ミストレス10話「保険金」~愛に惑う女たち~
あらすじ
日中のファン・ドンソクの家。ハン・ジョンウォンは家に帰りました。ジョンウォンがテレビを見るとクォン・ミンギュとの情事の動画が映っていました。ジョンウォンは慌ててテレビのコードを引き抜き床にへたり込みました。ジョンウォンはテレビの側面に赤いUSBメモリーが刺さっていることに気が付き恐怖しました。
高校の図書室。
ジョンウォンは同僚教師のクォン・ミンギュを部屋に連れ込むと、動画の入ったUSBメモリーを床に投げつけました。
「これでも否定する?この前と同じUSBメモリーよ。」
ジョンウォンはクォン・ミンギュに言いました。
「私がどうして犯人にされるんです!?あなたの家に行ったこともないのに。」
クォン・ミンギュは否定しました。
「今度またやったらただじゃおかない!」
ジョンウォンは何度も靴でUSBメモリーを踏みつけました。
カフェ・ブラウン。
セヨンのスマホの電話が鳴りました。セヨンは「アヨンのパパ」からの電話に出ませんでした。セヨンは店の外に出ると、アルバイトの女性がどうしたのか尋ねました。セヨンはスクールバスが来ないと女性に言いました。セヨンは幼稚園の女性教諭に電話をかけ、なぜスクールバスが来ないのか尋ねました。幼稚園の先生は「アヨンのお父さんがイェリンを連れて行った」と言いました。セヨンがハン・サンフンに電話をかけると彼は電話に出ませんでした。
車道。
セヨンは車を運転してハン・サンフンを探しに行きました。すると、ハン・サンフンから電話がかかってきました。
「一体どういうつもり?」
セヨンは怒った口調で言いました。
「あ~。アヨンを迎えに行ったのですが、二人が離れなかったんです。電話に出ないから連れて帰ったんです。」
「だからといって娘を連れて行くなんて。どこなの?」
ハン・サンフンの家。
アパートのドアが叩かれ、ハン・サンフンはセヨンを家に入れました。ハン・サンフンは金槌を手に持ちながら、イェリンは寝ていると言いいました。
「釘を打とうと思って。ご存じですか?釘も時間とともに変わります。突然飛び出ることもある。これは・・。」
ハン・サンフンは釘を抜くと、部屋の扉を開けました。
セヨンは棚の上に鷲(わし)のロゴが入った黒いキャップ(帽子)が置かれているのを見て再び衝撃を拭けました。
「イェリンを連れて帰ります。」
「私たちも気を付けないと。危ない目に遭うかもしれない。セヨンさん。」
ハン・サンフンがセヨンに触れようとしました。
「あ~っ!あ~っ!あ~!」
セヨンはハン・サンフンに両腕を掴まれて甲高い声をあげました。
「どうしたんです?座ってください。」
ハン・サンフンはセヨンを食卓の椅子に座らせました。
「イェリンは、熱があったから薬を飲ませました。」
ハン・サンフンは台所に向かい飲み物を淹れました。
セヨンはスマホを操作しウンスに電話を掛け、それを机の上に置きました。
病院のウンスの診察室。
「もしもし?」
ウンスが電話に出ると、セヨンの声が聞こえてきました。
「なぜイェリンを連れて行ったの?」
「それは私が聞きたい。誤解しないでください。」
ハン・サンフンの声が聞こえると、ウンスは音声を録音しました。
ハン・サンフンの家。
「ナ・ユンジョンはあなたが殺したの?」
セヨンはハン・サンフンに尋ねました。
「はぁ。そう疑われると、なんだか悲しいな。」
ハン・サンフンは二人分の飲み物を机に置きました。
「ジェヒのテープを盗んだのはあなたなの?」
「セヨンさんはどこまで知っているんです?」
「サンフンさんが家から出てきたところを見た人がいるわ。それで私もテープを捜しに行ったの。」
ウンスの診察室。
ウンスは部屋の固定電話で「112」という番号(警察と消防の電話番号)を押しました。
ハン・サンフンの家。
「そういえば、道で大学生とぶつかった。彼はほかには何て言ってました?これですか?セヨンさんが捜していた物は。」
ハン・サンフンはテープをセヨンに見せました。
「サンフンさんが、ジェヒの不倫相手?」
セヨンは言いました。
「は~。悲しいです。わかりませんか?全部セヨンさんのためなのに。」
ハン・サンフンはため息をついて椅子の背もたれにのけぞりました。
「私の、私のため?」
「本気でを不倫相手と思ってるんですか?私はペク・ジェヒの不倫相手も犯人もキム・ヨンデだと暴きたいだけです。」
