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仮面の王イ・ソン4話のあらすじ感想 Ruler:Master of the Mask 李煊

仮面の王イ・ソン4話のあらすじと感想

仮面の王イ・ソン

あらすじ

漢城府(ハンソンブ)小尹(ソユン)ハン・ギュホは処刑されようとしていました。世子の影武者となったイ・チョンウンは「世子の名を悪用したので手ずから打ち首に処する」と刀を振り上げました。ギュホの娘ハン・ガウンは土下座して父の助命を乞いました。パク・ムハも現れカウンを守ろうとしましたが兵士に取り押さえられました。処刑を見に来た待ちの人々も小尹(ソユン)の命を助けるよう懇願しました。
「私は邸下(チョハ)の名を利用した大逆罪人です。死をもって償うため世の戒めとしてください。」
ハン・ギュホは自ら罪をかぶりました。
ウ・ボは黙って見守っていました。

辺首会(ピョンスかい)の領袖(りょうしゅう)テモクは遠くの楼閣の高台から処刑場を眺めていました。

護衛武士のイ・チョンウンは刀を振り上げハン・ギュホの首をはねようとしてためらいを見せました。
「私をお斬りになられたことは心の傷となるでしょう。ですが乗り越えてください。」
ためらう世子の影武者に対しハン・ギュホは言いました。

「やめよ!やめよ!」
イ・ソンが駆け寄るも、イ・チョンウンはハン・ギュホを斬りました。

「アボジー!アボジー!わ~!」
父の斬首を目撃したハン・ガウンは叫ぶと意識を失いました。イソンは気絶したカウンを抱きながら本物のイ・ソンと世子の龍衣を着た男を見比べました。

楼閣。
ウ・ボはテモクに会わせろと楼閣の下で暴れました。
テモクはウ・ボを楼閣の上に招いて酒を振舞いました。
「満ちることを自ら防ぐ盃だ。」
ウ・ボはテモクの盃に酒を接ぎましたが(※いつの間にそんな盃を用意できたのか不思議ですが、高知県にもべく杯という同様の盃が実在します)盃に穴が開いていて酒がこぼれ落ちました。
「お前のおかげでまた教訓を得た。ずいぶんの長い前、私はお前を尋ねた。」
テモクはウ・ボに再び教訓を得たと笑いました。

回想シーン。
若い頃のテモクが彼を無視して書物を読むウ・ボに泣きながら懇願する場面。
「忠義を尽くしたのに罪のない妻が死にました。腐敗した権力者の犬にならないためにはどうすればいいですか?どうしたら私の愛する人を守れますか?」
テモクは地面に這いつくばりながら屋敷の中にいるウ・ボに訴えました。

「その時何と言ったか覚えていますか?」
テモクはウ・ボに言いました。

回想シーン。
「お前が無力だと悟った瞬間、犬ではなく主人になるだろう。人は飼い犬のことを足で蹴りバカにするが、野犬のことを山犬と恐れる理由はわかるか?」
ウ・ボはテモクに言いました。
「恐れですか?」
「主人になるのだ。山犬のように自らを主人と思って行動すれば誰もお前に手を出そうとは思わない。」

「これで私は権力をおそれる犬ではなく奴らが最も恐れる山犬になった。」
テモクはウ・ボに言いました。
「私が言いたかったことはそうではない。」
ウ・ボは首を横に振りました。
「そういうことだ。」
「お前が権力を振るい民を苦しめるならあれほど軽蔑していた権力者と同じじゃないか。」
「私が奴らと違う人になると言ったか?どうした。山犬が虎の首をかくと思わずにあのようなことを言ったのか?
「貴様は人であることを捨てて犬になったのだ!」
ウ・ボはちゃぶ台をひっくり返して怒鳴りました。駆け付けた下男がウ・ボを取り押さえました。
「ウ・ボ。お前のおかげでまた私は大きな悟りを得られたから今日は許してやろう。だが覚えておけ。その舌が人の生死に関わると。」

