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チャミョンゴ(自鳴鼓)の感想

チャミョンゴ(自鳴鼓)の感想

チャミョンゴ(自鳴鼓)の感想

韓国ドラマ「幻の王女チャミョンゴ(自鳴鼓)」の視聴感想です。このドラマは完成度は高くないのですが、過激なストーリーに思わず最終回まで目が離せませんで最後まで見てしまいました。ちょっと田舎臭い韓国の時代劇といった雰囲気で、三国時代の様子が再現されています。時代背景は高句麗では大武神王の治世で漢が支配している楽浪郡(楽浪国)が舞台です。ドラマの中では韓国語で楽浪国(ナンナングク)と言っていました。

楽浪郡というのは韓国ドラマ「朱蒙(チュモン)」でも少し登場した漢の支配国で紀元前108年から紀元303年まで存在した現在では北朝鮮の西側にあった小さな国(というか郡)です。現代の関係でいえば、高句麗と楽浪郡は、隣の県に行くぐらいの距離感だったのではないかと思います。

「朱蒙(チュモン)」を見た人には想像できると思いますが、朱蒙(チュモン)の孫の大武神王(テムジンワン)は扶余国の帯素(テソ)王の首を取ったという武勇伝があります。武神王(テムジンワン)は蓋馬国、句茶国を征服して32年には楽浪郡を征服しましたが44年に後漢の光武帝が楽浪郡を復活させ、その年に武神王(テムジンワン)は逝去しました。

舞台背景はこの高句麗の武神王(テムジンワン)が各地に侵攻して領土を拡張したり漢の支配に抵抗している時代です。そんな中で楽浪郡といえばこの武神王(テムジンワン)に狙われている立場です。

楽浪郡の王女チャミョンゴという実在したかどうかわからない伝説の姫と武神王(テムジンワン)の長男と言われる薯童(ソドン)との悲恋を描いたドラマです。

楽浪郡にはチャミョンゴ(自鳴鼓)という敵が来ると自分で鳴る太鼓が存在したという伝説があります。

ドラマの中ではこのチャミョンゴ(自鳴鼓)には仕掛けがあって・・・そこはまだネタバレしたくない人はこの先を読まないことをおすすめします。

主人公のチャミョンはモ・ハソという楽浪郡の将軍(≒王)チェ・リ(崔理)の第一正し妃との間に生まれます。チェ・リにはもう一人お妃がいてその名をワン・ジャシル(王紫実)といいとんでもない悪女でした。ワン・ジャシルはチャミョンが生まれた時にラヒ(羅姫)という女児を産んでいて、チャミョンを殺そうと命を狙います。生まれたその日のうちにチャミョンは小舟で流されチャチャスンという喜々楽々という学芸団の男に拾われて育てられることになりチャミョンはプクという名前で高句麗で大きくなりました。

高句麗には薯童(ソドン)という王子がいて、父に楽浪郡を献上することを夢見ています。
ワン・ジャシルにはワン・ホルという弟がいて真面目な将軍になりました。

二人の青年はチャミョンと出合い惹かれていきます・・・。

もうずいぶんと前に見たドラマなのでなぜチャミョンがチャミョンゴのところにいたのか覚えていませんが・・・チャチャスンという強烈で好きになれない怪しげなキャラクターとラストで主人公たちが死ぬところとワン・ホルと太っちょの妻が心底愛し合う様子が何とも強烈なまでに覚えています。

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