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不滅の恋人(大君~愛を描く)15話のあらすじと感想: イ・フィとチャヒョンの仲が深まりイ・ガンは乱心しつつ…대군 - 사랑을 그리다


不滅の恋人15話

不滅の恋人15話あらすじ

あらすじ

大王大妃に出家を命じられたソン・ジャヒョンはイ・ガンの手下のトンホに誘拐されそうになったところをイ・フィたちに助けられました。夢のような再会にチャヒョンは「私は、死んだのですか?あの世だからあなた様に会えたのでしょうか?」と涙を流しながらイ・フィに抱き着きました。イ・フィはしっかりとチャヒョンを抱き締めました。

隠れ寺。
チャヒョンはイ・フィに大君の遺体と埋葬したところを見たと言いました。イ・フィはチャヒョンに自らを死んだように装い流刑地から抜け出したことを説明しました。生きていることだけでも知らせてほしかったというチャヒョン。イ・フィは生き延びるために知らせることはできなかったと答えました。
「兄上は、そなたに何をしたのだ?」
「・・・・・・。」
「私が死んだと思って本当に・・・兄上の側室になろうとしたのか?い・・・いや。何も言わなくてよい。何があったとしてもそなたはやむを得なかったと思っている。すべて私のせいだから。」
「ええ。そうです。媽媽(マーマー)が守ってくださるという約束を破ったから私は宮に入ったのです。他の人の者となるため、宮夫人(側室)になるために!媽媽が埋葬されたお墓の土が乾くまでに他の人の者になろうと思ったのです。どうですか、これで気が済みましたか?だから私を疑っているのにどうして助けたのですか!!!」
「出家させるわけにはいかなかった。どうしても会いたかった。」
「どうしてそう思ったのですか?私の心をずたずたに引き裂いておいて、それなのに会いに来たのはなぜですか?」
「会いたかった。死ぬほど会いたかったのだ!」
「私を信じていないのでは?寺に戻ります。」
チャヒョンは立ち上がりました。
「それはならぬ。私が出て行くゆえしばらくここで心が落ち着くまで休まれよ。」
イ・フィは部屋から出て行きました。

真夜中の王宮。
トンホはイ・ガンとオ・ウルンに「何者かにお嬢様を奪われました」と報告しました。
イ・ガンは刀を手に取るとトンホの髷(まげ)を斬り落としました。
「二度とここに現れるな!」
イ・ガンはトンホを追放しました。
イ・ガンは側近のオ・ウルンにウンソン大君の手下を調べて、大提学(テジェハク)の屋敷を見張るよう命じました。イ・ガンは大王大妃たちにチャヒョンがいなくなったこと知られてはならぬと箝口令を敷きました。


日中の寺。
チャヒョンは「女性の部屋はここしかないの」とルシゲを招き入れました。行き場がなくなったチャヒョンは実家に手紙を書こうとしていました。ソン・ジャヒョンは「欲をかいてふさわしくない座に就いてはいけないの。欲は愛ではないわ。復讐するの。私がつらいのはあの方が私を疑っていることなの。」とルシゲに打ち明けました。そしてウンソン大君が自分とイ・ガンの仲を疑っていることに苦しんでいました。チャヒョンは寺で自活することに決めました。ルシゲはチャヒョンに護身術を教えるかわりに文字を教えて欲しいと頼みました。
「キトゥクがあたしをバカにする。字が読めないって。」
「文字があると想いを伝えられるわ。」

寺の庭。
修行僧の服を着たチャヒョンが洗濯物を干そうとしていると、イ・フィが手伝ってくれました。イ・フィはチャヒョンに使用人と護衛をつけると言いました。チャヒョンは大君の世直しに加わりたいとイ・フィに言いました。
「あなたに何かあったら私が耐えられぬ。」
イ・フィが心配して言うと、チャヒョンは大君がいなくても酷い目に遭い、幸せだったのはほんのひとときだけで、それ以外は苦しかったから、これからは自分の道を行くと言いました。

チャヒョンに拒まれたウンソン大君をキトゥクとルシゲが遠くから見ていました。ルシゲはチャヒョンを見て心を傷めました。
「本当の愛は人を手に入れようとするのではなく思いやることだ。」
キトゥクはルシゲに言いました。
「どうして。再会できたのに幸せそうじゃない。」
ルシゲは言いました。


王宮。
ヤンアン大君はソン・オクと会っていました。ヤンアン大君はソン・オクに明への誥命(コミョン)を求める手紙を要求しました。ソン・オクはウンソン大君を告発して死に追いやり娘の将来を台無しにしたのに、これ以上はもうできないと断りました。