ハン・ギュホの家。
カウンは布団に寝かされうなされていました。奴婢のイソンと武官のパク・ムハはカウンを見守っていました。

誰もいなくなった処刑場。
ウ・ボが戻ってくると世子のイ・ソンは地面に座り込んでいました。キム・ファグンは可哀そうなイ・ソンを見守っていました。
「どうすればいいですか?どうすれば私のせいで人を死なせずにすみますか?これ以上は私が化け物に思えてなりません。辺首(ピョンス)をどうすれば倒すことができますか?つらくてもどんな犠牲も惜しみません。ゆえにどうか私に手立てを教えてください。」
イ・ソンは泣きながらウ・ボに言いました。
「私にもわからぬ。お前も今の世の中では答えを見つけられまい。見方が変わる場所に立ち新たな目で見るのだ。それが答えとなるだろう。」
ウ・ボは静かに言うと、立ち去りました。
イ・ソンはよろめきながら立ち上がりました。
「私にできることはありますか?」
キム・ファグンはイ・ソンの腕を支えました。
「お前は私が何者か知っているのか?」
「私の命を助けてくれた人です。私はファグンと言います。また会えた時に名前を呼んでくれますか?」
「よかろう・・・。」
イ・ソンはふらふらと立ち去りました。

辺首会(ピョンスかい)。
テモクは三日後にイ・ソンを入会させようと思っていました。息子のキム・ウジェは皆が自分を侮っている不安をテモクに打ち明けました。そこにキム・ファグンが部屋に入ってきて世子の入会式までに心を掴む時間が欲しいと頼みました。テモクは世子は入会するか死ぬかしかないと答えました。

王宮。
国王イ・ユンはテモクから世子を三日後に入会するという連絡を受けて禁軍庁(クムグンチョン)の禁軍別将(クングンピョルチャン)イ・ボムを呼びました。
「三日以内にイソンという名の者を見つけられるか?」
イ・ユンはイ・ボムに尋ねました。
イ・ボムは世子の行方もイソンという名の者を見つけて訓練する時間も無いと答えました。
国王は世子のかわりを捜すようにイ・ボムに命じました。

ハン・ギュホの家の門前に世子イ・ソンは立ち尽くしていました。
カウンを慰めに来たウ・ボとパク・ムハが部屋から現れ帰ろうとしていました。
やっとのことで立ち上がり客人を見送りい現れたハン・ガウンは世子を見るなり・・・
「チョンス若様。世子邸下(チョハ)のご友人ですよね?邸下(チョハ)に合わせてください。なぜ邸下を信じたお父さまが死んだのか。お父さまが言った正義が世子邸下なら、どうしてお父さまを殺せるのか。それが正義なのか尋ねばならぬのです。」
カウンは叫ぶとまた崩れ落ちました。イソンとパク・ムハはカウンを部屋に運び入れました。

夜になりました。世子イ・ソンは申し訳なくてハン・ギュホの家の門前で正座していました。見かねたイソンは世子にハン・ギュホの死は世子が処刑したのではないと言うと、誰が小尹(ソユン)を殺したのか尋ねました。イ・ソンは自分のせいだとイソンの父の無念を晴らせず小尹(ソユン)も死なせてしまったことを謝りました。イソンは協力を申し出ました。イ・ソンは礼を言いました。イソンは国王とイ・ボムがイ・ソンという名の者をなぜ捜しているのか世子に尋ねると、イ・ソンは辺首会(ピョンスフェ)への入会の身代わりを捜していると答えました。イソンは世子の身代わりになると申し出ました。イ・ソンはウ・ボが「新たな目で物事を見るのだ」という言葉を思い出しイソンに身代わりになってほしいと思いました。

王宮。
イソンを連れて王宮に戻ったイ・ソンは父王に世の中に出て辺首会(ピョンスかい)に立ち向かう方法を考えると言いました。そしてイ・ソンは自ら入会式に勝つ手立てを捜すために行くというと国王は反対しました。イ・ソンはイソンが聡明で志もあると身代わりに推薦すると、国王はイ・ボムにイソンが辺首会(ピョンスかい)の間者ではないか確かめさせました。

密室。
国王イ・ソンはイソンを拷問してなぜ世子の身代わりになるのか尋ねました。イソンは世子が民の正義となるので世子に忠誠を誓っても惜しくはないと答えました。
「世子がお前の忠誠が必要なほどふがいなく思えたのか!」
国王が怒鳴るとイソンに拷問が加えられました。
廊下ではイ・ボムが盗み聞きしていた武官を斬り殺しました。部屋に転がり込んだ痛いにイソンは叫び声をあげました。
「なぜ世子を助けると言った!無礼にも程があろう!」
「とても貧しいのです。仕事がつらいのです。病の母がいます!父が死んで日々を食つなぐだけで精一杯なのです。心配なく飢えることなく楽をして好きな学問をしたいからです!」
イソンは叫びました。

