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不滅の恋人(大君~愛を描く)2話のあらすじと感想: 青年期の大君と令嬢との出会い 대군 - 사랑을 그리다

不滅の恋人2話

不滅の恋人2話のあらすじ

あらすじ

朝鮮の王宮の庭園。成長したウンソン大君イ・フィは内侍(ネシ)のパク・キトゥクとともに池に白菊の花を浮かべ、ヨニの冥福を弔っていました。
「ヨナ(ヨニ)よ。そちはどうしておるか。もう大きくなったであろうか。気になっておる。もうそちの姿を思い出せぬ。」
イ・フィは自分を慕っていた亡き少女を思い、呟きました。

イ・ガンは木の後ろに隠れて弓を番(つが)え、池の淵に佇むイ・フィに狙いを定めました。そして、矢を放ちました。矢は花に当り、白い菊が水の中に沈みました。

狩衣(かりぎぬ)姿のイ・ガンがイ・フィとパク・キトゥクの前に現れました。
「お見それしました。狙われたらひとたまりもありません。はぁ。」
イ・フィは兄のカンに言うと、ため息をつきました。
「なにを考えていたのだ?人の気配に気づかぬとは。池に花を浮かべて遊んでおるのか?どうした。ここで何をしている。」
イ・ガンは弟に言いました。
「矢がもったいないです。無駄にしないで。」
イ・フィは兄に言いました。
「狩りに行こう。」
イ・ガンは弟の肩に手を回して誘いました。
「興味はありません。勉強しないと叱られます。」
イ・フィは断りました。
「叔父上に誘われたと言え。母上も父上も叔父上の言う事なら聞いてくださる。」
イ・ガンは誘いましたがフィは再びため息をつきました。


王宮の一室。
ヨン尚宮(サングン)は未婚の娘を数人集め、両班の令嬢としての所作(しょさ)、立ち方や歩き方を教えていました。高官の娘ソン・ジャヒョンは自分の衣の裾を踏むと床に転んでしまいました。少女たちはチャヒョンの姿を滑稽と思って吹き出しました。ヨン尚宮(サングン)は「ナギョム様を見習ってください。(ナギョム様は)嫁ぎ先が決まってからもお越しになられてます」とチャヒョンに言いました。チャヒョンは「私、結婚する気がないから(親の希望で仕方なく通っているの)。」と言い返しました。ヨン尚宮(サングン)は両班の女生徒たちに座り方とおじぎのやり方のお稽古を始めました。

チャヒョンは「(厠に)用があるので」と礼法教室を抜け出しました。侍女のクッタンは「行ってはなりませぬ」と立ちはだかりましたがチャヒョンは街に繰り出しました。

王子のイ・フィは私服姿でパク・キトゥクを供に市場を見物していました。

チャヒョンはクッタンと一緒に書画店(画材店)に行きました。
「ようこそお越しくださいませ!」
店主はチャヒョンを見るなり青色の顔料が入ったツボを背後に隠しました。
「今日は入ったの?」
チャヒョンは青い顔料が入った壺をすかさず見つけました。店主のおじさん(パク・ヨンス演)は「アイゴお嬢様。私めはお嬢様にお売することができません。青色は王宮に収める品なので手にすることはできません。」と非売品であることを強調しました。チャヒヨンは主人から青色の顔料が入った瑠璃(るり=ガラス)の壺を奪いました。
「主人(チュイン)は青色を知らないの?これはまさに青色よ。何か月も前から待っていたの。これは私が貰います。」
チャヒヨンは顔料を手に取ると、店主ともみ合いになり壺の蓋が取れてしまいました。顔料がチャヒヨンのチマと床一面にこぼれてしまいました。
「アイゴ!青色は百両するんですよ!」
主人はわざとらしく大きな声で言いました。
「え?百両も?」
クッタンは驚きました。
ちょうどその頃、イ・フィとパク・キトゥクが店に入って来ました。
「これ。ひゃ・・・百両もするの?」
チャヒヨンは言いました。
「王宮で使われる貴重な顔料です!すぐに弁償してください!」
店主は大げさに声を荒げました。
「だけど今すぐ百両を払えと?」
チャヒヨンは戸惑いました。
「売り物にならなくしたくせに、すぐに払ってくださいよ!お金が無いなら代わにこの奴婢(ノビ)でもいいですよ。」
店主はいやらしくクッタンの肩に手を回しました。
チャヒヨンとクッタンは、とても戸惑いました。
イ・フィはチャヒョンのチマから青い顔料を指に取ると、舌で舐めてみました。
「何色だ。何色に見える?」
イ・フィは舌を出すとチャヒョンに見せました。チャヒヨンは「黒」と答えると、イ・フィはその顔料が松の煤(すす)を混ぜた偽物なので一両の価値しかないと言いました。イ・フィは店主に捕盗庁(ポドチョン)に捕まりたいのかと言うと、店主は跪(ひざまず)いて許しを請いました。イ・フィとソン・ジャヒョン、パク・キトゥクは店を出て行き、クッタンは店主の目の前の床に一両を投げました。

