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不滅の恋人(大君~愛を描く)16話のあらすじと感想: まずヤンアン大君を倒そうとするイ・フィは真相を暴露…대군 - 사랑을 그리다


不滅の恋人16話

不滅の恋人16話あらすじ

あらすじ

ウンソン大君(イ・フィ)は仲間とともに国王のイ・ガンが簒位した(王座を盗んだ)という怪文書を街中に貼りました。イ・フィはイ・ガンが幼い上王(サンワン)を廃位して流刑にした後に暗殺しようとしていると考えました。ト・ジョングクもその見解に同意し、上王殿下を救出することになりました。イ・フィは上王を連れ出す計画を立てました。ソン・ジャヒョンとルシゲはイ・フィとト・ジョングクとパク・キトゥクが話し合っている部屋の外で聞き耳を立てていました。イ・フィはチャヒョンとルシゲも部屋に招いて仲間に入れました。

日中の王宮。
イ・ガンは怪文書を読むと怒り心頭になり、矢に毒を塗った犯人と同じに違いないと思いました。イ・ガンは内禁衛将(ネグミジャン)のオ・ウルンに大提学(テジェハク)ソン・オクの屋敷を見張るよう命じました。

寺。
イ・フィたちは武官に扮装し、ルシゲは内人(ナイイン)の姿で出発しようとすると、チャヒョンも「寺にはいたくないと」言いました。イ・フィはチャヒョンを、パク・キトゥクはルシゲを馬に乗せて一緒に山を下りました。

王の部屋。
イ・ガンが昼食を食べていると手に発心と痒みがあらわれました。尚宮は毒味をした時には何事もなかったと釈明しました。不安になったイ・ガンは怒り出して内禁衛(ネグミ)に水刺間の者を捕らえるよう命じました。

オ・ウルンは部下に水刺間の女官を捕らえさせ、厨房を調べるよう命じました。

しばらくして御医(オイ)がイ・ガンを診察すると、体に合わない蟹が原因ではないかと言いました。
イ・ガンは御医を疑いました。御医は心配事で眠れない王様のお体が弱っているので薬剤と鍼で治めると土下座しながら言いました。イ・ガンは体が痒いのは服に毒が盛られているのではないかと思い、突然龍衣を脱ぎました。ユン・ナギョムはそんなイ・ガンを心配しました。

王妃の部屋。
ユン・ナギョムはユン・ジャジュンに、イ・ガンが日ごとに不安になって心を乱していると打ち明けました。ユン・ジャジュンは早く王子を産むようにユン・ナギョムに進言しました。ユン・ナギョムはチャヒョンを拷問した際に、チャヒョンが今のような未来を予言していたことを思い出しました。
「分不相応の座にいると一生不安でしょうね。食事に衣、すべてが疑わしくなり・・・。」

ユン・ナギョムは粗末な家で苦しむよりも、豪華な王宮で泣いて苦しむほうがマシだと、イ・ガンにとってもそのほうがいいとユン・ジャジュンに言いました。

山中(さんちゅう)の流刑地。
上王イ・ミョンはあばら家の中で横になりながら、母を恋しく思っていました。
「母上・・・。」

武官姿のチュンとホチとトクマンは林の中に落とし穴を作りました。しばらくすると、チェウンとト・ジョングクたちが乗った馬が罠の上に通りがかり、先頭を走っていたチェウンの馬が足を怪我しました。チェウンは部下の一人を馬から引きずり落とし、その部下にあたらしい馬に乗って来るよう命じました。武官たちは何事も無かったように上王のもとへ向かいました。

夜の流刑地。
チャヒョンはルシゲとともに「大妃殿(テビジョン)の遣いです。大妃様が心配なさって・・・」と差し入れを見張りの兵士に持参しました。兵士たちはかわいい女官を見てすっかりその気になってしまいました。