国王イ・ユンはイ・ボムにイソンを入会式に送りテモクを捕らえるよう命じました。

祈りの場。
世子イ・ソンは民のために辺首(ピョンス)と戦い民を守るためイソンに会ってから入会式に行くと雨ごいをしている父に言いました。
父王は世子が祈って雨が降れば考えると答えました。イ・ソンは民が水を得られず死んでいくことも知らなかったと言うと、国王は世子を守るために自分がしたことだと言いました。世子は自分のせいでこうなったので民に水を返す方法を見つけてくると土下座しました。すると天が暗くなり雨が降ってきました。

辺首会(ピョンスフェ)。
手下の両班や間者はテモクが国王と世子を封じ込めたことを祝いました。皆が笑いテモクが酒を飲んでいるところに世子イ・ソン(本物)があらわれました。
「そなたが辺首会(ピョンスフェ)の首領テモクか?」
世子は言いました。
「世子邸下(チョハ)です。礼を尽くしてください。」
護衛武士のイ・チョンウンは皆に言いました。
テモクは立ち上がり世子を上座を案内しようとしましたが、世子は断り適当な場所に座りました。
「ですが礼法がございます。」
テモクは世子に言いました。
「礼法というならそちは庭に出て土下座するのが筋だろう。そうするか?だがそちは朝廷の大臣より上座に座っている。もとより礼節とは無縁の席だろうしこのような席に押し掛けたのは私だ。座りなさい。」
世子イ・ソンは言いました。
なぜ来たのかと問うテモクに世子は助言を求めたいと言いました。テモクは国王と朝廷には忠臣が必要なので自分に任せてくれたら太平の世が来ると言いました。
「そうか。覚えておこう。」
世子が言うとキム・ウジェたちは満足そうに笑みを浮かべました。
そこにイ・チョンウンが花瓶に生けられた水仙に似たオレンジ色の花を机の上に置きました。
一昨年だったか野路の花が美しく温室に移したが花が咲かなかった。ネギかと思うほど茎だけがよく育った。もう一年待ったがまた花が咲かなかった。待ちくたびれて調べてみると寒さを経てこそ咲くというのだ。温室にいるせいで花が咲かなかった。不思議ではないか。花は北風や吹雪にさらされながら咲いてこそ真の花であろう。
「おいでになるばかりではなく花もくださるとは。邸下(チョハ)のご厚恩にかんしゃします。どうか民を愛する君主とおなりください。」
「もちろんそのつもりだ。」
仮面のイ・ソンはテモクと見つめあいました。

世子が帰った後の席。
「世子は意気地がなく閉じこもっていたのではなかったのか?」
テモクは手下に言いました。
「確かにそうでした。」
チンミョンは答えました。
厳しい冬に打ち勝ち花を咲かせるとはどういうことだ!ならばこの花は何だ!世子の挑戦状ではないか!
テモクは怒鳴りました。

夕方の楼閣。
ハン・ガウンが佇んでいると父のハン・ギュホが衣を娘に着せて微笑みました。しかしカウンに衣を着せたのは父ではなく世子のイ・ソンでした。
「お父さまとよく月を見に来ていたのです。」
日月期(ヘウォルキ)を知っているか?太陽は昼に月は夜に灯るという。ゆえに同じ空に太陽と月はいられないというが、ああして太陽と月が一緒にいるではないか。お父上は亡くなられたのではない。そなたと共にある。言っておかねばならぬことがある。カウナ。この月に寄り添う太陽のように常に(私は)そなたと共にいる。あの月のように離れてもあの月のようにどんな姿になっても私はそなたを守る。つらくても覚えていてくれ。私が、いつもそなたのそばにいると。そなたは一人ではないと。
イ・ソンは太陽と月が同時にある空を眺め、懐から月と太陽が描かれた飾りをカウンの首に掛けました。
「遠くへ行かれるのですか?」
「そなたの父上との約束を守るために、大切な人を守れる人間になるため出直すのだ。私がそなたの父上との約束を守れるか、私のそばで見守ってくれないか?そうしてくれるなら三日後にここに来てほしい。」
イ・ソンはカウンに告白すると額に口づけをしました。

(男性の歌が流れる♪)

ある日。

仮面をつけた世子は護衛武士のイ・チョンウンと従者、そして父王とともに行列で王宮に戻ってきました。イソンは緑の内官の服を着て行列に加わりました。

王妃は国王を迎え世子嬪について話を持ち掛けると、国王はその話を後にするように言いました。

夜。
国王イ・ユンは側室の楹嬪(ヨンビン)とイ・ソンと三人で話し合っていました。心配する楹嬪にイ・ソンは戦う覚悟を見せました。イ・ソンは小尹(ソユン)の娘ハン・ガウンが心配だと父母に世話を頼みました。