街。
ソン・ジャヒョンはイ・フィにお礼を言いましたが、イ・フィは「絵を描くくせに顔料にも疎いのだな」とチャヒョンをバカにしました。チャヒョンはなぜ絵を描いていることがわかったのか不思議に思いました。イ・フィは「そなたから梅の顔料の匂いがする」と答えました。チャヒョンはチマをめくった無礼を謝罪して欲しいとフィに言いました。イ・フィはため息をつくと
「私はそなたの礼を拒んだゆえに詫びは省こうと思う。今日のことはお互いになかったことにしよう。」
イ・フィはそう言うと立ち去ろうしました。
ソン・ジャヒョンは若君の無礼な言動が癪に障り、イ・フィに向かってその生意気な態度はどこの家の者かと尋ねました。イ・フィは「観光房(カングァンバン)の李氏(イシ)だ。訪ねて来るがよい。私を忘れるでないぞ。この顔と、声を。」とソン・ジャヒョンに顔を近づけてからかいました。チャヒョンは「男は皆あんな風に無礼だからお嫁に行きたくない!」とクッタンに言いました。クッタンは「お嬢様も同じでしたよ」と言いました。

イ・フィは無礼なチャヒョンに出会い「世の中の女人(にょにん)は皆ああなのか?」とパク・キトゥクに言いました。パク・キトゥクは「若様も無礼と言われても仕方ないようです」と答えました。

両班のチョン家。
チョン・ソルファは友人ユン・ナギョムに茶を注いであげました。ソルファは「もう少し待っていたら(お見合いを先延ばしにすれば)宮夫人(クンブイン=王妃)になれたのに。もうすぐお妃選びが始まるわ」とナギョムを立てました。ナギョムは「(ご病弱な)殿下には興味ないの。私が興味あるのは大君の将来よ」と言いました。

松林。
「はぁ~!」
イ・ガンは狩衣姿で従者を従え、馬でイノシシを追いかけていました。イノシシは竹林に入り、供の者は鳴り物でイノシシを追い立てました。
イ・ガンは馬上から茂から出て来てた獣に矢を放ちました。


王宮の便殿(ピョンジョン)。
(左議政派)大臣のキム・チュは「世子(セジャ)ではなく世弟(セジェ)をお世継ぎに定めるなどとんでもございません!殿下はまだお若いのです。喪が明けたら新たな中宮を迎え、お世継ぎを迎えればよいのです」と発言しました。
(右議政派)大臣のパク・プギョンは「即位されて三年になりました。殿下は二十年世子(セジャ)であられました。妃をお迎えになられてもお世継ぎに恵まれず、しかも中宮もおわさない。世子がいないのであれば国本に弟君を据えられるべきだ!」と発言しました。
(左議政派)大臣のキム・ジョンは「今のご発言は謀反と見なされますぞ旦那様(オルシ)。」と発言しました。
(右議政派)大臣のチョン・ヨンは「口を慎まれよ!君主を諫めるのは臣下の務め。今は北方から女真族(ヨジンジョク)が侵入し、南方では海賊の横暴が後を絶たない。このような時こそ国本(クッポン)を定めておくのが道理です!」と発言しました。
(左議政派)大臣のソン・オクは「物事には順序があります。国本選びも大事ですが、今は中宮をお迎えになるのが先かと」と発言しました。
(左議政派)国王のイ・ヒャンは(先王の)喪が明けた間もないため、後の事は大妃(テビ)様と話し会うと言いました。左議政のキム・チュは早くお妃をとしつこく訴えました。