あばら家。
見張りがいなくなったところに、武官に扮装したイ・フィは上王イ・ミョンを抱き起しました。
「殿下。お連れいたします。」
イ・フィは上王に言いました。
「母上に会えるのですか?」
イ・ミョンはイ・フィに抱き着きました。
イ・フィは上王を抱いてチャヒョンとともにあばら家から脱出しました。
すると、そこにチェウンとト・ジョングクたちが現れました。
パク・キトゥクは刀を抜いて、ルシゲは素手で戦いイ・フィとチャヒョンを先に行かせました。

上王を抱いているイ・フィとチャヒョンのもとに、ト・ジョングクが合流しました。三人が話し合っているとチェウンが追い付きト・ジョングクの裏切りに気が付きました。ト・ジョングクはチェウンと刀を交えました。イ・フィとチャヒョンはその隙に逃げ、パク・キトゥクと合流しました。パク・キトゥクは馬をイ・フィに差し出しました。

チャヒョンは足手まといになるので先に逃げて欲しいとイ・フィに言いました。
イ・フィはチャヒョンを抱き締めると、上王を連れて馬で逃げました。
チャヒョンとパク・キトゥクはルシゲの救出に向かいました。

林で戦っているト・ジョングクとチェウンがいるところにチャヒョンが来てしまいました。チャヒョンはチェウンに人質にされました。チャヒョンはルシゲから習った護身術で難を逃れました。チェウンは傷を負って逃げました。

ト・ジョングクはチェウンを追いかけました。

ルシゲはチュンとホチとトクマンとともに、兵士を倒してあばら家に閉じ込めました。そこにチャヒョンとパク・キトゥクも合流しました。ト・ジョングクが戻って来てチェウンが逃げたことを知らせました。ト・ジョングクは後の事は自分が引き受けると言い、チャヒョンたちを逃がしました。

日中の王宮。
ソン・オクは明国への使臣になるかわりに娘のチャヒョンを放免してほしいとイ・ガンに言いました。
イ・ガンはソン・オクが味方になったと思って赦す気になりました。

王妃の部屋。
ユン・ナギョムはユン・ジョングクから報告を受けました。嫉妬したユン・ナギョムはチャヒョンが何を企んでいるかわからないので、尼寺の様子を見て来て欲しいと命じました。

林の中。
イ・フィはイ・ミョンに摘んできたキイチゴを差し出しました。
「おいしいです。叔父上はどうしてこのような実をご存じなのですか?」
イ・ミョンは不思議に思いました。
イ・フィは北方にいた時にこのような物しか食べられなかった時があり、同様にこのような物しか食べられない貧しい民もいることを教えました。

夜になりました。
ト・ジョングクはヤンアン大君の屋敷に行こうとしたチェウンを待ち伏せして口を封じました。

ヤンアン大君の家。
ト・ジョングクはヤンアン大君にチェウンの死体を見せて、敵と内通していたと報告しました。

隠れ寺。
イ・フィはイ・ミョンを寝かしつけました。イ・ミョンはすやすやと眠りに落ちました。

イ・フィが門前で待っていると、チャヒョンたちが揃って帰ってきました。チャヒョンの服に血が付いていると、イ・フィはとても心配しました。チャヒョンは敵の血だと言いました。すると、ルシゲたちが怪我をしたところを大君に見せてからかいました。

部屋。
チャヒョンは服を着替えて上王の世話をしました。その様子を見てイ・フィは安堵した表情を浮かべました。大君と共に戦ったルシゲの気持ちがわかったというチャヒョンは仲間意識を自覚しはじめました。イ・フィは兄のイ・ヒャンの遺言を思い出しました。
「誰も死なせるなと言われた。なのに、兄上の遺言を守るため、私は自身を世の中から葬り去った。世の中は私が死んだと思っている。」
「媽媽が再び世に出られる日には、真実と正義が勝つと知れ渡る勝利の日になるでしょう。」
「だがその日が来ても、私は傷つくだろう。罰を受けるのは他の誰でもない私の兄だから。私たちは家族なのに刃を向け合う関係になってしまった。」
イ・フィが沈んでいると、チャヒョンは慰めるようにフィの手を取りました。

