奇皇后 49話 真の味方
あらすじネタバレ感想
心の支えだったぺガン丞相を失ったタファン(皇帝)はキ・ヤンに席藁待罪(ソッコテジェ)を要求する。(アルコール中毒で精神の脆くなっているタファン 大ショックです)
タルタルがぺガン丞相が漢民族を虐殺する計画を立てていたことをタファン皇帝に明らかにしようとヤンに話します。
でもタルタルの身を案じやめるよう説得するヤン。
心配してもらってうるうるするタルタル(笑)
席藁待罪(ソッコテジェ)をしないヤンを問い詰めるタファン。
罪を犯していないのでお座りして罰を待つ必要がないとヤン。
(席藁待罪(ソッコテジェ)は大元帝国にもあったのかな?なーんて疑問)
コルタがヤンを消しかけるようタファンに告げ口します。
タファン「ヤンよ鞭に打たれよっ」コルタのいう通りに行動しちゃうロボット君。
(タファンの精神弱すぎw)
コルタ(メバクの頭)は右腕と企てをしています。
コルタ「ヤンがいなくなれば皇帝の主は私だ」
部下「米の価格が下がっている」
コルタ「しばらく様子をみて買い占めろ」
頭に扮したコリョ王の命令でため込んでいた米と金を売って交鈔(コウショウ)を買うメバクの手下
メバクと貴族がわれ先に米を売るので落ちた米に群がる元の民。
ヤンはタファンに別れの挨拶に来るもタファンに拒まれて寺に去る。
その様子に皇太后は喜ぶ。
野心を捨てろとヤンは皇太后に言うも自分の身を心配しろと皇太后。
ヤンが追放されてうろたえる元の官僚に剣を持ってグレがタファンが現れる・・・
(タファン、完全にグレてます)
タルタルだけがタファンに正しい忠言をする。
NHK BSの奇皇后は全51話で残りあと2回です。
いや~タファンが乱心してしっかりしてないから政治も安定しませんね。
タファンの周りにはタルタル以外は悪い虫しか集まりません。
なんとも運のないタファン。
タファンの乱心を皇太后は好機と喜んでいます。
皇太后はタファンへの忠誠心は皆無です。
コルタも忠誠心ゼロの悪党ですw
タルタル以外の臣下は命が惜しくて忠言すらしません。
現代医学では精神障害のタファン。
タルタルがタファンの寝室にぺガンとメバクの悪行の証拠を持ってくる。
タルタル「メバク罰しなければいけません」
タファン「タルタル、任せた!」
タルタル「いえ、私はおじさんを殺したので宮中の政治から引退して隠遁するのでヤンをお傍に置くべきです」
鞭に打たれるヤンをタファンが見に来ました。
コルタはありもしないヤンの悪口をタファンに言います。
(悪魔の囁きというやつですね)
穀物を売らせ偽物の交鈔を作って準備をするワン・ユ。
慌てて穀物を買いもどすように慌てるメバク。
タルタルがワンユが大都にいることに感づく。
場面は変わってタンギセ登場。
子分に金を謝礼として渡すタンギセ。
偽物の頭に気づくコルタ。
孤独なタファンは何も起きなくても傷つくほど精神が弱っています。
ヤンを思い出し、恋しくなってヤンのところへ行くタファン。
竹に打たれるヤンに「陛下のために祈るヤン」を見て心打たれるタファン。
打たれて傷ついたヤンに軟膏を塗るタファンはヤンを赦した。
(愛する人に対してだけは人並みの思いやりがあるタファン)
アユルシリダラとヤンとの涙の再会。
ヤンを殺すたくらみをする皇太后。
偽の交鈔をばらまく準備ができたとワンユ。
賢くないタファンを政治的に支えるヤン。
もうアユを守るために必要だった権力はいらないというヤンに喜ぶタファン。
仲良くする二人。
ヤンを殺すしかないとコルタは偽の頭の正体を暴けと部下に指示。
タルタルのところにヤンが行き、タルタルが丞相になるようにお願いするヤン。
(優雅にお茶をすするタルタルとヤン)
タルタルから偽の交鈔の情報を得たヤンはタファンにも知らせる。
タルタルが宣旨「貨幣を変える」
タファン「朕に従え、キ・ヤンを皇后にする。この国の母になってくれるか?」
ヤン「恐悦至極に存じます陛下」
貨幣を変えればメバクは大損をすると喜ぶワンユと仲間。
ワンユが穀物を皇帝に「穀物で民を救ってくれ」と献上する。
知っててヤンに黙ってるタルタル。
コルタがヨムビョンスに正体を明かし「死ぬか右腕になるか」という選択を与える。
タンギセがヤンとタファンを殺そうとする情報を得たワンユは・・・
ソ尚宮がタンギセにマハ皇子がワンユとヤンの子であることを告げ口する。
ぶち切れるタンギセは偽物のメバクの頭に面をとるよう要求する。
お面をとったのはワンユの偽物の頭になった知らない人w
偽物の頭にタファンとヤンとアユを殺しパルラチョフを皇帝に担ぐよう手口をばらすタンギセ。
「この世で安全な蔵は民」というヤンにタファンは同情する。
(韓国の時代劇っていつも民が大事、民が大事というけれど、実際は色のついた着物も着られないほど貧しい暮らしを強いられたてのが民なんですよね)
穀物をもらい、皇帝陛下万歳という民。
(こうありたかったという韓国の人の理想像)
そこにタンギセがタファンとヤンを殺そうと現れる。
にひひひwとほくそ笑むタンギセw
そこに弓矢が飛んできてワンユと仲間たちが援軍に来る。
うぎゃwっとやられるタンギセの子分たち。
タンギセに弓矢を放つヤン。
「スンニャン。」
「スンニャン。」
とヤンの本名を繰り返すタンギセは瀕死になる。
「スンニャン。」
「スンニャン。」
(もしかして一番ヤンに執着があったのはタンギセかしら)
タンギセが倒れてワンユに気づくヤン。
息絶える寸前のタンギセからマハ皇子の真実について知るタファン。
(日本語吹き替えのほうがおもしろいタンギセ)
タイミングが悪いことにワンユがタファンの前で覆面をとる・・・
(なぜ覆面をとっちゃったのw)
いや~あと2話ですよ、に、わ。
歴史では奇皇后の後は元は滅ぶというか、縮小して北のほうに追いやられてしまうのですけどね。
李氏朝鮮にとっては「元」と「明」のどちらがより嫌だったのかなぁ。
どちらにせよ、そうなる前には「元と高麗」の戦争があったと思うんですけどね。
モンゴルの高麗侵攻は1231年から1273年にわたり繰り返し行われて、
やっぱりその間にとてもたくさん殺された人がいたのでしょう。
そんな「武神」で描かれた時代を経ての奇皇后(1315年頃 - 1369年もしくは1370年以降)
彼女が元の王室に嫁いだことで、高麗は元の征東行省の長官となり、高麗王は元の家臣となったと同時に元から高麗に直接政治的影響を受けるようになったそうです。
wikipediaによるとバヤンクトゥ皇后はよくできた人物で・・・とありますから、少なくともドラマ「奇皇后」のバヤンフトのように朝鮮っぽい悪人ではなかったようですね。
どうも元の登場人物が朝鮮の人のように描かれてしまうところはちょっと残念でモンゴル風の文化で演じてほしかった気もします。
歴史をみてみるとタルタルは実在したココ・テムルの代わりかな~と思っちゃいますね。