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不滅の恋人(大君~愛を描く)18話のあらすじと感想: 国王イ・ガンを倒すため決起するウンソン大君はチャヒョンと一夜を…대군 - 사랑을 그리다


不滅の恋人18話

不滅の恋人18話あらすじ

あらすじ

ヤンアン大君はチニャン大君に毒薬を賜った挙句、ト・ヨンスの息子ト・ジョングクに斬られて最後を遂げました。

妓楼の楼閣。
「私は朝鮮王、先大王(ソンデワン)の嫡男イ・ミャンだ。晋陽大君イ・ガンはオランケ(女真族の蔑称)と手を組み朝鮮で戦を起こせば領土を与えると約束した。チニャン大君は自らの弟ウンソン大君を陥れた逆徒だ。私は流刑地で死にかけたがウンソン大君に救われ死ななかった。朝鮮の百姓(民)たちよ。朝鮮の大逆罪人イ・ガンを廃位させ、王室の長子が王位を継承できるよう力を合わせよう。(※イ・フィのナレーション)」
イ・フィは幼い上王(サンワン)イ・ミャンとともに檄文(げきぶん)を書いていました。パク・キトゥクとト・ジョングクとチャンとホチとトクマンも文書の作成を手伝いました。

イ・フィが書いた檄文が都城(トソン)中に貼り付けられました。人々は張り紙を見て噂しました。

反物店(たんものてん)に入ったソン・ジャヒョンと侍女のクッタンはイ・ガンが遣わした見張りの兵を店の外で待たせました。チャヒョンは反物店の女将、チョ・ヨギョンの手引きで部屋に案内されるとイ・フィと再会して抱き合いました。チャヒョンは実の叔父ヤンアン大君を殺したイ・フィのつらい気持ちをおもんばかりました。イ・フィは叔父を殺した自分を責め、兄を倒すことに躊躇して心を痛めていました。
「敵と戦うには汚れなければいけません。きれいなままでは戦えません。」
チャヒョンはイ・フィを励ましました。
「そなたは変わった。より強くなった。より美しくなった。これで、私が守るべき人ではない。私を支える頼れる同志だ。」
イ・フィは言いました。
イ・フィは事を成すには大妃殿(大王大妃)に知らせ、母の力を借りなければいけないと言いました。チャヒョンは手紙を大王大妃シム氏に届けたいと言いました。イ・フィはチャヒョンを危険な目に遭わせたくないと思いました。
「しばしこのまま。共に過ごしたゆえ離れがたい。三年も会えなかったのに、今は一日でも耐えられぬ。情けない。」
イ・フィは気持ちが込み上げて背後からチャヒョンを抱き締めました。
「眠れぬ夜や、恋しくなった時は私たちと過ごした日々を思い出してください。画材店で会った時や、私が溺れかけた時、お芝居で告白した時、幕舎で会った時。だから耐えられます。つらくても。」
チャヒョンは振り返りイ・フィの頬を両手で優しく包みました。

チャヒョンはクッタンに荷物を持たせて反物店を後にしました。イ・ガンの手下はチャヒョンに付いていきました。イ・フィはチョ・ヨギョンとともにその様子を見守りました。

チョ・ヨギョンは「お嬢様が羨ましいです。愛する人に、これほどまでに大事にされて。」とイ・フィに言いました。イ・フィはチャヒョンがヨギョンの美しさや見事な芸を羨ましく思っていたと慰めようとしました。
「愛される女人の美しさには、叶いません。」
「そなたも志を持つのだ。さすればどこにいようと何をしようと侮られぬ。そちは復讐するために私に仕えている。こたびの事が成功すれば褒美ももらえよう。だが国を思い、志をもって献身すれば遊女(チョンギ)のような卑しい身分でも、どんな人でも貴い人になれる。いや、そうじゃない。人は誰でも生来貴い。」


