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不滅の恋人(大君~愛を描く)14話のあらすじと感想: 拷問されるソン・ジャヒョン!イ・ガンは国王に即位するもやる気なし…대군 - 사랑을 그리다

不滅の恋人14話

不滅の恋人14話あらすじ

目次

不滅の恋人(大君~愛を描く)14話のあらすじと感想です。

あらすじ

国王となったイ・ガンの寝室に呼ばれたソン・ジャヒョンは簪(かんざし)を髪から抜いて武器にしてイ・ガンを突き刺そうとしました。
「あなたを、殺す!」
「殺してみよ。私を刺すのだ。ウンソンを私が殺したと思うか?いや、ウンソンは、自ら逃げて死んだのだ。」
「いいえ。あなたが大君(テグン)を死に追いやったのです。罪のないあの方に誰が罪を着せたのですか!私のあの人を誰が罪人にしたのですか!」
「ホン尚宮はそこにいるか!」
イ・ガンは起き上がるとホン尚宮を呼びました。
「はい殿下。お帰りいただくよう申し上げたのですが。殿下。」
嫉妬したユン・ナギョムが勝手に部屋に入って来て、ホン尚宮は国王に釈明しました。
「お嬢様を連れて行け。誰にも家族にも会わせてはならぬ。一歩も外に出てはならぬ。」
イ・ガンはホン尚宮にチャヒョンを幽閉するよう命じました。
「はい。殿下。参りましょう。」
ホン尚宮はソン・ジャヒョンに対し恭しい態度で接しました。
「お前がここまで来るとは。」
ユン・ナギョムはソン・ジャヒョンに言いました。
「私も殺されるのですか?テガム。」
チャヒョンはイ・ガンを大監(テガム)と呼びました。
「大監(テガム)?」
ユン・ナギョムはチャヒョンの無礼な呼び方に顔を歪めました。
「今はまだその時ではない。ここまで来たのだ。あなたを易々(やすやす)と手放さぬ。」
イ・ガンは荒々しく息をしながら言うと、床に倒れました。
「殿下!誰かおらぬか!」
ホン尚宮とユン・ナギョムがイ・ガンのもとに駆け寄りました。
ソン・ジャヒョンは冷たい表情で倒れたイ・ガンを見ていました。

チャヒョンは内人(ナイイン)たちに両腕を掴まれ連れて行かれました。
テビ殿のチャン尚宮はイ・ガンの寝殿から若い女人が連れて行かれる様子を見て、部下に誰が連れて行かれたのか調べるよう命じました。

チャヒョンは部屋に閉じ込められ、外から鍵を掛けられました。

国王の寝殿。
御医はイ・ガンを脈診すると、ユン・ナギョムに病状を報告しました。
「薬酒の飲みすぎか、もしかしたら合わぬ薬を飲まれたのでしょう。熱と吐き気がございますので生姜汁と黄連解毒湯をご用意します。今夜中にご快方に向かわれるでしょう。」



流刑地。
ルシゲは指笛を吹いていろんな場所で合図を送りましたが、返事はありませんでした。ルシゲはウンソン大君が住んでいた家に入ると桶の中の水を飲んで食糧を食べました。
「誰だ。」
背後からルシゲの首に刀が突きつけられました。ルシゲが抵抗して表に出ると、男の顔が月明かりで照らされました。
「ルシゲ?」
「キトゥク?」

幽閉部屋。
ユン・ナギョムは「殿下の伝言がある」と嘘をついてチャヒョンに会いました。ユン・ナギョムは「殿下のお酒に何を入れた?媚薬か?」とチャヒョンの顎を鷲掴みにして問い詰めました。チャヒョンが「媚薬ではなく毒薬よ」と答えると、ユン・ナギョムは「中殿(チュンジョン)媽媽(ママ)と言え!」とチャヒョンの頬を叩きました。
「お前は毒を盛った。もはや生かしてはおけぬ。」
「殺したければ殺してちょうだい。死ねば愛しい愛しいあの人に会えるから。そうすればやっと結ばれるの。」
「当然殺してやる。その前にお前が誰の手引きで来て殿下の部屋に入ったのか白状させてやる!」
「勝手にして。私は女人としての操を守ろうとしただけよ。」
「誰かおらぬか!ただちに監察尚宮(カムチャルサングン)を呼んで来い。罪人を拷問せよ!」
ユン・ナギョムはプドゥル(侍女上がりの内人)に命じました。


