ミストレス8話「生存/指紋」~愛に惑う女たち~
あらすじ
暗い部屋。床には血だまりの上に黒のコートが捨てられ、サングラスとスカーフも捨てられていました。壁には赤いフレアパンツと黒のタートルネックを着た女性が片膝を突いてもたれかかっていました。床には(精神科の)録音テープが3つ散乱していました。
「(※ペク・ジェヒの録音テープの声)はぁ。驚いたでしょう。本当に驚いたわよね。私たち、仲の良い夫婦と思われていたもの。チャンヒョンさん(夫)はいい人と思われているようだけど、いいえ。」
ウンスの診察室(過去)。
「あの人は本当に怪物よ。怪物。」
派手に着飾っているペク・ジェヒは言いました。
「(※ペク・ジェヒの録音テープの声)いつか、殺されるわ。でも、あの人(彼)は違う。はぁ。あの人は、とてもやさしくて、甘いの。」
ペク・ジェヒの声を、まとめ髪のおばさんが怖い顔で聞いていました。
ウンスの診察室(過去)。
「溶けちゃいそうだわ。秘密を教えてあげましょうか?この間、イニシャルを入れたブレスレットを蝋燭に入れたでしょ?誰にあげたか教えてあげる。」
ペク・ジェヒはくねくねと身をよじらせ、両手を組んで顎を乗せました。
「(※ペク・ジェヒの録音テープの声)夫以外よ。ふふふふふ。あなたの知っている人よ。ふふふふふ。」
おばさんはジェヒの声を聴いていました。
夜の保険会社。
「ペク・ジェヒの死。」
ハン・サンフンはホワイトボードに事件のチャートを見て、顔に手を当てながら考えていました。
「どこだ。キム・ヨンデ。」
ハン・サンフンは呟きました。
夜のバー。
「お~。カン・テオ~。人が見ているわね。」
ファヨンはセクシーな黒のブラウスに腰のラインが見える白のスカートを履いてバーのカウンターに寄りかかりました。若い女性たちは丸い眼鏡にスーツ姿のカン・テオを見てニヤニヤしていました。
「明日、本当に大事な会議があるんだ。」
カン・テオは困ったように言いました。
「今日は帰らせない。オッパ。変わったことがしたいんでしょ。今を楽しみましょう。」
ファヨンはそう言うと、廊下に行きました。
バーの化粧室。
「あ~ん。もっと飲みたいの~。」
酔っぱらった女性、クライアントの夫人は友人に言いました。
「今日はそれくらいにしとこう?帰ろう?どうしたのよ?」
友達の女性は言いました。
「たまにはいいでしょ。朝まで付き合って。わかった?」
クライアントの女性は言いました。
ファヨンはクライアントの姿を見つけると小走りでカン・テオのところに行きました。
バーのカウンター。
「帰ろう。」
ファヨンは慌てて言いました。
「どうして?」
カン・テオは不思議に思いました。
「ここにいてはだめ。」
「だめよ。楽しんでるのに。」
「ワイフがいるからよ!」
「え?」
「もう行こう。うわ~。よりによって入り口付近にいる。」
「ワイフがどうしたって?」
「振り返っちゃダメ。そうよね。(夫に)復讐するために浮気するつもりだわ。どうしてここに?ねえ。携帯のアプリも見た?何してるのよ。」
ファヨンが後ろを振り返るとクライアントと友人がそれぞれ男性にお供をさせてお酒を飲んでいました。クライアントの女性は男性の首に腕を回しました。
「どこにもいないぞ。」
カン・テオは背中を振り返って言いました。
「青いワンピースよ。」
「ファヨン。」
「振り向かないで。あの女性は、ワイフじゃないぞ。」
「何を言ってるのよ。ワイフは青い服の・・・。」
「ワイフじゃない。」
「なら、誰なの?」
ファヨンは何度も女性を確かめましたが、それはまさにクライアントの女性(カン・テオの妻を自称)でした。クライアントの女性は男にすり寄って男を楽しんでいました。
日中のヤンプン郵便局。
「こんにちは。これは、ここの発送ですよね。送り主を調べて貰えますか?」
セヨンは郵便局の受付の男性に言いました。
「なぜですか?」
「誤りなので返送したくて。」