右議政パク・プギョンの側。
国の会議が終わり、右議政のパク・プギョンは部下のチョン・ヨンに「左相(チャサン、左議政)は自分の娘を王様の妃にして国舅(クック)になりたいらしい」と噂しました。チョン・ヨンは「側室の娘は故郷で養生しているそうだ。大妃殿は体の弱い妃はお嫌いだろう」と言いました。パク・プギョンは「官擇(カンテ、妃選び)よりも世弟(セジェ)をはっきりさせなければならない」と言いました。

左議政キム・チュの側。
四人の大臣が回廊を歩いていました。
ソン・オクは「ヒョ嬪媽媽(ヒョビンマーマー、国王イ・ヒャンの側室)はご快方に向かっておいででしょうか?」とキム・チュに尋ねました。
キム・チュは娘はもう王宮に戻ってもよい頃だとだけ答えました。
大臣の一人は「ヒョ嬪様には早くお戻りになられて主上(チュサン)をお支えしてほしい」と言いました。
大臣の一人は「慎重に慎重を期すべきです」と言いました。

王宮の一室(秘密の部屋)。
部屋の窓に「安産方囲図」が貼られ、四人の医女(イニョ)らによって出産の準備が整えられました。
部屋に大妃シム氏が入って来ました。チャン尚宮(サングン)はお腹のお子様には問題なさそうですと答えました。大妃シム氏は出産までにヒョ嬪(ビン)を呼び戻すようチャン尚宮(サングン)に命じました。

王宮からチャン尚宮が密かに乗った輿が出発しました。

イ・フィはパク・キトゥクとともに王宮(自宅)に帰りました。

大妃シム氏は都で遊んできたイ・フィを厳しく叱りました。


狩場。
犬にも褒美の肉が与えられました。
従者たちは猪を焼いて酒を飲み休んでいました。
「はっはっはっは。遠慮なく食え。肉は久しぶりであろう。お?今日、宮では世弟(セジェ)を国本にするかどうかでもめておった。喪(国葬)が明けたので、そろそろ刺激しておかねば。」
ヤンアン大君はイ・ガンに肉を切り分けて与えました。
「私の妻になるのはユン氏の娘です。父親がいないので力もありません。」
イ・ガンは叔父に尋ねました。
「先王が決めた縁談だ。受け入れるしかない。かわりにそなたが力を与えればよい。あの家の息子がうちに出入りしている。もうじきお前の義兄になる。世継ぎがいな今、王位に近いのはそなただ。弓はしばらくやめて、馬に慣れろ。近々撃毬(キョック)が開かれる。先王も王妃も亡くなり国中が悲しみにくれている。民心を慰めるため私が王様に提案しておいた。」
ヤンアン大君はイ・ガンに策を与えました。
ヤンアン大君は甥に酒を注ぐと二人は乾杯しました。
すると、僧侶が数人現れ「けえしからん!王族とは言え仏様の前で無礼だぞ!出て行け!」と大君を叱りました。頑固な老僧は怯える弟子に連れられて寺に帰りました。
ヤンアン大君とイ・ガン、そして兵士たちは無力な僧侶をあざけりました。


大妃のシム氏はパク・キトゥクを鞭打ちイ・フィが勉強を怠っていると身代わりに罰を与えました。イ・フィは「勉強すれば何を企んでいるか疑われ、しなければ王室の恥だと叱られる。一体どうすればいいのですか」と涙ぐんで母につらい気持ちを訴えました。