王の部屋。
オ・ウルンはイ・ガンに命令を求めました。
イ・ガンは「皆が甥から王座を奪った叔父と私を嘲笑している」と不安に思っていました。
オ・ウルンが支持を仰ぐと、イ・ガンはチョ・ヨギョンを呼んで従わぬ大臣たちを痛い目に遭わせてやると命じました。

大妃キム氏の部屋。
ユン・ナギョムは大妃にあいさつすると、「王宮は我が家のように安らぎます」と言いました。
大妃のキム氏はユン・ナギョムに中殿(チュンジョン)は国の母でもあるので、これからはチャヒョンにしたような酷い仕打ちをしないように、主上(国王)の気持ちを乱さぬようにと諭しました。

王宮の庭。
イ・ガンはチョ・ヨギョンを舞わせて宴を開きました。
ヤンアン大君はとても満足していました。
「芸文館(イェムングァン)で宴を開くとは。儒者を愚弄している。」
ソン・オクは顔をしかめました。
「(明国への)上疏(じょうそ、上奏)文のことでお怒りを表しておられるのです。」
パク・プギョンは言いました。
「お飲みください。殿下は我々を労われるために宴を開かれたのです。」
チョン・ヨンは言いました。
ため息をついているソン・オクを、ト・ジョングクは冷静な目で見ていました。


夜になりました。
ト・ジョングクはソン・オクに明への上疏(じょうそ、上奏)を書くようように言いました。ト・ジョングクは手紙をソン・オクに渡しました。
「無事なのか?チャヒョンは生きているのか?」
ソン・オクの表情が変わりました。
「チニャン大君へ忠誠をお示しください。主上の配下となり信頼を得てください。上王殿下を復位する準備をします。」
ト・ジョングクは小さな声でささやきました。
「ウンソン大君を殺したお前が何を言う!今度は何を企んでいる!」
ソン・オクはト・ジョングクの襟首を掴みました。
「上疏(じょうそ、上奏)を書いて明へ行き、明への使臣となり上王殿下からチニャン大君が王座を奪ったことをほのめかすのです。大監(テガム)しか阻めません!」
ト・ジョングクは言いました。

チョ・ヨギョンは内人(ナイイン)たちに拉致されました。

王宮の一室。
チョ・ヨギョンが覆面を外されると目の前にはユン・ナギョムがいました。ユン・ナギョムの体は椅子に縛り付けられていました。
ユン・ナギョムは神聖な士大夫(サデブ)の芸文館を汚したことを厳しく叱りました。
チョ・ヨギョンは王様の命令だったと強気で言い返しました。
「体に傷があると宮夫人にはなれぬ!」
「ご心配なく。私には傷一つありませんので。」
チョ・ヨギョンが答えると、ユン・ナギョムは女官たちに拷問を命じました。

ソン・オクの家。
帰宅したソン・オクはアン氏にチャヒョンの無事を伝えました。
「私がどんな選択をしても私を信じてくれるか?」
「何をされても家族のためだとわかっています。そうでしょう?」


日中の王宮。
イ・ガンはソン・オクが書いた上疏(じょうそ、上奏)文を手に入れました。ヤンアン大君とユン・ジャジュンは喜びました。
イ・ガンはソン・オクを明への使臣にするよう命じました。
ヤンアン大君はその前に上王(サンワン)を殺すよう唆しました。
「上王を生かしておけばあの子が正当と言う輩が出るかもしれません。」
ヤンアン大君は言いました。
「しかし今は名分が何もありません。叔父に王位を譲った甥を殺す理由が。」
イ・ガンは言いました。

ホン尚宮はユン・ジャジュンに、チョ・ヨギョンが王様に会いたがっていると報告しました。
ユン・ジャジュンは王様を煩わせてはいけないので隠すようにと言いました。

クッタンはこっそりと屋敷を抜け出し寺に向かいました。

寺。
ルシゲはチャヒョンに戦い方を教えました。
「や~!」
チャヒョンがルシゲに襲い掛かると、ルシゲはチャヒョンを地面に伏せました。
「ルシゲ!や~!」
クッタンはチャヒョンが襲われている様子を見てルシゲに襲い掛かりました。
三人が暴れていると、悲鳴を聞いてイ・フィとキトゥクが駆け付けました。
イ・フィは髪を振り乱して暴れるチャヒョンたちを見て唖然としました。
「大丈夫か?」
イ・フィはチャヒョンを心配しました。
「行こう。」
チャヒョンはイ・フィを無視してクッタンと部屋に行きました。


部屋。
チャヒョンは髪をとかしてくれているクッタンに気持ちを打ち明けました。チャヒョンはどんなことがあってもウンソン大君を信じていたのに、自分を疑うなんてと腹を立てていました。