「少しお待ちください。何度も送ってますね。以前住所を書いたみたいです。」
男性は住所を調べてセヨンに教えました。
スーパーマーケット。
家政婦の女性はイェリンを見失い、慌てていました。
廃墟。
セヨンは廃墟を探索しました。
スーパーマーケット。
イェリンは顔見知りの少女(サンヒに似た少女)を追いかけ、歩くエスカレーターに乗りました。
廃墟。
セヨンはガスコンロに乗せられた鍋とキャンプ用のチェアなど人が一人程度生活している痕跡を発見しました。セヨンは棚にあるCDラジカセを見つけ、CDをかけました。すると音楽が鳴り、人が走り去る音が聞こえました。セヨンは走って廊下に行きました。
「はぁ。はぁ。はぁ。」
するとスマホの電話が鳴りました。
「もしもし?」
セヨンは電話に出ましたが、音沙汰がありませんでした。セヨンは走り出しました。
ある日のカフェ。
「こんにちは。」
ファヨンはクライアントを見つけて店に入りました。女性は優雅にレモネードを飲んでいました。
「夫の浮気を暴く手がかりが見つかったわ。」
女性はハンドクリームを、わざわざ格好を付けて自分の手に塗りました。
「何かしら?あなたの夫のカン・テオさんの手がかりとは?」
ファヨンは左耳の、シルバーの大きな花の耳飾りに手をやりました。
「蝋燭。」
「ローソク?」
「ええ。不倫相手の女が夫にあげたの。」
「どうしてそれが不倫相手の物だってわかるの?」
「もちろん、私が見たらわかる。ファヨンさんは、それを捜してくれるだけでいい。」
「あなたが直接捜したら?」
「もう捜したわ。一か所を残しては。夫の会社の執務室よ。」
「特別なローソクなの?」
「そうね。イニシャルが入ったブレスレットが入ってるわ。」
高校。
ハン・ジョンウォンは同僚の教師、ナム・ジンヨンをコーヒー休憩に誘いました。ジョンウォンはUSBメモリーを机に置きました。
「正直に言ってください。このUSBは先生が私の机に置いた物ですよね?」
「ええ?何を言うんです?」
「これの中身を知ってるでしょ?これはドライブレコーダーの・・・。ひとつお伺いします。先生の車の映像を誰かに見せましたか?」
「見たことありませんよ~。」
「では車を譲った時にデータを消しましたか?」
「ああ。そんなことをしなくても勝手に上書きを・・・?ああ。あの時のことかな?一か月くらい前に、事故の映像を確かめたいと映像を渡したことがあります。」
ナム・ジンヨン先生は思い出しました。
「車を学校に置いていった次の日?」
「ああ。そうです。SDカードは次の日に返してもらいました。なぜか私も見てみたけど中身が全部消されていました。」
「それは誰ですか?」
「ミンギュ先生。」
ハン・ジョンウォンは学校の階段で痛そうに下腹部を押さえました。ジョンウォンは保健室に行き薬を飲みました。高医の女医の先生は症状が気になるとジョンウォンに言いました。
車道。
ファヨンはクライアントの女の紺色の車を尾行しました。女は(バックミラーを顔を動かさずに見て)澄まし顔で車を運転していました。
刑務所。
ウンスはチャンヒョンと面会し、ペク・ジェヒの録音テープを盗んだのは誰か尋ねました。
「ふっ・・・。刑務所で暮らしているオレに聞かれてもなぁ。」
「あなたのお母さんよ。チャ・ミンジェ先生を殺した犯人が誰かわかったわ。早い展開でしょ。だから答えるなら今のうちよ。無論、あなたが隠し続けても少しずつ真実が明らかになる。次はここにあなたのお母さんが起訴されたと言いに来るかも。だから、早く話してよ。時間を無駄にしないで。」
刑務所の外。
ウンスは車で待っていたチャ・ソンホと合流しました。ウンスはそのうちチャンヒョンとその母が罠に掛かかるはずだと言いました。
美容院。
「もしもし。」
ナ・ユンジョンは電話に出ました。
「母さん。」
チャンヒョンは母に電話で話しました。
車道。
「お。ウンスだわ。」