イ・ガンは叔父の入れ智慧通り、いい噂を広めるため僧侶に「寺を汚したのだから宿坊も建ててやろう」と金を渡しました。

大妃シム氏は王妃が選ばれるまで王宮を出て暮らすようイ・フィに言いました。そしてシム氏は密かにヒョ嬪を帰郷させているのは世継ぎの出産のためだとフィに明かしました。フィは「お喜び申し上げます」と二心ない気持ちを述べました。そして自分もまた「(政治には関われないのでせめて)心から愛する人と結婚したいです」と母に言いました。

ソン・ジヒョンが自宅に帰ると母のアン氏は娘の部屋で菓子を食べながら夫人たちと賭け事をして遊んでいました。夫人たちはチヒョンが部屋に現れると逃げるように去りました。アン氏は「せっかく勝ってるところだったのに!」とがっかりしました。

ソン家の庭。
ソン・オクが息子のソン・ドゥクシクと一緒に帰宅すると、夫人たちがすれ違うように主人に一礼して屋敷から出て行きました。

ソン・オクとソン・ドゥクシクがチャヒョンの部屋に入ると、チャヒョンは母を背中に隠しました。ソン・オクは娘の汚れたチマを見て、次に掛札を見つけてアン氏を叱りました。アン氏は薬菓(ヤッグァ)や果物を賭けただけだと言い訳しました。ソン・オクは「娘を嫁に行かせない気か」とアン氏を叱りました。


日が暮れて夜になりました。
イ・ガンは猪と虎、キジを長兄(ちょうけい)で国王のイ・ヒャンに献上しました。イ・フィもその様子を見守っていました。イ・ヒャンは「母上」にもお裾分けをするようにカンに言いましたが、カンは「兄上が直々に大妃(テビ)様にお渡しください」と固辞しました。

王宮の一角。
イ・フィは兄イ・ガンと兄弟らしい時を過ごしていました。
イ・フィは「私には(獲物を)分けてくれぬのですか」と兄に尋ねました。
イ・ガンは「帰るなら日が暮れてからにしろ」と兄らしく大妃に見つかってこっぴどく叱られたことを気遣い「侍従の傷に使うとよい」と軟膏を弟にあげました。
話はフィの結婚の話題になり、イ・フィは「よい人がいれば結婚したいが、外の女人(にょにん)はまったく・・・」と痛い目に遭ったようなことを言いかけました。イ・ガンは「この兄は騙せないぞ。話してみよ」と弟の肩を抱きました。「なんでもありませんよ」とイ・フィは弟らしく言いました。

左議政キム・チュの家。
お腹が大きくなったヒョ嬪が輿に乗りました。
チャン尚宮(サングン)はキム・チュとキム・グァン(王妃の兄)に「大妃媽媽(テビママ)のご命令で秘密裏に王宮にお連れします。お産の秘密は主上と大妃媽媽しか存じません」と報告しました。

大妃の部屋。
国王のイ・ヒャンは弟を世弟(セジェ)にすると母の大妃シム氏に言いました。
大妃シム氏は反対して王子が生まれたらヒョ嬪を中宮にすると言いました。
大妃はヤンアン大君がカンを王にしたがっていえることを知って警戒していました。

王宮の門。
チャン尚宮(サングン)は輿の扉をを開けると「担ぎ手が疲れているので歩いて戻ったのです」と門番に中を見せました。輿には誰も乗っておらず、兵士は王宮に入ることを許しました。

輿が王宮に到着すると、奥に隠れていたヒョ嬪は数人の女官に囲まれて姿を隠され秘密裏にお産部屋に入りました。


次の日。
イ・フィは本物の青色の顔料を眺めて「何を描く気だったのだろう」とソン・ジャヒョンを思い出してため息をつきました。イ・フィは青墨を付けた筆を走らせ花(菖蒲)を描くと生意気なチャヒョンのことを忘れようとしました。