便殿(ピョンジョン=朝廷)。
国王のイ・ガンは上王(サンワン)の復位(ふくい)を目論む勢力を見つけて排除するよう大臣たちに命じました。ユン・ジャジュンは「ヤンアン大君様が死んだので奴らの結束力は衰えているでしょう」と答えると、「ならばなぜ、街に貼り紙が増えているのだ!」とイ・ガンは怒りました。パク・プギョンもイ・ガンを諫めるために空いた官職に人材(=自分)を登用すれば民心も収まるだろうと言いました。

イ・ガンは義禁府のト・ジョングクの功績を認めて同知事(トンジサ)から都摠管(トチョングァン)に昇格させ、上王を見つけるよう命じました。ト・ジョングクはイ・ガンに忠誠を誓いました。

戸曹判書(ホジョパンソ)のチョン・ヨンは空席の領議政にも人材(パク・プギョン)を登用するよう諫言しました。
イ・ガンは最適な人材がいないため「六曹直啓制(ユクチョチッケジェ=国王が直接統治する制度)」を敷いて国事を自分が直接おさめると宣言しました。
パク・プギョンたちは士大夫(サデブ)としての面子(めんつ)を潰され反発を覚えました。

パク・プギョンとユン・ジャジュンとチョン・ヨンの三人は集まってイ・ガンに忠誠を捧げたのに裏切られたと不満を言い合いました。兵曹判書のユン・ジャジュンも昇進が無くがっかりしていました。ト・ジョングクは背後からその話を聞いていました。


王の執務室。
イ・ガンは内禁衛将のオ・ウルンから檄文(げきぶん)を受け取りました。
「これは、ウンソンの字だ。字を真似て余を侮辱するとは許せぬ!叔父とウンソンの残党を直ちに捕らえるのだ!成均館(ソンギュングァン)の儒生から朝廷の大臣まで、似た字を書く者を一人残らず調べよ。」
イ・ガンはオ・ウルンに命じました。
「殿下。おそれながらウンソン大君は生きているのではありませんか?」
オ・ウルンは山寺で似た者を見たことを報告しました。
「ウンソンが、生きているだと?」
イ・ガンは気になりました。

義禁府のホン・グピョは、朝鮮軍の最高の地位に登り詰めたト・ジョングクの昇進を祝いました。ト・ジョングクは「そちも似た境遇であろう。私は父を失い、そちは兄を失った。私と共に、三千の兵を率いるのだ。」とホン・グピョを副官に任命しました。

ユン・ジャジュンの屋敷の前。
屋敷の前には王妃の兄に賄賂を持ってきた両班(ヤンバン)の遣いの人々が行列を作っていました。
兵曹判書のユン・ジャジュンは執事に賄賂を受け取らせていました。

ユン・ジャジュンを見張っていたイ・フィとト・ジョングクは、ユン・ジャジュンが白昼堂々と賄賂を受け取る様子を見て怒りを募らせました。ト・ジョングクは戸曹判書(ホジョパンソ)のチョン・ヨンや右議政(ウイジョン)パク・プギョンもイ・ガンに味方することで金を貯めこんでいると言いました。
「王が三司(サムサ)の不正を見逃すので民ばかりが苦しんでいます。腐りきった朝廷に民心は怒りを募らせています。火を放てば激しく燃え上がるでしょう。」
ト・ジョングクはイ・フィに助言しました。
イ・フィは近々国王イ・ガンが朝鮮の初代国王の墓参りをするのでその時に決起しようと考えました。


大王大妃の部屋。
ユン・ナギョムは大王大妃シム氏にチャヒョンが尼寺を抜け出し実家に戻ったことに苦言を呈していました。大妃キム氏は、具合が悪くなれば実家に帰るのは当然のことで、それよりも今は他人のことよりも出産の準備はどうなっているのかと厳しく尋ねました。大王大妃シム氏もユン・ナギョムを御医(オイ)に診せ出産に備えようといいました。すると、「大提学(テジェハク)のご息女ソン・ジャヒョン様が来られました」と、部屋の外からチャン尚宮が報告しました。大王大妃シム氏はユン・ナギョムを帰らせ、チャヒョンを呼びました。