ファヨンはウンスとチャ・ソンホが乗った車とすれ違いました。
刑務所。
ファヨンはクライアントの女性が刑務所に入るのを目撃してウンスに電話を掛けました。
「もしかして刑務所の帰り?」
ファヨンはウンスに言いました。
「ええ。ソン・チャンヒョンに会ってきたの。」
「やっぱり、チャンヒョンさんはチェヒの夫なのね。」
「刑務所にいるの?」
「ええ。尾行してるの。」
「誰を?」
「蝋燭を持ち去った人はわかった?」
「うん。チャンヒョンさんのお母さんよ。」
「チャンヒョンさんのお母さん?」
「蝋燭工房があった場所に美容室を開いた人はソン・チャンヒョンさんのお母さんよ。チェヒの姑よ。」
「本当なの?」
「カウンセリングの録音テープもチャンヒョンさんのお母さんに盗まれたわ。」
「何者なの?ああ。ひとつ教えて欲しい。昔工房で作った愛の蝋燭にブレスレットを入れてチャ先生にあげたでしょ?ウンスや。」
ファヨンは言いました。
ウンスの車の中。
「何を言うのよ。ただの贈り物よ。」
ウンスはハンズフリーで話していたのでチャ・ソンホをチラリと見ました。チャ・ソンホは目を閉じて寝ていました。
「違ったかな。」
ファヨンの声がマイクから聞こえてきました。
「運転中だからいったん切るわね。」
刑務所。
クライアントの女が出て来て車に乗り込みました。
「何か引っかかるわね。」
ファヨンは女を見てつぶやきました。
刑務所。
ファヨンは刑務所の事務室に行き、女が誰と面会していたか尋ねました。警察官は教えられないと言いました。ファヨンはかわいこぶりっこして頼みましたが断られました。次におばさんが現れキム・スヨンの面会を申し込みました。
学校のトイレ。
ジョンウォンは尿検査を行い結果を見て動揺しました。その時夫のファン・ドンソクから電話が掛かり、今日は夫婦で診療に行く日だと言いました。ジョンウォンは体調が悪いと言い訳しましたが、ドンソクはどうしても行くと言いました。ジョンウォンは忙しい振りをして電話を切りました。ジョンウォンは鏡で自分の姿を見て震えていました。
美容室。
ウンスはナ・ユンジョンを訪ねました。
「いらっしゃいませ~。そこでお待ちくださいね~。」
ナ・ユンジョンはウンスを待たせて最後の客を送るとウンスに気づかれないように店を閉店し、扉の鍵を掛けました。
「今日はどうしましょう?」
ナ・ユンジョンは美容師らしく、ウンスに尋ねました。
「毛先を整えてください。」
ウンスは言いました。
「十分きれいに揃っているわよ。もう少し伸ばしたらどうかしら?」
ナ・ユンジョンは背後からウンスの髪を手でほぐしました。
「落ち着かないんです。ありますよね。我慢できずに冷静でいられないことが。」
回想シーン。
ウンスの車の中。
チャ・ソンホは美容室に入るウンスの襟に、無線マイクを取り付けました。
「あ~あ~。」
ウンスは声を出しました。
「一人で大丈夫ですか?」
チャ・ソンホは音を確かめました。
美容室。
「ここは大丈夫?」
ウンスは散髪してもらいながら言いました。
「何がなの?」
ナ・ユンジョンはウンスの髪を切りました。
「この辺りで窃盗事件がありました。」
「それで?初めて聞くけど。」
「うちの病院なんですが。」
「犯人は職員かしら?」
「・・・・・・。」
「何?」
「見覚えを?」
「私たち、どこかで会ったことがありましたか?」
「カフェの社長です。」
「ああ。見たことがあるわ。」
「二年前に一度会いましたよね。」
「どこなのかしら?」
「息子の裁判で。」
ウンスが言うと、ナ・ユンジョンの鋏を持つ手が止まり表情が凍り付きました。
「泥棒が何を盗んだか気になりませんか?」
美容室(回想シーン)。
「オレを録音テープのことで疑っている。」
息子のソン・チャンヒョンは母のナ・ユンジョンに電話で言いました。
「それで?」
「気を付けて。他にも気づいてる。」
「他にも?何か知ってる?」