ソン家。
ソン・ジャヒョンも庭で顔に墨を付けて菖蒲の絵を描いていました。クッタンは「どうしてそんなにいかにも描いてますって感じになるんです?旦那様も若様(トリョンニ)も字を書く時には墨を一滴も零されないのに」と言いました。チャヒョンは「夢中で描いていると自身(チャシン)すら忘れてしまうのよ。クッタンは芸術をわかってないわね」と言いました。

ソン・ジャヒョンは菖蒲の輪郭を墨で描くと「生きている物が描きたいの」と紙をくしゃくしゃにしてしまいました。ソン・ジャヒョンは「牛や馬、大きな物が描きたいの」と言いました。そして宋の国の画員(ファウォン)の試験では「馬」を描く課題が出されたのに花や馬を描いた人はみんな落第して「(馬が撒き上げた)土埃の中を蝶が舞う絵が合格したのよ」と言いました。
「見えない物を描くにはいろんなものを描いてみなきゃ・・・。」
チャヒョンは筆を走らせました。
クッタンは「馬を描くには撃毬がいいですよ(凛々しい若様もおいでになりますし)」と言うとチャヒョンは年頃の娘らしく喜びました。

撃毬(キョック)の練習場。
イ・ガンは相手チームのリーダーで弟のイ・フィが馬に乗って撃毬の練習をしている様子を見ていました。イ・ガンは部下(ソン・ドゥクシク、チャヒョンの兄)からウンソン大君は書画だけでなく馬術も優れているという話を聞くと、何か手を打っておかねばと思いました。弟のイ・フィは無邪気に兄に手を振りました。イ・ガンは兄らしく応じました。


撃毬の当日。
都の人々(両班と中人)が試合を見に集まってきました。使用人(奴婢)はそれぞれの若君の馬の手入れをしていました。イ・ガンの部下(ソン・ドゥクシク)はウンソン大君の馬に細工を施しました。

ソン家。
ソン・ジャヒョンも撃毬を見に行きたいと父におねだりをしました。
父ソン・オクはチャヒョンを無視して試合に出る息子のソン・ドゥクシクと一緒に出かけました。
アン氏は娘を置き去りにすると、ソン・オクの後に続きました。

ソン・ジャヒョンは「行こう」とクッタンを連れて家を出ました。

撃毬の試合場。
大妃シム氏と国王イ・ヒャンも試合を見に来ました。
ユン・ナギョムもチョン・ソルファと試合を見に来ていました。

イ・フィは部屋でパク・キトゥクに着替えさせてもらっていました。

角笛が鳴ると、二人の大君(テグン)はそれぞれ4人のチームに分かれて馬に乗って現れました。

「ちょっとすみません。」
ソン・ジャヒョンは人をかきわけて試合を見に来ました。

妓生(キーセン)の女が赤い玉を投げました。玉は陣地の中央に落ちました。試合が始まりイ・フィとイ・ガンはそれぞれの部下を率いて赤い玉を長い杖で拾ってゴールを目指しました。イ・ガンは玉を拾うと仲間のソン・ドゥクシクに渡しました。イ・ガンのチームは1点を専制し、人々は熱狂の渦に巻き込まれました。

イ・フィは玉を拾うとイ・ガンの杖をかわしてゴールに投げ1点を取り返しました。

イ・ガンの部下は、イ・フィの部下を棒で殴りました。

イ・ガンは部下と目配せすると、部下は王子のイ・フィに体当たりをして落馬させました。イ・フィはうめき声をあげてしばらく地面にうずくまりました。

イ・ガンのチームにいたソン・ジャヒョンの兄は、妹の姿を見るなり馬から降りて追いかけました。ソン・ジャヒョンは兄を見て一目散に逃げました。

イ・フィは起き上がると観衆に健在をアピールしました。チョン・ソルファは王子が無事で安堵しました。

イ・フィが馬に乗ろうとすると、馬の体から血が滴っていました。馬に傷がつけられていました。
「青組!交代!」
審判が言いました。

「ソン・ドゥクシクはどこだ?」
イ・ガンは試合が始まろうとしているのに部下がいないことに気が付きました。

ソン・ジャヒョンは建物に逃げ込みました。ソン・ドゥクシクはチヒョンがいないと思い、外に出て行きました。

ソン・ジャヒョンが入った部屋はウンソン大君の控室でした。

イ・フィは馬医(マイ)に馬の治療を頼みました。馬医は、馬に偶然釘が刺さることはあり得ないと言いましたがイ・フィは何も言わずに治療するよう命じました。パク・キトゥクもまた王子の身の危険を案じていましたが、フィはキトゥクに試合を見て来るよう命じました。