大王大妃の部屋の前。
「なんてずうずうしい。ここに現れるとは、本当に死にたいようね。」
ユン・ナギョムはチャヒョンに冷たく言いました。
「お元気でしたか、中殿(チュンジョン)媽媽。ご懐妊おめでとうございます。」
チャヒョンは言い返しました。
「何を考えている。何しにここへ?」
「尼寺にいて思ったのです。あそこで暮らすくらいなら、ここで贅沢に暮らすほうがいいと。」
「本気なの?殿下の側室になるつもり?」
「大王大妃殿に申し上げて、殿下のお望み通りになるようにしてもらうつもりです。」
「やめるのだ。」
「息子だといいですね。子が娘だと王位を継げませんから。側室でも息子を産めば、その子が王になれるでしょう。」
チャヒョンはそう言うと部屋に入りました。

ソン・ジャヒョンは大王大妃シム氏に拝礼しました。
「具合はどうだ?大丈夫か?」
大王大妃シム氏はチャヒョンを気遣いました。キム氏も見守っていました。
「おかげさまで、よくなりました。」
チャヒョンは答えました。
「ウンソンの、息子の遺品を持っているそうだな。」
シム氏が尋ねると、チャヒョンは包みを大王大妃に差し出しました。
大王大妃シム氏は豪華な金の箱を開けて、絹に書かれたイ・フィの手紙を読みました。

イ・フィは仲間とともに、上王殿下を匿っていて決起する予定なので力を貸して欲しい大王大妃に知らせました。

ソン・ジャヒョンがキム氏にイ・ミャンが生きていることを伝えると、大妃キム氏は泣きました。

大王大妃シム氏も泣きました。

王の部屋。
ホン尚宮はイ・ガンにチャヒョンが来ていることを告げました。

大王大妃の部屋。
チャヒョンは通行証が欲しいと大王大妃に頼みました。
大王大妃シム氏はチャヒョンの頼みを聞き入れました。
「私を恨んでいるだろうな。そのような事情があるとは知らずに酷い仕打ちをした。」
大王大妃シム氏はチャヒョンに謝りました。
チャヒョンはそのことは気にしておらず、ウンソン大君に力を貸して欲しいと二人に頼みました。

大王大妃殿から出てきたチャヒョンを、ホン尚宮が呼び止めました。

イ・ガンはチャヒョンと会いました。
「宮(クン)に何をしに来たのだ?」
イ・ガンはチャヒョンに尋ねました。
チャヒョンは側室になれるよう大王大妃様のご機嫌を伺いに来たと答えました。
「これからも何度でもお訪ねします。」
チャヒョンが言うと、イ・ガンはいつからチャヒョンが変わったのか考えました。
「かくまうべき者が寺にいたのだ。ウンソンが生きているのだろう?山寺で実を隠していたのだな?私を油断させるために側室になりたいと言ったのだろう。そうとは知らず、少し喜んだ。そちの言葉に、そちの嘘に胸が高鳴った。」
イ・ガンはチャヒョンに言いました。
「中殿(チュンジョン)がご懐妊したそうですね。息子を産めばもう廃位できないのでは?私を中宮にできなくなっために、そのような世迷言を?」
チャヒョンは言い返しました。
「私が本当に、そちを中殿(チュンジョン)にしたらどうなる?誰が息子を産もうと娘を産もうと、私がそちを中殿(チュンジョン)にすればあの者(ウンソン)は苦しむことになるだろう。」
イ・ガンは言いました。
「約束をお守りください。私はお待ちしています。」
チャヒョンは言いました。
「殿下。大提学(テジェハク)が明国から戻ったようです。」
ホン尚宮がイ・ガンに報告しました。
「明の皇帝が余を認めれば、私は正式に王になる。ウンソンが生きていても、何も変わらぬ。」
イ・ガンはチャヒョンに言いました。