イ・フィとチャヒョンは上王を挟むようにして床に就きました。三人は川の字になって眠りました。チャヒョンとイ・フィは、いつまでも見つめ合っていました。そして朝になりました。イ・フィは目覚めると眠っているチャヒョンを愛おしそうに見つめました。

王宮。
イ・ガンは上王が流刑地から消えたとシム・ジョンらから報告を受けました。
イ・ガンは同知事(トンジサ)ト・ジョングクに全権を委ね、必ず犯人をあぶりだすよう命じました。
シム・ジョンは女真族がイ・ガンの即位を祝う使節団を送りたいという知らせが来たことを報告しました。
イ・ガンは迎えを出すよう命じました。

大王大妃の部屋。
大妃のキム氏は大王大妃のシム氏に会って息子がいなくなった心痛を泣いて訴えました。
大王大妃シム氏は上王を連れ去った者が信頼できるか調べようと約束しました。
「お義母様はご子息を失われたつらさをどのように乗り越えられたのですか?」
大妃のキム氏はあまりのつらさに尋ねました。
大王大妃シム氏は涙しながら、自分は既に死んだと思っているが、最後に残った息子イ・ガンの横暴を防ぐのが最後の務めだと言いました。

隠れ寺。
イ・フィたちはイ・ガンの矢に毒を盛って国王を疑心暗鬼にさせたのはヤンアン大君だと結論づけました。イ・フィは兄のイ・ヒャンにも子ができずに早く亡くなった原因もヤンアン大君に毒を盛られていたせいかもしれないと確信し、ヤンアン大君を討つことに決めました。イ・フィはヤンアン大君の悪事をイ・ガンに知らせるべきだと思いました。

ソン・オクの家。
召使のクッタンが出かけると、餅売りに扮していたイ・ガンの手先が後をつけはじめました。

王宮。
ト・ジョングクはイ・ガンの配下の尚宮や医官らを連行しました。

「早く罪を自白しろ。ここに証人がいるのだぞ!」
ト・ジョングクは女官や医官を拷問しました。

王の部屋。
イ・ガンが着替えをしていると手に斑点が現れました。
「あ~!」
イ・ガンは龍衣を脱ぎ捨て大声を出しました。

シム・ジョンは「このままでは人がいなくなってしまいます!」とヤンアン大君にイ・ガンを説得するよう苦言を呈しました。

王の部屋。
イ・ガンは服を管理する役人と内人(ナイイン)たちに刀を向けて服に毒を塗ったのかと問い詰めました。
御医も土下座して「お体が弱っているからです」と説明しました。
イ・ガンは龍衣を着るよう役人に迫ると「殿下。龍衣を着ることは大逆罪に値します」と固辞しました。
そこにヤンアン大君が現れ皆を下がらせました。

ト・ジョングクは黒幕を突き止めたとシム・ジョンに言いました。

王の部屋。
ヤンアン大君は正座しました。
「殿下はいないはずの逆賊をお探しになっています。殿下は心の病にかかっています。この私がしたのです。」
ヤンアン大君は土下座して白状しました。
そこにト・ジョングクとシム・ジョンが部屋に入って来て、ヤンアン大君が矢に毒を塗ったと報告しました。
ヤンアン大君は上王をひきずり降ろす名分が必要だったと自白しました。
「なぜこんなことをしたのですか?」
「すべては殿下のためです。」
「まだ私がセンガクシの死に怯えているように見えますか?」
「上王を排除し、殿下を即位させこの国の基盤をととのえるにはどうしてもしなければいけなかったのです。」
「私の力だけでできました!賢い臣下を登用して、民の暮らしを豊かにしてこの国を強くして太平の世を築けたのに!叔父上も、私を信じていないのですか?私を疑う母上と何が違うのですか?」
「殿下の行く先を楽なものにしてさしあげたかったのです。」
「叔父上は私を傀儡にしたのです。うあ~!」
イ・ガンはヤンアン大君に失望し、刀を振り上げましたがヤンアン大君を斬ることはできませんでした。
イ・ガンは箝口令を敷いてヤンアン大君に生涯蟄居するよう命じました。
ヤンアン大君は謹んで命令を受けました。
オ・ウルンはヤンアン大君を連行しました。
イ・ガンは叔父にずっと信用されていなかったと知り悲しみました。