ハン・ギュホの部屋。
カウンは父の衣服から世子がハン・ギュホに下した命令文を見つけて読みました。そしてイ・チョンウンが世子の影武者として父が世子の名を語り水路を調査していたこと、父もまた罪を被ったことを思い出し泣きました。

ある日。
カウンは喪服姿で刀を携え城門前に行くと、世子を殺しに来たと刀を抜いたところを兵士に取り押さえられました。
このことはただちに国王イ・ユンに伝えられました。
「あの娘を守るという約束を忘れていた。ただちに放免してここに連れてまいれ。」
イ・ユンはイ・ボムに命じました。

世子の部屋。
イ・ソンは内官の身なりをしたイソンに世子としての振舞い方を教えていました。

温室。
イ・ソンは仮面を取りイソンにつらくなるとここに来て一人で泣いていたと打ち明けました。
「イソナ。最後にもう一度尋ねる。私が入会式を終えたらお前が仮面をつけるのだ。大丈夫か?己を隠して生きるということはとてもつらいことだ。誰も信じてはならぬ誰にも本心を打ち明けられぬ。貧しさに耐えるよりもつらいかもしれぬ。」
「邸下(チョハ)。私が邸下(チョハ)の身代わりになります。私を信じてください。」
「そうか。つらいだろうが耐えてくれ。」
「ただ・・・病がちな母と乳飲み子の妹が心配です。」
「私が面倒を見るから心配せず学問に励んでくれ。イソナ。この仮面をつけている間、お前は私だ。下を向いてはならぬ。私が戻った時ら、その時は私のそばにいてくれる友であり臣下になってくれぬか?」
「こんな身分で、邸下のおそばにいていいですか?」
そこにイ・チョンウンが温室に現れカウンが義禁府に連行されたと報告しました。
イソンは仮面をつけているのでカウンお嬢様に会ってきてほしいと言いました。

世子は内官の服を着て牢屋に向かいました。

国王は世子の服を着たイソンに入会式で苦しむが何と答えるのだと尋ねました。
「私は朝鮮の世子イ・ソンだ。」
イソンは答えました。

王宮を抜け出した世子はイ・チョンウンの護衛のもとハン・ギュホの家に行きました。しかし部屋には世子が送った飾りと手紙が置かれていました。

「若様(トリョンニ)を見ると父を思い出し幸せになれる気がしません。ゆえに忘れてください。もう訪ねてこないでください。私が世を去り若様との約束を守れなければ忘れてください。ですがもし生きて戻れたら若様のおそばにいます。」

「共に行ってほしいと欲ばりな事は言わぬ。だが無事に戻ってほしい。」
イ・ソンは首飾りを握りしめて目を潤ませました。

国王イ・ユンはイ・ボムに入会式の時に辺首(ピョンス)を壊滅させる命令を下しました。

夜の洞窟。
イ・ボムは世子の仮面をつけたイソンを伴い、兵士を鼓舞し出発ました。

怪しげな洞窟の中。
テモクは震える世子イソンの仮面をはずしました。コンは世子が偽物であることに気づき「世子の証を持っていた者です。」
と偽りではない事実を言いました。
テモクは世子に毒杯を飲ませました。イソンは胸を押さえて苦しみました。
「名を名乗れ。」
「イソンです。」
イソンは本当のことを言いました。
「もっとチムの毒を飲ませろ。」
テモクが命じると部下はイソンに毒を飲ませました。
「あ~!」
イソンは苦しみました。
「お前は朝鮮の世子イ・ソンに間違いないか?」
「私は朝鮮の世子イソンだ!」
イソンは叫びました。

イ・ボムと兵士は襲撃を受けました。

「偽物を送ったのね。邸下(チョハ)を助けなければ。」
キム・ファグンはコンに言いました。

王妃の部屋。
王妃は大臣から決断を求められていました。

夜道。
イ・チョンウンはお嬢様が心配でも亥の刻までに王宮に戻らねばならないとイ・ソンに言いました。
「明日テモクに会わねば。」
イ・ソンは馬を駆りました。

楹嬪(ヨンビン)の部屋。
ハン・ガウンは世子に合わせてほしいと楹嬪(ヨンビン)に言いました。
楹嬪(ヨンビン)は小尹(ソユン)を殺したのは世子ではないと言うと、カウンは世子が父を欺き首をはねるところを見たと証拠の命令文を提出しました。

