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韓国ドラマの時代的によく登場する官庁 後編

李氏朝鮮の王座

韓国ドラマの時代劇によく登場する官庁について、後編です。

捕盗庁(ポドチョン)

ポドチョンといえば、「トンイ」の従事官(チョンサガン)や「奇皇后」のハ・ジウォン主演の「茶母(タモ」を連想します。李氏朝鮮の 成宗代から 中宗代にかけて創設された、漢城府及び京畿道の警察業務を担当する部署だそうです。従二品官の左右の大将(テジャン)、左大将と右大将が最高職のようです。

現代日本でいえば警視庁のような存在でしょうか。

司憲府(サホンブ)

司憲府(サホンブ)は捕盗庁(ポドチョン)よりも格上の官庁です。長官は大司憲(テサホン=長官)と呼ばれます。副長官は執義(チビ)と呼ばれます。以下は掌令(チャンリョン)持平(チピョン)監察長、監察(下っ端)、下働きの茶母(タモ)などで役所が構成されています。司憲府(サホンブ)の仕事は主に両班の事件を担当しています。規律はたいへん厳しく上司より先に登庁しなければなりません。

司憲府(サホンブ)のことを徹底して描いたドラマに「ヘチ」があります。オッスオッスの熱血漢がたくさん登場します。

現代日本で言えば特捜部のような捜査機関になるでしょうか。

義禁府(ウィグムブ) 

韓国ドラマではいつも無実の人を捕まえては拷問をしているイメージしかないウィグムブ。従一品の判事が最高職のようです。判事、日本にも同じ言葉がありますね。

図画署(トファソ) 

「イサン」や「風の絵師」「師任堂(サイムダン)、色の日記」で舞台となった図画署(トファソ)」。いつも風流な割にものすごくいじわるな人たちがいて、ほんとにこれが絵を描く人の心なの?と思うくらい酷い部署・・・いえ、朝鮮王の代々の肖像画を描く大事な部署のようです。いつも官僚にぺこぺこしている印象があります。最高職でも品位は従6品と女官の尚宮よりも身分が低かったようです。朝鮮史でも「風の絵師」の金弘道(キムホンド・檀園ダヌゥォン)が有名なようです。「風の絵師」はいいドラマでしたね。「サイムダン」もうっとりするような素敵な恋愛ドラマでトファソはロマンティックなドラマが多くて嬉しいです!

議政府(ウィジョンブ)

李氏朝鮮王国を描いた韓国ドラマに欠かせない部署といえば、「議政府(ウィジョンブ)」です。左右の議政がいて、領議政(ヨンイジョン)が最高位で正一品の位となります。左右の議政(チャイジョン、ウイジョン)も正一品で高い身分で朝鮮を代表する人物であるようです。左議政(チャイジョン)のほうが右議政(ウイジョン)より身分が上のようです。次いで、左右の賛政(チャウ・チャンジョン)が従一品で、左右の参政(チャウ・チャムチャン)が正二品の位となるようです。

正二品の六曹(ユクチョ)の判書(パンソ)を束ねる最高権力者でもありました。
六曹(ユクチョ)は、日本の省庁に相当するもので、パンソは省庁の長官に相当する職のようです。
人事を担当する吏曹(イジョ)、戸籍と財務を担当する戸曹(ホジョ)、儀礼と教育を担当する礼曹(イェジョ)、軍を担う兵曹(ピョンジョ)、司法と刑罰を担当する刑曹(ヒョンジョ)、土木工事や建築を担当する工曹(コンジョ)がありました。

朝鮮では位が上の人には絶対に逆らえなかったとすると、朝鮮を動かしていてのは、ウィジョンブの少数の高い位の身分の人だったことがうかがえます。


承政院(スンジョンウォン)

「イサン」の洪国栄が都承旨(トスンジ)の最高職、正三品として劇中で権力を武器に自分の一族を反映させようとしていましたね。承政院(スンジョンウォン)は王命の伝達と臣下の上奏を行う部署です。王と密接な関係を築けることから、しばしばそれを悪用したトスンジもいたようですね。都承旨(トスンジ)の下は、左承旨(チャスンジ)と右承旨(ウスンジ)です。

次回は李氏朝鮮の王宮の組織についてみていきましょう。

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