流刑地のウンソン大君の家。
ルシゲはウンソン大君(イ・フィ)とチュンとトクマンとホチに会いました。
「フィ、なの?フィ・・・・え~ん。えんえん・・・え~ん。」
ルシゲはイ・フィの頬に触れると泣き出しました。
「すまなかった。驚いたか?」
イ・フィはルシゲの肩に触れて頭をなでて慰めました。
「危険な作戦でした。大君のお命が危ぶまれました。」
ト・ジョングクは言いました。
「それしか他にどうすることもできませんでした。」
パク・キトゥクは言いました。
ルシゲはどうやって生き延びたのかフィに尋ねました。

回想シーン。
ト・ジョングクがイ・フィの寝室に入って、父ト・ヨンスの仇を討とうとしようとしたところをパク・キトゥクに背後から襲われ意識を失いました。目が覚めたト・ジョングクに優しく水を与えようとするパク・キトゥクはイ・フィが謀反の罪を着せられたことを説明しました。イ・フィはト・ジョングクを説得しました。

ト・ジョングクはウンソン大君が元捕虜のトクマンとチャンとホチと再会して慕われているところを見て首をかしげました。

回想シーン2。
「大君のおっしゃる通りでした。奴らは大君を殺そうとしています。父が生前、大君のことをこう申しておりました。かわいそうなお方だ。チニャン大君の野望を阻むために、仕方なく王室と朝廷の大臣に従っておられるのだと。」
イ・ガンの手下のオ・ウルンとチェウンが島にやって来たため、ト・ジョングクはウンソン大君に報告しました。
「そなたの父は、この国は長子が継承すべきと考えていた。必ず都城(トソン)へもどり、忠臣たちの無念を晴らし真相を明らかにして見せる。」
イ・フィは言いました。
ト・ジョングクはウンソン大君への忠誠心を示しました。
イ・フィは自分に似た遺体を見つけて来るようト・ジョングクに命じました。

回想シーン3。
イ・フィは服の内側に鎧を身に付けて、胸に血の入った袋を付けました。

回想シーン4。
海岸の岩場に追い詰められたウンソン大君がオ・ウルンと刀を交えているところにト・ジョングクには矢を射ました。ウンソン大君は海に落ちました。

イ・フィは岸にあがって、パク・キトゥクとチュンとトクマンたちと合流しました。元捕虜たちは遺体に矢を挿して顔を石で叩いて細工しました。

朝になり、オ・ウルンとチェウンは遺体を見て納得しました。


家の外。
パク・キトゥクはルシゲになぜお嬢様と一緒に都城(トソン)に帰らなかったのか尋ねました。ルシゲはキトゥクの遺体がなかったからフィは生きていると思ったと答えました。二人は早くチャヒョンに知らせてあげたいと思いました。

家の中。
ト・ジョングクは都城(トソン)に行った船が戻って来るまで二日かかるとイ・フィに言いました。
イ・フィは早くチャヒョンに生存を知らせないといけないと焦っていました。
「軍船もありますが媽媽と他の人がお乗りになるのは難しいかと。媽媽の婚約者と知っていたらあの方にもお知らせしたのですが。」
「そなたは悪くない。あの者たちがここまで来るとは思ってなかった。」
「それにしてもすごいお方です。媽媽(マーマー)を追って女人でありながらここまでいらっしゃるとは・・・。」

イ・フィは桟橋に行くと夜空を見上げてチャヒョンの身を案じました。パク・キトゥクはお嬢様は耐え抜いたので大丈夫だろうと慰めました。
「あの時とは違う。私の遺体を見たのだ。彼女が心配だ。」


日中の大王大妃(テワンテビ)の部屋。
チャン尚宮は、大王大妃シム氏と大妃キム氏、幼い先王に、女命婦(ネミョンブ)の女人の誰か(高貴なお方の令嬢)が幽閉されているようだと報告をしました。

王宮の一角。
ユン・ナギョムは監察尚宮(カムチャルサングン)と宮女に命じてチャヒョンの服を脱がして拷問を加えさせました。
チャヒョンは縛られたまま正座させられて太ももを鞭打たれました。
「私をすぐに殺さず拷問しているところを見ると、罪のない人たちを巻き込む気?真相なんてないわ。殺しなさい。」
チャヒョンは言いました。ユン・ナギョムはさらに厳しい拷問を加えるよう命じました。

朝廷。
シム・ジョンはイ・ガンに一刻も早く学者を呼んで臣下とともに王としての經筵(キョンヨン、王としての勉強)をするように進言しました。
イ・ガンは王になりたてで、やるべき事が多いので今はやらないと断りました。
「それでは民の声を何も聴いていないのと同じです。」
パク・プギョンも苦言を呈しました。
イ・ガンは先の兄上も經筵(キョンヨン、경연)を行わなかったと言うと、大臣は「先の王様はお体が弱かったからです」と言いました。