夜の妓楼。
ユン・ジャジュンはチョ・ヨギョンに褒美を渡してしばらく都城(トソン)から離れるように命じました。片目を失ったチョ・ヨギョンは王様に会わせて欲しいと言いました。ユン・ジャジュンは「人に知られず殺すこともできた。これまでの功績に免じて行かしてやる。感謝しろ。待っているのだ。」とチョ・ヨギョンを脅しました。チョ・ヨギョンは悔しくて怒りで震えていました。

王の部屋。
ユン・ナギョムは王様のためにチョ・ヨギョンを始末してあげたとイ・ガンに言いました。
「どうして頼んでいないことをいつもするのだ。勝手に手を出すな。命はないぞ。」
イ・ガンは怒りを隠して言いました。
「私を安心させてください。私たちにはまだ子がいません。息子を産みます。殿下のようなたくましい息子を。そしてこの国を盤石にします。」
ユン・ナギョムは王の手をとりました。
「王妃は王子を産んだら夫より息子が一番になるとわかっている。歴史が示している。夫は沈む夕日で息子は昇る朝日だ。」
イ・ガンは妻の手を振り払って言いました。
ユン・ナギョムは言い訳しましたがイ・ガンには通じませんでした。

寺の風呂。
クッタンはチャヒョンのために風呂を用意してあげました。
チャヒョンは一人で入ると言うと、クッタンはチャヒョンの体に傷があることに気が付きました。

寺の部屋。
ト・ジョングクはイ・フィにチョ・ヨギョンは拷問により右目を失ったことを報告しました。
イ・フィはユン・ナギョムが嫉妬心からチョ・ヨギョンの身体を傷つけて側室になれないようにしたことを知りました。

クッタンはチャヒョンが以前書いた遺書をイ・フィに渡しました。
「私の人。私のフィ。本当の気持ちに気づかせてくれた。あなたは私の師匠で愛しい人で、私はあなたの中で生き続けます・・・。だから悲しまないでください。戦地に行かれる時におっしゃいましたね。あなたに私の命を預けると。あなたは私のすべてです。先に逝っていつまでもお待ちしています。長い時をお過ごしされてからお越しください。待っています。」
イ・フィはチャヒョンが自害しようとしていたことを知りました。
クッタンはチャヒョンは死んでも他の人には嫁がないと説明しました。
イ・フィは立ち上がりチャヒョンのもとに行きました。

部屋。
チャヒョンとルシゲが部屋で布団を敷いていると、ものすごい剣幕のイ・フィが現れました。
「出て行け。出て行けと言っている!」
イ・フィはルシゲを部屋から追い出しました。
ルシゲはムッとした表情で部屋から出て行きました。
イ・フィはチャヒョンの服をめくると体に無数の傷がありました。
「さぞつらかっただろう。見ておれ。絶対に許さぬ!」
イ・フィは涙を流し歯を食いしばりながらイ・ガンを憎みました。
「傷は残りましたがが操は守りました。傷はすぐに癒えます。」
チャヒョンは言いました。
「疑ってはいない。信じていた。ただ、守れなかった自分が憎いのだ。私を捨てればよいのに。このような華奢な体でよく耐えた。」
イ・フィはチャヒョンを強く抱き締めました。
「わかってます。媽媽(マーマー)なら私を捨てますか?媽媽にもできないはずです。」
「死ぬつもりだったのか?」
「はじめはそうでしたが媽媽が埋められたときに復讐しようと思いました。媽媽のお兄さまを殺そうとしました。だから拷問を受けました。大王大妃様が私を出家させることで事が収まりました。これで私は以前と違います。花や馬を描いて喜んでいた娘が、誰かを殺したいと思って手を下す恐ろしい人になったのです。私は媽媽が愛してくれたチャヒョンではありません。」
「すまないチャヒョン。私を許すな。」
イ・フィは傷ついたチャヒョンを抱き締めました。

お堂の外。
ルシゲはクッタンから、ウンソン大君とチャヒョンは仲直りをしていると知らされました。なぜ手に取るようにわかるのかと尋ねるルシゲに、クッタンはいろんな男から好かれていると、思慮深い自分のことをルシゲに自慢しました。

妓楼。
ト・ジョングクはチョ・ヨギョンに「真の敵を知りたい」と迫りました。チョ・ヨギョンは帳簿を見せて、この相手と戦える人がいるかと尋ねました。ト・ジョングクが「お入りください」と言うと、編み笠をかぶったウンソン大君が部屋に入って来ました。チョ・ヨギョンはウンソン大君が生きていると知り、とても驚きました。