便殿。
ソン・オクはイ・ガンに明国の使臣団が朝鮮に来てイ・ガンが王にふさわしいか見極めたがっていると報告しました。ユン・ジャジュンは怒りました。
イ・ガンは使臣が来る前に上王を見つけるよう全員に命じました。
ソン・オクはト・ジョングクを目を合わせました。

宮廷の一角。
ト・ジョングクは会って欲しい人がいるとソン・オクに言いました。

王の部屋。
オ・ウルンは上王が生きていれば復位を狙うだろうとイ・ガンに言いました。
イ・ガンは敵が事を起こす機会を待ち伏せしようと言いました。


妓楼。
ソン・オクはイ・フィと会って喜びました。
イ・フィはソン・オクに決起の日に大臣たちを誘導するように頼みました。
ト・ジョングクは上王が復位して玉璽(オクセ=ぎょくじ)を取り戻しさえすれば、チニャン大君を廃位できると言いました。
イ・フィはユン・ジャジュンとオ・ウルンを排除すればほとんどの大臣は優勢なほうに流れるだろうと言いました。
ト・ジョングクは反正(パンジョン)の計画を知っているのはウンソン大君とソン・オクと自分の三人しかいないと言いました。

妓楼の前に男たち(もと捕虜)が集まっていました。
「媽媽。」
男たちは門前でウンソン大君(テグン)を見つけてひれ伏しました。男たちは大君に助けられなかったらとっくに死んでいたのでこの命を媽媽に捧げますと誓いました。

ソン・オクはその様子を見て心を決めました。

朝廷。
ト・ジョングクは翊衛司(イギサ、上王を守っていた役職)から内禁衛(ネグミ)の従事官(チョンサガン)に降格した武官に声を掛けました。

妓楼。
ト・ジョングクはその上王への忠誠心溢れる武官をイ・フィに引き合わせました。
「殿下を、またお守りしてくれるか?」
イ・フィは武官に尋ねました。
武官は間者の一覧と賄賂の帳簿を見て驚きました。
武官は味方になりました。

王妃の部屋。
大妃キム氏はユン・ナギョムに診察を受けるように言いました。
ユン・ナギョムはキム氏に声を荒げ「私の体は私が守ります!」と言いました。
「本当に懐妊したのですか?答えてください!」
キム氏も強気で言いました。
しばらくして、御医がユン・ナギョムを診察すると、懐妊していないとは言えないと答えました。

ユン・ナギョムはもしかしたら、本当に懐妊したかもしれないと思い始めました。

夜のソン家。
チャヒョンはウンソン大君とルシゲに渡すための綿甲(防具)をクッタンと一緒に縫ってました。チャヒョンは「あなたの分よ」と今縫っている綿入れについてルシゲに説明しました。ルシゲは不思議な気持ちになりました。


ある日。
イ・フィとト・ジョングクとパク・キトゥクとルシゲたちは決行場所で打ち合わせをしました。イ・フィはト・ジョングクにオ・ウルンから討ち取るのだと命じました。ト・ジョングクは死を恐れませんでした。

反物店。
チャヒョンはクッタンと店に入りました。チョ・ヨギョンの妹分の女エランはチャヒョンを妓生の服に着替えさせました。
「お嬢様。気を付けてくださいね。」
クッタンはチャヒョンを見送りました。

