)を命じられたので絵を見ることはできないと言いました。

風呂。
「日照りゆえ同衾(ハッパン)しろと?不愉快だ。」
イ・ユルは言いました。
ヤン内官はユルが書ばかり読んでいるため陽の気が足りないと補足しました。
イ・ユルは湯に浮かべる花びらが足りないとヤン内官に言いました。
「邸下(チョハ)!邸下(チョハ)!」
ヤン内官が花びらを取りに戻ると世子がいなくなっていました。

世子嬪(セジャビン=世子の妃)の部屋。
世子嬪のキム・ソへは世子との床入りを待っていました。
カン尚宮は世子がどこかに行ってしまったと言いました。
「押しが強いと当然腰が引けてしまうものです。媽媽(マーマー)。どうか。」
尚宮はキム・ソへに辛抱するように頼みました。

図書室。
「書を読むために王室をないがしろいするのか!」
イ・ユルが書庫に行くと、父王イ・ホが困った様子で現れました。
「書をすすめたのは父上でございます。」
イ・ユルは言い返しました。
父王は、世子が世子嬪と同衾しないから陰と陽の調和が取れずに雨が降らないのだと怒りました。
国王は自分が民に罵られ、息子にも徳が無いと思われていることにすっかり自信を失っていました。
「父上が王になって欲しいと誰が望みましたか?ゆえに私も世子になることを望みませんでした。ゆえに私に何もおっしゃらないでください。父上のお心を悩ませているのは民ですか?いや、左相(チャサン、左議政)ですか?」
イ・ユルは、さあに、疎ましいのは世子嬪だけではないと言うと、父のもとを去りました。

廊下。
イ・ユルは突然胸が痛くなり、左胸を押さえました。
世子は心配するヤン内官に大臣を集めるよう命じました。

日中の王宮の一角。
大臣のひとり、ミン・ヨンギは世子をおだてました。
「私が温室で育てたバラです。大臣たちの労をねぎらいたいと思い、どうぞお召し上がりください。
イ・ユルは大臣を招いてバラの飲み物を供させました。
イ・ドニョンとシン・スンジョは喜んで飲みました。
世子は自分の病状を説明し、苦い煎じ薬を飲むと、大臣たちは匙を置きました。
「なれど体調のよくない私に同衾(ハッパン)を命じるとは、私に死んでほしいのか?」
イ・ユルは大臣たちに尋ねました。
「めっそうもございません。」
大臣たちは口を揃えて答えました。
若い大臣、チョン・サヨプは世子に同衾(ハッパン)をしないと雨乞いだけでは効果が無いと言いました。
すると、世子は自分の同衾(ハッパン)だけでは効果が薄いので、大臣に国中の独身の者を翌月までに結婚させるように命じました。
そして飲み物が水を節約するために自分の湯あみの残り湯を使ったことを告げると、世子は胸を押さえて意識を失いました。


山の中。
ホンシムはクンニョとともに、山で薬草を摘んでいました。ホンシムは珍しい薬草を見つけると、売れたらクンニョと肉入りのクッパを食べに行く約束をしました。

ホンシムとクンニョは一緒に山を降りました。すると、男が現れ二人を呼びました。

役所(使無堂)の前。
下級官僚のパク・ポグンはソ・クドルの名を呼びました。ソ・クドルは26歳だといいましたが、パク・ポグンには40歳にしか見えませんでした。
ヨン・ホンシムとパク・クンニョも名前を呼ばれました。クンニョは23歳、ホンシムは28歳だというと、パク・ポグンはなぜ今まで独身でいたのか尋ねました。ホンシムは幸せになれないからだと答えました。パク・ポグンは集まったやもめの男女にそれぞれ相手を決めて婚礼を挙げるように命じました。

部屋の中で話を聞いていたパク・ソンドはホンシムが論理的に反論している様子を見て何という女だと思いました。武官のチョ・ブヨンは婚礼の命令に困っていて、男女の数が合わないと言いました。

パク・ポグンはとにかく王世子の命令どおりにするようにホンシムたちに言いました。

夕方。
ホンシムはパク・ポグンと一緒に帰り道を歩いていました。
パク・ポグンは早く結婚しないと愛人になるしかないと言いました。
ホンシムは兵役についているウォンドクという人と婚礼の約束をしていると嘘をつきました。ウォンドクは縣監(ヒョンガム)などの高貴な両班の子息の身代わりで兵役を務めているのですぐには結婚できないと言いました。

王宮。
イ・ユルは自室で寝ていました。
世子嬪が見舞に現れ世子を心配しました。
「邸下(チョハ)に私の命がかかっています。だからお願い。」

朝廷。
大臣たちがそれぞれの派閥に分かれて世子に子がいないことについて議論していました。
右議政のシン・スンジョは世子に子がいないことを懸念しました。
左議政のキム・チャオンは世子はすぐに元気になるのでこれ以上議論はしないように言うと、国王のイ・ホも「左相(チャサン、左議政)の言う通りだ」と言って会議を終えました。