王妃は命令を下すと兵士が現れ楹嬪(ヨンビン)のいる宮殿の門が閉じられました。

国王は待っていました。

楹嬪(ヨンビン)の部屋。
楹嬪(ヨンビン)は朝鮮の影の実力者テモクを知っているかカウンに尋ねました。カウンは背後に誰がいようとも世子がしたことによる自分の恨みは消えないと言いました。

兵士の足音がして楹嬪(ヨンビン)が扉から外を覗き見ると、世子の服を着たイソンが王の部屋に連行されて行くようすを目撃して息を飲みました。テモクが王宮に現れました。

王の部屋。
世子イソンが国王の前に突き出されました。
「世子を生かし私を討つため仮面をつけさせた。その手で勝つはずが手を誤りましたな。仮面をつければ誰でも王となれるのだ。世子を殺せば私がこの朝鮮を支配できる。願ってもないことだ。」
テモクは国王に言いました。
「世子を殺すだと?」
国王は怒鳴りました。

楹嬪(ヨンビン)の部屋。
楹嬪(ヨンビン)は尚宮にカウンを連れて逃げるように命じたとたん、口から血を吐いて苦しみました。カウンは毒だと診断を下し、楹嬪(ヨンビン)に水を飲ませて吐き出させました。

王の部屋。
「や~テモーク!」
国王イ・ユンは刀を抜いてテモクに襲い掛かりました。戻って来たイ・ボムも王を守るため加勢しました。

「なぜそちの父が死んだか知りたいのだな?今見た者たちが父を殺したのだ。東宮の温室に胎壺が隠されている。それを必ずチョンスに渡してくれ。必ずチョンスに渡すのだ。お前の父の・・・無念を・・・晴らしたければ・・・・・・。」
楹嬪(ヨンビン)はカウンに言うと、息絶えました。

テモクは手下に王を襲わせていました。
「父上!」
イ・ソンは内官の服を着て国王の部屋に入り、思わず叫んでしまいました。
「本物の世子だ!捕らえよ!」
テモクは命じました。
世子は慣れない刀でやっと敵の刀に耐えていました。
「テモーク!早く・・・逃げろ!」
世子に襲い掛かろうとするテモクにイ・ユンは刃を剥けました。しかし国王はテモクの凶刃に倒れてしまいました。

感想

仮面の王イ・ソン(韓国語: 군주-가면의 주인, 中国語: 君主-假面的主人)4話の感想です。何とイ・ソンのお父さんである王様イ・ユンと、お母さんの楹嬪(ヨンビン)が殺されてしまいました。しかも毒を盛ったのが、王妃っぽい?イソンもイ・ソンもテモクに顔を見られてしまい、どうなるの?イソンのお父さんもカウンお嬢様のお父さんもテモクに殺されてしまって・・・なんということなのでしょうか。ドラマで主人公がどん底に陥る不幸な場面なんですが、なかなか面白い演出だなと思いました。

今回も話の内容が濃くて、カウンのお父さんとイ・ソンのお父さんとお母さんが殺されて、イソンがチムの毒という怪しげな薬を飲まされていろいろやばい状況になってしまいました。イ・ソンはせっかくイソンを影武者にして下野して力を蓄えようと思ってたのに、もうバレたみたい!

ドラマの中で世子はテモクに対決姿勢を表していました。

そのテモクなんですが、妻が殺されてウ・ボに泣きついてるのに、ウ・ボはテモクを慰めるどころか無視するような態度で冷たく「山犬になれ」と言い放ってしまいます。ウ・ボがなぜあんな態度をとったのか意味がわかりません。

朝鮮のお国柄といいますか、権力者がやりたい放題して人間の悪い本質をあらわにする伝統ですかね、今日もニュースでやってましたけど、あれが人間の本性なのかと思うと、まさにチムの毒を飲まされたような状態が上のほうで(下もかな?)はびこってるんですね。ニュース見たときはまるで赤ちゃんがそのまま大人になったような我儘ぶりで野生の動物が吠えてるのかと思ったほどです(笑)日本人の感覚では恥ずかしいので誰もやらないのですが。

でも嫌な風習は何も朝鮮だけのことではありません。野蛮な文化を持つ民族は東南アジアのほうでも見られて・・・それはもう凄かった、中国のほうがマシとしか言えないものまであるんです。つい80年ほど前のことです。

世の中いろいろあるんですね。

続きが楽しみです。

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