ヤンアン大君は大提学(テジェハク)が明国に国王の任命書を求める上奏文を出すべきだと助け舟を出しました。

大臣たちは皆黙ってしまいました。

大提学(テジェハク)のソン・オクは会議の場にいませんでした。

イ・ガンは、ひとまず「初代国王に習いこの国を強い国にする」と言いました。


王宮の庭。
ホン尚宮はイ・ガンにチャヒョンがユン・ナギョムと監察尚宮に拷問されて、令嬢を拷問してはいけないという法に反することをしていると報告しました。

拷問の場。
尚宮が濡れた布を一枚ずつチャヒョンの顔に被せました。チャヒョンは息ができなくなって苦しみました。
「苦しいだろう。息が出来なくなり死ぬのだ。だから言え。」
ユン・ナギョムはチャヒョンに意地悪く言いました。
チャヒョンの呼吸が止まりました。
「何をしている!」
イ・ガンは震える手で布を取りました。チャヒョンはぐったりしていました。
「この者をすぐに運ぶのだ。御医を呼べ。余の命令に背いて部屋から連れ出した者は全員追放する!次に鍵を開けた者は打ち首とする!」
イ・ガンは怒りました。

女官たちは逃げるように去りました。

「中殿(チュンジョン=王妃)としての法も知らぬのか。」
イ・ガンはユン・ナギョムに言いました。
「あの女は殿下を殺そうとしていました。八つ裂きにしても足りません!」
ユン・ナギョムは言い返しました。
「殺すときは私が殺す!わかったな?」
イ・ガンは怒鳴りました。
「殿下の即位に命を懸けた私にどうして酷い仕打ちをするのですか?」
ユン・ナギョムは言い返しました。
「感謝の言葉を言ってほしいなら夫人はよく考えろ。」
イ・ガンは、前にユン・ナギョムが言ったように親子でも王座は分け合えないのに夫人に王の権限を与えられることはできないと言いました。
「まだ夫人(プイン)と言うのですか?中殿(チュンジョン)と言ってくれないのですか?ここは私邸ではないのです。」
「夫人を中殿(チュンジョン)とは決めておらぬ。夫人が国母にふさわしいかまだ判断がつかぬ。」
イ・ガンは言いました。
イ・ガンとユン・ナギョムは険悪な関係になりました。


流刑地。
ト・ジョングクはイ・フィに都城(トソン)に戻ったら協力したいと申し出ました。
イ・フィはしばらく寺で働きながら身を隠すと言うと、ト・ジョングクは身を隠すための寺を紹介すると言いました。

大王大妃の部屋。
イ・ガンはユン・ナギョムとともに大王大妃に挨拶しました。
ユン・ナギョムはチャヒョンが「ウンソン大君のことで恨みを抱いている(のでもっと罰してほしい)」と訴えました。
大王大妃のシム氏はユン・ナギョムの言葉からウンソン大君が濡れ衣を着せられたことを察知しました。
「あの子がウンソンのことで恨みを抱いているというのか?ウンソンは、もしや濡れ衣を着せられたのか?主上(チュサン)が中殿(チュンジョン)とウンソンを殺そうとしたのか!違うならソン家の令嬢がなぜ恨みを晴らそうとするのだ。あの子は殺されずに生き延びたのです。家に帰しなさい。噂が広まらないように。」
大王大妃シム氏は厳しい口調で言いました。
ユン・ナギョムは早く中宮になって女命婦(ネミョンブ)の首長として規律を正したいと言いました。
大王大妃のシム氏は「そうしたいなら早くするように」とナギョムが中殿になることを認めました。

幽閉部屋。
イ・ガンがチャヒョンに会いに行くと、チャヒョンは床に倒れたまま熱を出して苦しんでいました。イ・ガンはチャヒョンの首に手を掛けようとして、悲し気な表情で頬に触れました。

庭。
「チャヒョンお嬢さまをどうなさいいますか?」
オ・ウルンはイ・ガンに尋ねました。
「考えてみたが、生かしてはおけぬ。私を殺そうとしたのだからな。だがあの人をどうしても手に入れたいと思ってしまう。」
「ひとつを手に入れようとすると、多くを失いいます。」
オ・ウルンは言いました。
「ウンソンを殺して世のすべてを手に入れたのに、今度はあの者と戦うことになるとは。」
イ・ガンはため息をつきました。


港。
イ・フィとパク・キトゥク、ルシゲとト・ジョングク、そしてチャンとトクマンとホチは都城(トソン)に着きました。

イ・フィは街に貼られた触れ書きを見てイ・ガンが国王になったことを知りました。ト・ジョングクは大妃が幼君を守るために譲位を大王大妃に申し出たのだろうと説明しました。