中殿(チュンジョン)の部屋。
チョン・サヨプは国王の後妻、王妃パク氏に会って状況を報告していました。王妃パク氏は「私がやりました」と世子の病状との関連を示唆しました。

世子の部屋。
寝ていた振りをした世子は起き上がりました。護衛のトンジュがすぐに駆け付けました。

医師の家(回想シーン)。
イ・ユルはお忍び姿でトンジュとともにキム医官に会いました。ユルは薬を捨てたら体調がよくなったことを尋ねると、医官は世子様が好きな菓子と一緒に召しあがると薬が毒になると答えました。キム医官は、世子の食事に害になる食べ物をリストに載せていましたが、何者かがそれを消し、内医女(ネイニョ)が昨夜から姿を消したと報告しました。

世子の部屋。
トンジュはただちに内禁衛(ネグミ)に不審者を捕えさせるよう世子に進言しました。
ユルは宮の誰も信じず、父のことも信じないとトンジュに打ち明けました。
ユルは毒を盛った犯人に仕返しをすることにしました。

侍講院(シガンウォン)。
若手官僚たちは家に帰らず世子の問題を解こうとしていました。
そこに通りがかったチョン・ジェユンはキム・スジに何があったか尋ねました。
キム・スジは何日も家に帰っていないと言いました。
チョン・ジェユンは世子に出世させてもらえると聞いて問題を読みました。
「民草 萬願」
チョン・ジェユンは問題を見てニヤリと笑いました。

村。
ホンシムは漢陽(ハニャン)へ行く荷造りをしていました。ヨン氏(育ての父)はホンシムの正体がバレることをとても心配していました。ホンシムは十年たったから大丈夫だと言いました。ホンシムはヨン氏にクドルのいう事を聞かないように言いました。ホンシムはお兄さんが見つかっても、お父さんのところに帰ってくると約束しました。

夜の王宮。
見張りの兵士を上司で武官のクォン・ヒョクが連れて行きました。
クォン・ヒョクは世子に合図を送りました。
イ・ユルはトンジュとともに王宮を抜け出しました。

街。
世子を尾行する者がいました。
それに気づいたイ・ユルとトンジュは二手に分かれました。
トンジュが「誰だ」と刀を突きつけると内医女のソンソンは誘拐されて命からがら逃げ出したと助命を請いました。
イ・ユルは誰に命令されたか尋ねると、突然矢が飛んで来てソンソンの喉に突き刺さりました。ソンソンは「あのお方に言われて・・・」と言ったところで絶命しました。

「誰の命令だ。」
世子は女を殺した刺客に尋ねました。
刺客は鋭い身のこなしで世子に襲い掛かりました。
イ・ユルが追い詰められると、トンジュが男の胸に手刀を投げつけました。手刀は男の右胸に刺さり、男は市場の方向に逃げました。

夜の市場。
イ・ユルとトンジュは刺客を見失いました。刺客は書生の服に着替えて世子とすれ違いました。

ホンシムは実家に戻って来ました。そして兄と木刀で稽古をしていたことを思い出しました。そこに、父のユン・ブジョンが出て来て妹に手加減するように言っていたことを思い出しました。

書店。
ホンシムは行きつけの書店の中に入りました。そして荷を解いて両班の令嬢の服に着替えました。

店の前をユルとトンジュが通りがかりました。
店からホンシムが出て来ました。
ユルは顔を隠したホンシムを目で追いました。

通りには桜の花が咲いていました。
ホンシム(ユン・イソ)は桜を見てユルに告白されたことを思い出しました。
ユルもまたイソに告白をしたことを思い出していました。
ユルは再びイソと会いました。
しかしイソはユルを見るなり逃げるように去りました。

感想

2019年7月21日、とうとうNHK BSプレミアム21時から「100日の郎君様」が始まりました!今回は1話の感想です!日本語版の声優さんも、前回の「不滅の恋人」や「オクニョ」などと比べてとてもたくさん出演なさっています。

今回は主人公のイ・ユルとユン・イソの初恋のなれそめの話から始まって、いい感じのところを、お邪魔虫により二人が引き裂かれてしまいます。お互いのお父さんは政敵同士で、イ・ユルのお父さんがユン・イソのお父さんを手下のキム・チャオンに殺すよう命じちゃったんですね。

イ・ユルのお父さんのイ・ホは王座が欲しくてたまらなかったようで、キム・チャオンと手を組みクーデターを起こして王位に就いたようです。

ならば、先の王様は誰だったの???どうして王になれたの?と首をかしげてしまいます。

とにもかくにも、敵の息子と娘という悪い星のもとに生まれてしまった主人公。

続きがどうなるのか楽しみです。

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