「母さんは浮気男にチャ・ミンジェを疑っていただろ。チャ・ミンジェが死んだ時に蝋燭を・・・。」
「それ以上しゃべるな。黙れ。」
美容室。
「患者の録音テープです。」
ウンスは言いました。
「あら。そんなもの盗んでどうするのかしら?」
ナ・ユンジョンは言いました。
「さあ。私も気になります。」
廃墟の前。
セヨンは急いで車に乗って去りました。怪しげな男がビルの上からセヨンを見ていました。
美容室。
「最近息子さんと会いましたか?お元気そうでしたよ。」
ウンスは言いました。
「息子をよく知ってるわね。」
ナ・ユンジョンは片づけをしながら言いました。
「奥さんの友人ですから。奥さんの録音テープは全部聞きました?」
「何を言うのかしら。」
「こんな話はどうですか。どうしてチャ先生の家から蝋燭を持ち出したのか?工房で作った蝋燭とチェヒの録音テープ。両方は繋がっている。これでわかりましたか?」
「・・・・・・。あらあら。何を言うのかしら。」
「誰にも言ってません。先生の死の真相は私一人で調べました。私がここに来ることも誰も知らないんです。でもこれからは違います。あなたが黙っているなら警察署に行きます。チェヒのテープが盗まれた時の防犯カメラの映像で警察も動くはずです。私の証言で事件の再捜査がはじまります。無論、あなたは最初に疑われます。刑務所に入ることになれば、あなたの(美容の)技能がホコリをかぶることになりますね。ヘアクリームを塗ってください。」
ウンスが言うと、ナ・ユンジョンはワゴンの上にある鋏に手をかけ、次に電気コードに触れ、ムースでウンスの髪を整えました。
「一人で調べたそうだけど、誰にも言ってないの?」
「だから教えてください。あの蝋燭が、人の命より大事だった理由はなぜかしら?」
ウンスは言いました。ナ・ユンジョンはドライヤーを手に持ちました。
ウンスの車の中。
「一体何を考えている。」
チャ・ソンホは音がしたのでウンスを心配していました。
回想シーン。
ウンスの車の中。
「私も行きます。」
チャ・ソンホはウンスに言いました。
「息子から知らせを受けてあの人も考えたかも。」
ウンスはソンホに言いました。
「何を?」
「犯行が知られ、それを知っている女が目の前に現れた。どうすると思う?」
「わかりません。」
「あなたはあの人が自白したら警察に行ってちょうだい。何があっても中に入ってはダメよ。」
ウンスの車の中。
「私の息子はあの人を殺してない。」
ナ・ユンジョンがウンスに言う声が聞こえてきました。ソンホはヘッドホンに聞き耳を立てました。
「じゃあ誰が殺したの?」
ウンスの声が聞こえてきました。
美容室。
「それを知りたくて、あの家に・・・!」
ナ・ユンジョンはウンスの背後から電気コードを両手いっぱいに引っ張りました。
異変を察知したソンホは車から飛び出し、その音がナ・ユンジョンの耳にも入りました。
「あの男の息子なの?」
ナ・ユンジョンは手を降ろしました。
チャ・ソンホが店のドアを開けようとする音が鳴りました。
ナ・ユンジョンはウンスの首に電気コードをかけようとしましたが、ウンスは身をひるがえして逃げました。
「よくもお前!」
ナ・ユンジョンはマイクを見つけて激高しました。
「チャ・ミンジェ先生を殺したのはあなたね。」
ウンスはナ・ユンジョンに言いました。
「お~っ!驚いた。私に薄情させたかったの?」
ナ・ユンジョンは醜い表情を浮かべて言いました。
「あなたが先生を殺したんでしょ!言え!あなたが先生を殺したと!」
ウンスが言うと、ナ・ユンジョンは再びウンスに襲い掛かりました。ウンスはナ・ユンジョンともみ合いになりました。
「チャ・ミンジェ先生を私が殺した、そう言わせたい?」
ナ・ユンジョンはレコーダーを踏みつけました。
「あなたがつかまらないの葉、証拠が無いわけでも捜査の手落ちでもない。私があなたの指紋を消したのよ。私が、自分を守るためにあなたの指紋を消したのよ!!!でももう終わりよ。テープがあれば、警察はあなたを調べる。」