ソン家。
ソン家の門は閉ざされていました。民たちはウンソン大君を告発したソン・オクと、イ・ガンの側室になろうとしたチャヒョンを憎んで石を投げました。
「ここをどこだと思っているんだ!」
ソン・ドゥクシクが怒鳴ると民たちは逃げて行きました。
「お嬢様はどこ?家にいるんだろ?」
ルシゲはソン・ドゥクシクに会いました。
「無礼だな?」
「あんたはいいの?」
「俺は両班だからな。」
「あたしは公主。あたし、女真族の公主。」
「お嬢様に会わせて。」
「誰かに似て嘘までつくんだな。」
「お嬢様に会わせて。」
ルシゲは言いました。
「チャヒョンはあんたが気安く会える人じゃない。この国の主上殿下の宮夫人になった。チャヒョンはマヌケと思っていたが肝心なところで頭が賢いな。生涯独り身ではいられないと思ったんだろう。もうこの国の有力者の家に嫁げないと思って宮夫人になったんだろう。」
「クソ野郎。偉そうに。バカめ。」
ルシゲは満州語で言いました。
「今の悪口だろ?そうだろう。この両班を貶めやがって!」
ソン・ドゥクシクは怒りました。
ルシゲは去りました。

ソン家の中。
ソン・オクは宮殿に行こうとするアン氏を引き止めて自分に任せるよう言いました。
アン氏はチャヒョンさえ戻ってきたら何もいらないと言いました。
ソン・オクは宮夫人になったならとっくに知らせが来ているはずなので、確かめに行ってくると言いました。


郊外。
イ・フィはショックで放心していました。
パク・キトゥクとルシゲは大君を励ましました。
イ・フィはチャヒョンが自害しないか、それだけが心配だったと言いました。
ルシゲは「あの人は媽媽を裏切ったんだ」と言うと、イ・フィは「何か事情があるのかもしれない」と思いました。

幽閉部屋。
チャヒョンはウンソン大君の夢を見ていました。

大王大妃の部屋。
「家門のことはどうでもいいですが、王室の威信が失墜し殿下は世間の笑いものです。どうかあの子をお返しください。」
ソン・オクは大王大妃に会いました。
大王大妃シム氏はチャヒョンを出家させて寺に入れると言いました。

イ・ガンの部屋。
ユン・ナギョムはこのことをイ・ガンに話しました。
イ・ガンは「当分宮に置く。体が癒えるまで放ってはおけぬ」と言いました。
ユン・ナギョムは早く追い出すべきだと言いましたがイ・ガンは中殿(チュンジョン)になりたければ口出ししないようにと脅しました。

寺。
ト・ジョングクはお布施をお坊様に渡そうとしましたが、お坊様はお布施を断りました。お坊様はウンソン大君が再起して再び実力を発揮してほしいと言いました。

部屋。
イ・フィはチャヒョンに何かあったに違いないので調べて来て欲しいと言いました。
ト・ジョングクは探りを入れてみるが、今のところチャヒョンの情報はなかったと答えました。ト・ジョングクはチョ・ヨギョンがチニャン大君の手先かもしれないので会ってみると言いました。

幽閉部屋。
チャン尚宮はチャヒョンを気遣いました。
チャヒョンは宮を出る前に一度だけウンソン大君の部屋に行ってみたいと頼みました。


夜の妓楼。
ト・ジョングクはチョ・ヨギョンに会いました。チョ・ヨギョンはこの妓楼で人脈をつくり出世に役立ててほしいと言いました。ト・ジョングクは刺客を雇った女が捕まっていないので獄舎にいる者を拷問すればわかるかもしれないと言いました。
「ところでその話をなぜ私になさるのですか?」
「世の女人にはできぬことだ。刺客は捕らえたがウンソン大君の命令だと遊び女に言われたと自白した。その女人は誰か知らぬか?」
「妓生たちは世の中のどのような方が来てもお相手しますので、罪人やならず者が来ても追い返しません。旦那様は言葉に気を付けられたほうがいいですよ。罪人が妓房(キバン)にいるとでも?」
「ハハハ。妓房(キバン)はさまざまな話が聞けるゆえ。わかったら言って欲しいのだ。」
「覚えておきます。」

チョ・ヨギョンの部屋。
妹分の女は「殿下にお知らせしたほうがいいのでは?」とチョ・ヨギョンに言いました。
チョ・ヨギョンはト・ジョングクが何を企んでいるのか気になりました。