日中の王宮。
イ・ガンは「叔父上を狩りをしたことが懐かしい」とヤンアン大君に言いました。ヤンアン大君は「今なら朝鮮中を狩場にできます」と笑いました。イ・ガンは「民に犠牲を払わせることはできない」と王宮の庭で矢を射ようとしました。すると、矢に仕込まれていた毒が手に沁みイ・ガンは声をあげました。
「あ~!」
心配してヤンアン大君とユン・ナギョムが駆け寄りました。

寺。
チャヒョンはイ・フィとともにチョ・ヨギョンがら貰った帳簿を読みました。官軍や尚宮が買収されイ・ガンとヤンアン大君の支配は軍器寺にまで及んでいました。
イ・フィは買収された人のリストを見て驚きました。チャヒョンはイ・フィと同志になりました。

王宮。
御医はイ・ガンに盛られた毒はトリカブトの粉だったと説明しました。ヤンアン大君は「上王のせいだ」とイ・ガンに言いました。ユン・ナギョムもそれに同意し、大王大妃には秘密に事をすすめてはどうかと言いました。

王宮の官庁。
オ・ウルンは上王(サンワン)と大妃キム氏の配下の役人や尚宮を捕らえて、国王を暗殺しようとした嫌疑で拷問を加えました。

大王大妃シム氏はチャン尚宮から報告を受けました。

大妃キム氏は幼いイ・ミョンを抱いて守っていましたが、ユン・ジャジュンははイ・ミョンを大妃から引き離しました。そこに大王大妃のシム氏が現れてイ・ミョンを守ろうとしました。しかしそこにイ・ガンが現れ上王を流刑にすると言いました。
「何をする。幼子を母から引き離すのか!」
大王大妃は叫びました。
「お忘れですか?私を宮から追放したのは母上ですよ?」
イ・ガンはそう言うと、部下が上王を連れ去りました。

大王大妃の部屋。
イ・ガンは母に、イ・ミョンの命を守りたいなら自分の味方になって反対派の粛清に協力して欲しいと脅しました。

王の部屋。
ユン・ナギョムは大妃を廃してほしいとイ・ガンに言いました。

都城(トソン)の待ち。
「媽媽!」
待ちの人々は、檻に入れられ牛舎で流刑地に連行される上王を見て泣き叫びました。
イ・フィもその様子を見ていました。

ヤンアン大君の家。
ヤンアン大君はト・ジョングクを呼んで褒めました。
ヤンアン大君は鳥草頭という毒薬を「そちの部下は使うな。私が人を用意しよう」と言って、上王を毒殺するように命じました。
ヤンアン大君はト・ジョングクがこちらの味方か確かめるつもりでした。

夜。
イ・フィはトクマンとチュンとホチとともに都中に「簒位(王位を簒奪した)」という告発文を貼りました。

感想

不滅の恋人15話の感想です。残念ながら、今回はあまり面白くなかったです。一番の見どころはイ・フィがチャヒョンの傷ついた体を見て気持ちが込み上げて来る場面だったといえます。話にのめりこんで登場人物になりきっている人は幸せな場面かもしれませんが、ちょっと冷ややかな目で見ている私にとっては、どうにも影の薄い役者さんが一生懸命お芝居しているな、くらいにしか思えませんでした。ユン・ナギョムがチョ・ヨギョンの片目を奪うという残酷な場面もありましたけど、後でナギョムをぎゃふんと言わせるための布石であることはもう明らかです。そういう見るからに狙ったようなお話というのは、単純すぎて話にならないと思うのですが。韓国ではそれでも十分みたいですね。

あとは、イ・ガンの手に毒が付く場面。あれはヤンアン大君かユン・ナギョムのどちらかが犯人だといえましょう。なぜならイ・フィの側の人間ははそのような汚い手を使うような人物ではないからです。おそらくはヤンアン大君が犯人なんじゃないかと思います。かなり単純な話ですね。

ソン・オクとト・ジョングクが繋がり、再びイ・フィは味方とネットワークを築きはじめ、チョ・ヨギョンを味方につけました。

このところ、ルシゲとパク・キトゥクの仲もよくなってきていますが、パク・キトゥクはアレを切り落とした人なんじゃありませんか?

お話が首陽大君(スヤンテグン)こと世祖を彷彿とさせる場面が最後にありましたね。

あの世祖という人物は現代の価値観では極悪人ですが、当時の価値観では殺されるほうが悪くて殺したほうが英雄。別に朝鮮だけの価値観ではないにしても、野蛮な歴史ですね。

あと5話ほどでこのドラマは終わりです。

あとはとんとん拍子に仕返しのストーリーが進んでいくのでしょう。

あまり期待せずに見たいと思います。

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