イ・フィが部屋に入るとソン・ジャヒョンは「どうすれば!」と慌てて身を隠しました。イ・フィは苛って物を床に投げるとソン・ジャヒョンはびっくりしました。

試合は4対4のまま進められました。

イ・フィの部下も相手の頭部を殴ろうと棒を振り回しました。イ・ガンの部下は杖で身をかわすとさらに点を入れました。

尚宮(サングン)は大妃シム氏に耳打ちすると、国王のイ・ファンと大妃シム氏は席を立ちました。イ・ガンは母と兄がいなくなったことに気が付きました。

イ・フィは布を盥(たらい)の水に浸すと腕の傷の血を拭おうとして痛そうな声を出しました。気になったソン・ジャヒョンは大君の裸の背中を見て思わず声をあげそうになりました。イ・フィは机の上に置かれていたソン・ジャヒョンの馬の絵を手に取ると、垂れ幕の向こう側にチマが揺れていることに気が付きました。フィは不機嫌そうに刀を抜くと布を斬りソン・ジャヒョンを見つけました。
「あの時の!?」
「観光坊の・・・?」
二人は目が合いました。

感想

不滅の恋人2話の感想です。イ・フィとソン・ジャヒョンが初めて出会う場面です。大きくなったイ・フィは弟らしくイ・ガンは兄らしく兄弟として顔を突き合わせていますが、内心では互いをよく思っていないようですね。そしてなんと、イ・ガンの部下にソン・ジャヒョンの兄ソン・ドゥクシクがいます。どうしてこうなっているのか、わかりませんが、ソン・オクは左議政の側の人間ですよね。

全20話のうち、早くも10分の1が終わってしまいましたが、皆さんは面白かったでしょうか?私は正直言って、今の段階で続きが気になるほど面白いとは思えず、むしろ、その逆でつまらないと思ってしまいました。なぜならはじめから結論ありきのネタバレがあって、イ・フィはソン・ジャヒョンと1話の段階から愛し合っていて、2話の段階ではお互いに悪い印象を持っていたとしても、いずれは好き同士になることがわかていますし、イ・ガンのつけいる隙がないことも明らかになっています。この演出は、はじめからゲームのストーリーがわかってしまっているという「ネタバレの攻略本を読んでからゲームで遊ぶ」のと何が違うというのでしょうか?楽しみを先取りしちゃってる点がどうにも納得がいきません。「ラスボスはアイツだ!」ということがわかっているゲームは面白いですか?

そんな感じでして、明るいソン・ジャヒョンとお供のクッタン。清らかな武人イ・フィとお供のパク・キトゥク。悪役のイ・ガンと、従者ソン・ドゥクシク。悪役のユン・ナギョムとチョン・ソルファ。

なんだか、どこが面白いのかなぁというのが今日の時点での感想です。

中身はどうでも、この手のドラマは見た目の映像を楽しむのかもしれませんね。
後でちょっと冷静になってみると、チャヒョンの兄ソン・ドゥクシクはイ・ガンの味方なんですよね。これからどうなるのか、楽しみでもあります。
注目すべきは、やはり明るさ、ひたむきさ、ですかね。今の世の中は悪や暗い人や臆病な人って、残念ながら嫌われてるじゃないですか。だから必死で一生懸命明るく生きなきゃ貧乏人以外は相手にしてくれない。そんな世の中だからこそ、韓国では「明るく元気」が流行っているのでしょうね。

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