夜道。
ト・ジョングクはイ・フィとパク・キトゥクと合流し、チョ・ヨギョンが刺客を雇ったに違いないと言いました。イ・フィはチョ・ヨギョンを取り込みたいと言いました。そしてチャヒョンが寺に行くことを知りました。

翌朝。
チャヒョンはチャン尚宮の助けで両班の服に着替え、ウンソン大君の部屋に入りました。
部屋には画材や本、アヤメの生け花が置かれていました。
チャヒョンは涙を流しながら愛おしそうに青い花に触れました。

白い輿が準備されていました。
「よかったな。寺に行きウンソン大君を供養しながら余生を送れるのだ。これでお前の願いは叶う。」
ユン・ナギョムはソン・ジャヒョンを見送りに現れました。
「因果応報。罪を犯した者の報いは必ず来ることを願うわ。」
チャヒョンは言いました。
「礼儀をわきまえてください。中殿(チュンジョン)媽媽です。友として接してはいけません。」
チャン尚宮はチャヒョンを心配しました。
「よい。最後のあがきだ。」
ユン・ナギョムは言いました。
「ふさわしくない座にいるとずっと心配でしょう。油断もできず夜も眠れまい。膳もひと匙ひと匙を疑い、絹の服も針が気になり布団も針のむしろのよう。」
チャヒョンは言いました。
「私の心配はしなくていい。お前は負けたのだ。」
「幸せ?すべて手に入れた今幸せ?」
「お前よりは幸せだ。お嬢様を連れて行け。」
ユン・ナギョムが命じると、チャヒョンは輿に乗せられました。
武官が先導し、チャヒョンは寺に送られました。
チャヒョンの表情に迷いはありませんでした。

「寺に入る前に連れ去るのだ。」
イ・ガンはオ・ウルンに命じました。

「行くぞ。」
チャンとトクマンとホチは輿を追いかけました。

イ・フィは武人の服に着替えて刀を身に付けました。
パク・キトゥクはイ・フィに、チャヒョンは寺にいたほうが安全だと進言しました。
イ・フィは「あの人に会わねば。チャヒョンをこの目で見たいのだ」と言いました。

夜の寺。
トンホは寺の尼僧に大金を見せて「大提学(テジェハク)のお嬢様は我々がもらい受けるがこの寺にいることにしてください」と懐柔しました。

チャヒョンの乗った白い輿が寺に到着しました。
チャヒョンは輿から降り立ちました。

隠れていたイ・フィはチャヒョンを見ていてもたってもいられなくなりました。

武官は「では、これにて」と尼僧に言うと帰りました。

尼僧はチャヒョンを連れて行く振りをして、チャヒョンはイ・ガンの手下に腕を掴まれ別の輿に乗せられました。
「何をするのです!何をするのです!お坊様!」
チャヒョンは怯えました。
「お嬢様をお守りしろ!」
イ・フィたちが戦いました。

チャンとトクマンとホチたちはチャヒョンの輿を担いで逃げました。

どこかの屋敷。
イ・フィは覆面姿のまま輿の扉を開けて手を差し伸べました。
怯えているチャヒョンは手を掴んで立ち上がりました。
イ・フィは覆面を外すとチャヒョンは驚きました。
「私は、死んだのですか?これであの世で媽媽に会えたのでしょうか?」
チャヒョンはウンソン大君に抱き着きました。

主題歌「イロッケキルタラ」が流れる♪

感想

不滅の恋人14話の感想です。前回からようやく面白くなってきました!イ・ガンは「政治をやる気なし!」なんですね。国王としての教育を拒絶しています。イ・ガンは野望を叶えたのに、やる気がないとは一体どういうことでしょうか?それは本人も望んでいなかったといことなのか。

ソン・ジャヒョンはイ・ガンに歯向かうも、ユン・ナギョムに痛めつけられてしまいました。

世間ではチャヒョンは保身のために側室になった、父はウンソン大君を裏切ったと噂される始末。

尼寺送り(女性にとっては流刑と同じようなもの)になったチャヒョン。

イ・フィはもう我慢できなくなって、とうとうチャヒョンを側に置くことを決心。

前回からソン・ジャヒョンは韓ドラおなじみの「復讐モード」に入りました。

イ・フィは兄に対して憎しみを抱いているのかどうかは、まだ定かではなく、何とかして汚名を拭いたいと考えています。

イ・ガンとユン・ナギョムは主人公の憎しみを引き受けることになるのですが・・・最後はどうなっちゃうのでしょうね。

今回は死(チュ)という韓国語がたくさん出て来ましたね。なんだか物騒ですね・・・。

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