チャヒョンはエランとともに店を後にしました。

妓楼。
イ・フィがルシゲとチョ・ヨギョンと待っていると、チャヒョンとエランが現れました。

王の執務室。
イ・ガンはソン・ドゥクシクを呼んで自分を補佐してほしいと頼みました。
「殿下。私は科挙も及第しておらぬ成均館(ソンギュングァン)の儒生でございます。おそれおおいことでございます。」
ソン・ドゥクシクは辞退しようとしました。
「三司(サムサ)の読書(ドクサ)からはじめてはどうだ。玉璽を管理する仕事もある。身分は高くはないが重要な任務だ。これはほんの手始めだ。余の影となり妹を支えるには出世しなければならぬ。」
イ・ガンは言いました。
「恐れ多い事でございます殿下。」
ソン・ドゥクシクはヒヤヒヤしながら答えました。

ソン・ドゥクシクがいなくなると、イ・ガンはオ・ウルンと話し合いました。
イ・ガンはソン・ドゥクシクが昇進を喜ばないのには理由があるのだろうと言いました。
オ・ウルンはヤンアン大君がト・ジョングクが怪しいと言っていたと報告しました。
イ・ガンはト・ジョングクを見張るように言いました。オ・ウルンは墓参りを見送ってはどうかと提案しました。


夜の妓楼。
ルシゲたちは武器を手入れしていました。
パク・キトゥクはルシゲに危ないと思ったら逃げるように言いました。

妓楼の一室。
チャヒョンはイ・フィと二人きりで話をしていました。
「明日が過ぎればすべてがもとに戻って私たちは婚礼を挙げて生涯添い遂げるのだ。だが覚えていてくれ。万一失敗したら、あなたとお父上は関わりを認めてはならぬ。機会は明日しかないゆえ次の祭祀まで待てぬ。帰って待っていてくれ。」
イ・フィは言いました。
「私は帰りません。媽媽(マーマー)を待っていた三年間、私は何を後悔していたと思いますか?お寺で媽媽と新婦の誓いを立てられなかった時に本当に結ばれなかったことです。もう二度とあんな思いはしたくありません。」
チャヒョンは涙を浮かべて言いました。
「だめだ。私は死んだことになっている。この世にいないのだ。」
イ・フィはチャヒョンの両手を握って言いました。
「私にとって媽媽は生きています。」
「捕虜になっていた間によかったと思っていたことが一つある。それは夫婦(めおと)にならずに戦に行ったことだ。生きて帰れずかわからず、いつ死ぬかわからなかったから。あなたを縛らずに済んだ。」
「嘘です。日ごとに私への恋しさが募ったのでは?怖くありません。私は今宵、媽媽の新婦になります。」
チャヒョンが言うと、イ・フィはチャヒョンを抱き締め口づけをしました。

部屋の外でルシゲが待っていました。
「何だよ。話が終わったらあたしが次に会うんだ。」
ルシゲは腕を引っ張るパク・キトゥクに言いました。
「今夜はお二人の話は終わらないだろう。」
「まだあたしの最後の話は終わってない。」
「お前には、私がいれば十分だろ。」
「耐えられない。ここが、とても痛い。ここが痛い。ここが、えぐられるみたい。」
「それは心が痛むからだ。すべてが終わって媽媽とお嬢様が婚礼を挙げられたら、私と一緒になろう。」
パク・キトゥクはルシゲを抱き締めました。
「嫌だ。あたしはフィと暮らす。」
ルシゲは泣きました。
「毎日心を痛めるつもりか?明日だけがんばったらもう大君をお守りする必要はない。これからは私がお前を守る。」
パク・キトゥクは言いました。
「あたしより弱いくせに。」
ルシゲはパク・キトゥクの足を踏みました。
「私だって強いぞ~。」
パク・キトゥクはうめき声を上げました。

部屋。
イ・フィはチャヒョンの上着を脱がせました。
チャヒョン布団に倒れると、幸せそうに目を閉じました。
イ・フィは紐を解こうとする手を止めチャヒョンを見つめると、熱い口づけをしました。
イ・フィは口づけをしながらチャヒョンの胸の紐を解きました。

