今日は、韓国ドラマの韓国歴史ドラマによく登場する部署について覚えたことを書き記してみたいと思います。
「水刺間(スラッカン)」
王様のお料理を作る部署で筆者が「チャングムの誓い」ではじめて覚えた王宮の部署です。「オクニョ~運命の女」でも後半に水刺間という言葉が登場しました。女性の女官が料理をして尚宮、最高尚宮(架空の地位)という上司がいるようです。正式には提調尚宮(チェジョサングン)が最高の位らしいです。チャングムに出てきたポン尚宮の「細~く、長~く」という台詞が印象に残っています。女官長の品位は正五品だそうです。当時は石鹸も消毒薬もなかった時代ですから衛生面ではどうだったんでしょうね。やっぱりしょっちゅうお腹が痛くなってたのかな?
ドラマ「ヘチ」12話にも水刺間が登場します。大王大妃(テワンテビ)が直接見に来ていることから王様の妃でも食欲に釣られてやって来る場所なのかもしれません。
ドラマ「ヘチ」12話にも水刺間が登場します。大王大妃(テワンテビ)が直接見に来ていることから王様の妃でも食欲に釣られてやって来る場所なのかもしれません。
「内侍府(ネシブ)」
いわゆる宦官を統率する部署のほうです。
「内侍府事(ネシブサ」という言葉は「王と私」というドラマで覚えました。
ネシブは王の身の回りや財産の世話をする部署で従二品の判内侍府事(パンネシブサ)が最高位で「王と私」に出てくるように膳尚(サンソン)もしくは大殿内官(テジョンネグァン)と呼ばれたそうです。幼いうちにあそこ(どこかな・・・)を紐で括って血流を悪くさせて壊死させて落としてしまうと「王と私」に描かれていました。何とも嫌な職業ですね。
「内禁衛(ネグミ)」
2014年放映の「根の深い木」で日本でも存在が明らかになった「内禁衛(ネグミ)」。ネグミといえばムヒュルというイメージしかありません。内禁衛(ネグミ)は王の護衛をする部署のようです。内禁衛将(ネグミジャン)は従二品が最高位のようです。内禁衛(ネグミ)の部署はいくつかに分かれているそうです。「三銃士」という韓国ドラマでは翊賛(イクチャン)という役職が出てきました。よくあるのは内禁衛(ネグミ)の従事官(チョンサガン)という肩書です。
内医院(ネイウォン)
「ホジュン」や「チャングムの誓い」、「天明」「馬医」でメイン舞台となった内医院(ネイウォン)。宮廷の中にある医院です。ほんとに王様以外の低い身分の治療もやっていたのかな!?国王の医者である御医(オイ)、首医(スイ)の正三品が最高位のようです。ホジュンは死後に正一品に相当する輔国崇禄大夫(ポグク スンノクテブ)の位を賜れたそうです。「武神」のキムジュン役の人が演じたホジュンは武人に見えてやられたら今にもやり返しそうに見えました。医者を目指す人は漢方薬とハリ治療ができたらなれそうです。当時は割と誰でもできそうな仕事ですね。でも針の消毒とかやってなかったのではないかと私は思うのですが・・・針の使いまわしなどが感染症の原因となったのではないでしょうか。
まだまだ続きはまた明日。