「なぜそんなに夫を疑うの?」
「ペク・ジェヒ殺害とキム・ヨンデが失踪した時期が同じだからです!それがわかればなぜキム・ヨンデが死を偽装しているかわかるんです!」
ハン・サンフンは大きな声を出しました。
「だからなぜ夫なの?」
「だからキム・ヨンデの正体を暴けば私のことを信じるでしょ!?キム・ヨンデが現れたらセヨンさんに危害を加えるかもしれない!」
ハン・サンフンは立ち上がり腰に手を当てました。
「だからナ・ユンジョンを殺したの?現場に夫の指紋を残して。」
車道。
ウンスは会話を聞いて思わず急ブレーキをかけました。
ハン・サンフンの家。
「どこまで聞いたんです?キム・ヨンデが現れたのですか?」
ハン・サンフンはセヨンに言いました。
「どこまで疑うの?主人は死んだのよ?主人にあなたの罪を着せるつもり?」
セヨンは嫌悪したように言いました。
「ナ・ユンジョンは私は殺してない。訪ねたこともない。」
「嘘よ。」
「確かに彼女と私は一緒にいました。家まで送りました。でもテープを借りようと家まで戻ったら、玄関が開いててもう死んでました。私はテープだけ持ち出しました。」
「ならテープを聞いたんでしょ?私の夫が不倫相手で、夫がジェヒを殺したの?言ってよ。早く答えて。」
「はぁ。」
ハン・サンフンはため息をつきました。
ファン・ドンソクの家の駐車場。
ジョンウォンは疲れたような様子で車から降りました。
ハン・サンフンの家。
「それは違う。」
ハン・サンフンは言いました。
「なら、誰なの?」
セヨンは言いました。
ファン・ドンソクの家。
ハン・ジョンウォンが家に帰ると、夫のファン・ドンソクがいきなり背後から新しいネックレスをジョンウォンの首にかけました。
「なぜ黙ってたんだ?そうだ。二年前にくれた蝋燭の中にこれがあった。最後まで使い切ったよ。ディナーの準備してくるから今夜はお祝いしよう。」
ファン・ドンソクは「JW (ハート) DS」というイニシャルが書かれたブレスレットを妻に見せました。
「どういう?」
ジョンウォンには意味がわかりませんでした。
「ジョンウォナ。ありがとう。」
ファン・ドンソクは妊娠したかどうか検査する棒をジョンウォンの手に渡して行きました。ジョンウォンはそれを見て震えました。そしてすぐに副担任のクォン・ミンギュからジョンウォンのスマホに電話がかかってきました。
ハン・サンフンの家。
「誰だと思う?」
ハン・サンフンはセヨンに言いました。
「・・・・・・。」
セヨンは怯えた様子でハン・サンフンを見ました。
ハン・サンフンはジョンウォンに電話しました。
「どういうつもり?切るわね。」
ジョンウォンは自宅の書斎で小さな声で話しました。
「ちょっと待って。これだけは聞いて。あの映像のUSBだけど、あの時は腹が立ってて・・・。」
クォン・ミンギュは言いました。
「どういうこと?」
「実は同じUSBを、旦那にも送りつけた。昨日、図書室で旦那の様子を聞いたとき、旦那は見逃してくれたと思ったけど、リビングでのことを聞いて、やっぱり話すべきだと思った。憎まれたとしても。」
(※筆者の解釈 つまり、本当かどうか分かりませんが、クォン・ミンギュはファン・ドンソクに不倫動画を送りつけていたらしい。)
ジョンウォンの書斎。
「どうした?準備はまだか?」
扉が開き、ファン・ドンソクは優しくジョンウォンに尋ねました。ジョンウォンは愛想笑いをして首を横に振りました。扉が閉まるとジョンウォンは震えました。ファン・ドンソクは部屋の中の窓越しにジョンウォンを手招きしました。
ハン・サンフンのアパート。
「ファン・ドンソク。ハン・ジョンウォンさんの夫だ。」
ハン・サンフンはセヨンに言いました。
車の中。
ウンスは目を丸くして驚きました。
ファン・ドンソクの家。
ジョンウォンはドンソクを見て怯えました。
ハン・サンフンのアパート。
「そんなはずないわ。」
セヨンは言いました。
「お母さん。鼻血が出たの。」
イェリンがキッチンに現れました。
イェリンは鼻から血を流して倒れました。
「イェリンナ。」
セヨンは意識を失った娘を抱きました。
(※ 今までで1番、めっちゃ怖かった。)
韓国大学病院。
「来てくれてありがとう。」
セヨンはウンスとジョンウォン、ファヨンに言いました。
「大丈夫よ。子どもはよく鼻血を出すから。」