翌朝・・・。
チャヒョンはイ・フィに服を着せてあげました。
「このままではならぬ。やはりあなたを遠くへ逃がして・・・。悔やんでも悔やみきれぬ。失敗すればあなたの命も無い。」
イ・フィは焦った様子で言いました。
「もう十分です。ここで私の人生が終わったとしても十分です。だけど、戻って来てください。」
チャヒョンはイ・フィに抱き着くと涙を流しました。
「戻って来る。」
イ・フィも目を閉じました。

王宮。
都承旨(トスンジ)のシム・ジョンはチャン尚宮を呼び止めました。チャン尚宮は心臓が飛び出そうなくらい驚いたものの、何とかその場をやり過ごしました。

大王大妃の部屋。
チャン尚宮は大王大妃シム氏に手紙を渡すと、シム・ジョンに気づかれたかもしれないと報告しました。
シム氏は「私もすべて知っているわけではない。都承旨(トスンジ)なら尚更だろう」と言いました。

イ・ガンの着替え部屋。
イ・ガンは祭祀(チェサ)用の服に着替えていました。
シム・ジョンは誰かがお命を狙っているかもしれないので墓参りは行かないほうがいいと進言しました。
オ・ウルンも同意しました。

妓楼。
イ・フィたちは庭から檀上にいる上王のイ・ミャンに向かって拝礼しました。
イ・フィはパク・キトゥクに上王とチャヒョンを預けました。
チャヒョンは「皆さん、どうかご無事で」とみんなに言いました。
チョ・ヨギョンも「宴の用意をしてお待ちしています」と皆に言いました。

「あれは、身に付けた?怪我しないでね。」
チャヒョンはルシゲに尋ねました。ルシゲは裾をめくって綿甲をチャヒョンに見せました。

イ・フィはチャヒョンの手を握って見つめ合いました。

「さあ、行くぞ。」
イ・フィはみんなに言って門を出ると、仲間たちは出発しました。

パク・キトゥクはルシゲの手に触れようとして、触れられませんでした。

王宮。
イ・ガンは国王の輿(こし)に乗って出発しました。

夕方の妓楼。
イ・ミャンはツツジの花を摘んで無邪気に遊んでいました。

イ・フィたちは刀と弓で武装して襲撃ポイントに向かっていました。

感想

不滅の恋人18話の感想です。ウンソン大君とソン・ジャヒョンが一夜を共にしてしまいました!結婚前でも、どのみちこれからずっと一緒にいるなら、してもオッケーみたいな?ダメでも結ばれておきたいの!って感じ?この二人の愛はもう止められません。

ルシゲは「ここ(胸)が痛い」とパク・キトゥクに正直に言って、そんなルシゲのことが愛おしくてたまらないキトゥク。いつの間にパク・キトゥクはルシゲのことが大好きになってしまったのでしょうね。この場面は面白かったです。動物的な意味で、別の雄が発情している雌のおこぼれ頂いちゃうって感じですかね。もしも一夫多妻が認められる世の中なら、ルシゲの想いは叶ったのかも。なんちゃって。でもそういうことって、一夫多妻の世の中ではあるんじゃないかな、と思いますよ。

お話は、イ・ガンを倒すために主人公たちが仲間を増やして決起する場面になりました。悪党を倒すためには、すべての計画を知っている人がごく少数だけで、あとはリーダーに従うだけ。主要な数人以外は、別においしい思いができるわけではありませんが、命を懸けてくれています。みなさんなら・・・下っ端だとしても、ウンソン大君に命を懸けられるでしょうか???もしもこれがリアルだったら・・・本当にできるでしょうかね!?

命がけの戦いと、Hなお話は、切っても切れない関係ですね。そもそも人間の雄が戦う理由って、エロしかないじゃないですか。それ以外に理由ありますかね?何のために男が汚い手を使ってでもお金儲けするかといえば、やっぱり性欲のためでしょう。好みの女性(または愛する男性)と本願を成就させたいという、それ以外に理由はあるのでしょうかね。

単純なんですよね。

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