ウンスは悔しそうに言うと、部屋の中にあるはずのテープを探しました。ウンスはナ・ユンジョンとのバッグに目を付けましたが再びナ・ユンジョンともみ合いになりました。ナ・ユンジョンは床に落ちている鋏を拾うとウンスを刺そうとしました。ナ・ユンジョンが手を振り上げた瞬間、ドアのガラスが割れました。チャ・ソンホはウンスと店から出ました。
店の前。
「正気なんですか?自白させるために命を懸けるなんて!」
チャ・ソンホはウンスに言いました。
「何があっても来ちゃダメって言ったでしょ?」
ウンスは怒ったようにソンホに言いました。
「命を失ってもいいのです?自分の命より大事なことなんですか?」
ソンホはウンスの腕を掴んで振り向かせました。
「それだけ必死なの。」
ウンスは答えました。
「・・・・・・。答えて。本当の目的は何ですか?私がきっかけを作ったのは確かですが、なぜ犯人にこだわるんですか?」
「これだけは言える。あなたのせいで失敗した。」
ウンスは目を赤くして言うと、去りました。
刑務所。
弁護士のヤン・ジンゴンはファヨンに目配せしました。ファヨンは警察官からソン・チャンヒョンの面会記録を受け取りました。
「ソン・チャンヒョン。友達?」
ファヨンはつぶやきました。
「服役する前からの恋人だという噂です。」
警察官は言いました。
「教えて。詳しく。」
ファヨンは言いました。
ウンスの診察室。
ジョンウォンは泣きながら夫か浮気相手かどちらの子かわからないけど妊娠したけどおろせないとウンスに相談しました。ウンスはアメリカでDNA鑑定する業者に依頼することをすすめました。
セヨンの車。
セヨンは警察から連絡を受けました。
高校の廊下。
ジョンウォンは元気なく歩いているとクォン・ミンギュが話しかけてきました。ジョンウォンはクォン・ミンギュを憎み、階段に呼び出し問い詰めようとしました。その時女医が現れ「妊娠でしょ」と言いました。クォン・ミンギュは階段の途中で歩みを止めました。ジョンウォンは妊娠じゃあかったと女医に言いました。女医はジョンウオンに謝りました。
誰もいない教室。
クォン・ミンギュはジョンウォンの手を掴み教室に連れ込み「私の子だろう」と言いました。ジョンウォンは「ジンヨン先生から映像をもらったでしょ!最低ね。顔も見たくない。」とクォン・ミンギュの頬を叩きました。
「送るつもりはありませんでした。あの日、ジンヨン先生のドライブレコーダーが光ってたから。だけど、映ってないか心配でSDカードを借りただけでした。でもジョンウォン先生が約束を破るから腹が立って・・・。」
「ハン先生よ・・・。」
「え?」
「チョンウォン先生でなくハン先生よ。」
ジョンウォンは部屋から出て行きました。
夜のウンスの診察室。
ジョンウォンはチャ・ソンホから電話を受けました。ソンホは「先生にどんな理由があっても聞かないけどこれだけは答えて。ナ・ユンジョンが父を殺した犯人ですか?」と言いました。ウンスは言葉を詰まらせました。
夜の住宅街。
チャ・ソンホは車を見張っていました。
ファヨンの車。
ファヨンはウンスに電話でソン・チャンヒョンと面会していたのはペク・ジェヒの夫の愛人でチャンヒョンは愛人を通じて妻を殺した真犯人を捜しているようだと教えました。
「もしかして母親のナ・ユンジョンも同じことをしているのかも。だから録音テープを盗んだ。あなたが思っている以上に関わっている人が多いわ。」
夜の警察署。
セヨンはイェリンと再会しました。刑事はパク・ジョンシム(チョンシム)というおばさんがイェリンを見つけて連れてきたと言いました。
「お母さん。サンヒは元気だって。また一緒に遊びたいって。」