ヤンアン大君の家。
ヤンアン大君はオ・ウルンにト・ジョングクに用心するよう言いました。

オ・ウルンは部下から大提学(テジェハク)の使用人が寺に出入りしていると報告を受けました。

ある日の王宮。
女真族の長、フルリガイの使臣がイ・ガンに謁見し祝意を表明しました。
使臣は即位前に結んだ約束を果たすように要求して来ました。
「約束だと?今この朝鮮の王を脅しているのか?」
イ・ガンは怒りました。
「あの約束は口先だけでしたか?殿下がは我々の協力があったからこそ即位できたのです。」
使臣が言うと、その話を聞いていた都承旨(トスンジ)は首をかしげました。
イ・ガンは刀を抜いて使臣を斬り殺しました。
「戻って長に直接言え。貴様の国は我が国の大君を三年も捕虜にした悪行を働いたが幼い国王が王であったため懲らしめることができなかった。これで余が王位の威厳を示すのだ。礼を尽くさぬ相手には大軍を送ってやると。」
イ・ガンは使臣を脅しました。

ソン・オクの家。
アン氏が寺に行こうとするとクッタンがそれを引き止めました。
ソン・ドゥクシクも一緒に行くと言いました。
「行きましょう。心配するな。私がいれば大丈夫だ。見張りもいなくなったし大丈夫だ。」

アン氏とソン・ドゥクシクとクッタンは寺に向かいました。

イ・ガンの手下も寺に向かっていました。

隠れ寺。
アン氏たちが寺の門をくぐった後にオ・ウルンたちも到着しました。

チャヒョンはルシゲから護身術を習っていました。イ・フィは心配そうに見守っていると、そこにアン氏たちが現れました。
「チャヒョンナ。」
「お母さま。」
チャヒョンは母に抱き着きました。
イ・フィはバレないように顔をそむけました。

オ・ウルンはその光景を見て驚きました。

感想

不滅の恋人16話の感想です。ヤンアン大君がイ・ガンの精神を追い詰め疑心暗鬼にさせるために毒を盛っていたことがバレました。なぜヤンアン大君がそんなことをしたかというと、イ・ガンを不安に陥れて自分のいう事に従うように仕向けたのです。イ・ガンは、まったくのバカではありませんので、ヤンアン大君が幼い時より自分を思い通りに操ろうとしてきたことに気が付いていましたが、毒を盛るまでに汚い人であったことにショックを受けました。身も心もボロボロになったイ・ガンは・・・何と、女真族の使臣を手打ちにしてしまいました!イ・ガンの弱点は、王位簒奪の証拠があること。イ・ガンにとっては公式に領土を割譲することは、証拠を認めることと等しいですから、領土を渡すことはできません。しかし、おそらくは、女真族は不満を募らせ朝鮮を襲ってくるかもしれませんね。

こんなことになったのは、イ・フィが知恵を働かせてト・ジョングクの力を借りたからです。ト・ジョングクは非情なタイプで、このドラマでは汚い仕事をやってのけました。大義名分のためなら、人を殺めるという違法行為に耐えられる人なのです。こんなお仕事はメンタルが強くないといけませんし、人を殺めるたびに怯えていくイ・ガンのような軟弱な心では、とても務まりません。ト・ジョングクはイ・ガンよりも、心が強い人物であるといえましょう。

肝心の主人公たちですが、どうにも影が薄いです。

イ・フィとチャヒョン。一応は主人公なのでしょうし、DVDのパッケージにはソン・ジャヒョンが中心に描かれていることから、チャヒョンが主人公なのかな?と思います。しかし、このドラマ、いまだに誰が主人公か明確ではありません。むしろ、主人公よりも周囲の登場人物のほうが目立ってますが、皇子様と令嬢よりも、いろいろ有能であることは間違いないでしょう。

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