イェリンは言いました。するとそこに(新しい)家政婦のおばさんが現れました。イェリンはおばさんをクビにしました。机には、イェリンが警察署で描いた、セヨンと中国人の家政婦、イェリンとサンヒが同じ家で暮らしたいという夢の絵が置かれてました。
夜のセヨンのアパート。
セヨンはイェリンを寝かしつけました。
中国人の家政婦のアパート。
女は放心したように暗い部屋で壁にもたれていました。すると「イェリンのママ」から電話がかかってきました。
夜の歩道。
ナ・ユンジョンが歩道を歩いていると、ハン・サンフンが現れナ・ユンジョンを車に乗せました。ハン・サンフンはペク・ジェヒを殺した犯人はキム・ヨンデか尋ね、録音テープを聞かせて欲しいと言いました。ナ・ユンジョンは得る物が無いと教えないと言いました。
日中のカフェ・ブラウン。
セヨンの店に二人の刑事が現れました。刑事は「ナ・ユンジョンさんという人が殺されました」とアルバイトの女性に聞き込みをしていました。刑事のパク・テスはセヨンにも同じことを尋ねました。刑事が言うにはナ・ユンジョンは自宅で死んでいたと言いました。セヨンは挨拶する程度の仲だったと言いました。刑事はキム・ヨンデが亡くなった理由を尋ねました。セヨンは二年前に船の事故に遭ったと言いました。刑事は遺体は見つかったか尋ねると、セヨンはいいえと答えました。
「ナ・ユンジョン殺害の現場からあなたの夫の指紋が見つかりました。」
ナ・ユンジョンの家。
家の前にハン・サンフンがいました。(ナ・ユンジョンに会いに来た?)ハン・サンフンは警察を見て手帳で顔を隠すように逃げました。
美容院JING's HAIR。
チャ・ソンホは美容室の前に立っていました。
ドンソクの店。
ファン・ドンソクは床に「〇〇ART(NARA ARTという蝋燭工房?)」というシールが貼られたガラスの破片を拾い何かを考えました。
簡易宿泊所。
おばさんは怪しげな男(セヨンを廃屋から見ていた男、大きな二つのボストンバッグを持っている)に空き室があるか尋ねられました。キム・ヨンデは帽子を目深にかぶっていました。
夜の廃屋前の橋。
セヨンとウンスとファヨンは男をトランクに押し込みました。(妊娠している?)ジョンウォンは見張りの役目を果たしました。
4人の女は車の乗り、沈黙していました。セヨンは後ろを振り返りました。
感想
韓国ドラマ「ミストレス8話」の感想です。何とキム・ヨンデは生きていてホテルの廃墟に住んでたみたいです。そして女やくざのナ・ユンジョンが殺されてしまいました。ドラマの演出からはハン・サンフンが家の前に現れたところを見ると、事件があったことを知らなかったのかな?とも見えます。ナ・ユンジョンが何か情報を握っていて、ハン・サンフンと取引をしたのか、しなかったのか、そこは明らかにされていませんでした。もしもナ・ユンジョンがハン・サンフンと取引をしていたとすれば、ハン・サンフンの命も危ういです。チャ・ソンホはナ・ユンジョンの家を見張っていたようですが、一体何かあったのでしょうか。
カン・テオの妻だという女は、実はやくざでソン・チャンヒョンの愛人ということがわかりました。ソン・チャンヒョンは愛人を使って何をしていたのでしょうか?ウンスの仮説は当たっているのか?
セヨンはナ・ユンジョンが殺された現場にキム・ヨンデの指紋があったことを知らされます。
事件がだんだん大きくなってきましたね。続きが気になります。ミストレス、夜中に続きを見ようと思ったのですが、怖いのでやめました。また明日!
カン・テオの妻だという女は、実はやくざでソン・チャンヒョンの愛人ということがわかりました。ソン・チャンヒョンは愛人を使って何をしていたのでしょうか?ウンスの仮説は当たっているのか?
セヨンはナ・ユンジョンが殺された現場にキム・ヨンデの指紋があったことを知らされます。
事件がだんだん大きくなってきましたね。続きが気になります。ミストレス、夜中に続きを見ようと思ったのですが、怖いのでやめました。また明日!