ファヨンはセヨンを慰めました。
「私もお見舞いに行くわ。お大事ね。検査結果を教えてね。」
ジョンウォンはセヨンをハグしました。
「ありがとう。」
セヨンはお礼を言いました。
ジョンウォンとファヨンは帰りました。
「ファン・ドンソクが本当にジェヒの不倫相手かしら?」
ウンスはセヨンに言いました。
「ジェヒから何か聞いた?」
セヨンはウンスに尋ねました。
「詳しい話は覚えてない。毎日多くの患者を診てるから。」
「でももしドンソクさんが不倫相手なら・・・。」
「ドンソクさんがジェヒを殺し、姑のナ・ユンジョンを殺した。」
「だったらジョンウォンが危ないわ。」
「私が調べてみる。あなたはイェリンのそばにいて。」
ウンスはそう言うと、セヨンと別れました。
ジョンウォンとファヨンはセヨンの方を見ていました。
ハン・サンフンの部下の男が運転する車。
「キム・ヨンデの指紋がなければ逮捕されてた。ところでペク・ジェヒの不倫相手はファン・ドンソクというシェフなのに、なぜキム・ヨンデの指紋が家にあったんです?シェフがな。ユンジョンを殺しキム・ヨンデの指紋を使い偽装工作した。信じられる?」
部下の男はハン・サンフンに言いました。
「信じられない事件が起こるから俺たちは飯を食っていける。ああそう、セヨンさんの娘は大丈夫か?病院に?」
ハン・サンフンはだるそうに言いました。
「そうらしい。病院に行きます?」
「いや。帰る。」
病院。
「13号室です!」
看護婦が叫び、イェリンの部屋に駆け付けました。
セヨンはその声を聞いてイェリンの病室に行こうとしましたが緊急事態なので制止されました。イェリンは心肺停止で胸に電気ショックを当てられていました。
「ああイェリン!イェリンナ!」
セヨンは扉の窓を叩きました。イェリンの心臓は再び動き始めました。セヨンは泣きました。
中国人の女の住むアパート。
女(パク・ジョンシム, チョンシム)は娘のサンヒを連れてどこかへ行きました。
病院。
医者はセヨンにイェリンの病名が急性リンパ性白血病だと考えられ容態が安定したら精密検査をすると言いました。
イェリンの病室。
セヨンは眠っているイェリンを見守り涙を流しました。
街。
ハン・サンフンはパク・ジョンシム(中国人の女)とサンヒを見かけ、わざわざ自分の車に乗って偶然の出会いを装いました。
「イェリンのお見舞いに行くなら乗ってください。」
ハン・サンフンはパク・ジョンシムがボストンバッグを持っていることに気が付きました。パク・ジョンシムは無言でタクシーを捕まえて乗り込みました。
セヨンの車。
セヨンはキム・ヨンデを車に乗せて駐車場で話しました。
「私は母親失格ね。イェリンの容態に気が付かないなんて。無理やり幼稚園に・・・。」
セヨンは落ち込んだ様子で言いました。
「あなたのせいじゃない。セヨン。自分を責めるな。オレのせいだ。オレにできることは?あなたとイェリンの力になりたい。」
キム・ヨンデが言うと、車が駐車場に入ってきました。キム・ヨンデは後ろの座席に隠れました。
「あなたにお願いがあるの。」
「なんでも言ってくれ。」
「何も、何もしないで。この二年間あなたがそうしてきたように、死んだふりをして。」
「どういう意味だ。」
「イェリンの、手術と治療にお金がいるの。あなたの保険金があれば払えるのよ。あの子を助けたいの。イェリンは寝たきりになるかもしれない。私はあの子のために生きる。だからあなたは死んだふりをしてちょうだい。消えてほしいの。」
セヨンは泣きそうな声で言いました。
「わかったよ。わかったから。」
「お願い。どうかお願い。」
「すまない。」
「隠れて!」
セヨンが言うと、ハン・サンフンが車から降りて来ました。ハン・サンフンはセヨンの車を見つけました。セヨンは車をバックさせて逃げました。
セヨンはキム・ヨンデを車に乗せたまま行きました。
病院。
若い女性はパク・ジョンシムとぶつかりコーヒーを少しこぼしてしまいました。女性が何度も謝ると、パク・ジョンシムはコーヒーを自分のバッグに注ぎました。
「もう大丈夫です。」
パク・ジョンシムは笑いました。
イェリンの病室。
パク・ジョンシムはイェリンのベッドに腰掛け「頼まれたものです。コーヒーをこぼされて・・・。」とボストンバッグを入って来たセヨンに渡しました。ハン・サンフンは部屋の外から中の様子を監視していました。
保険会社。
「調査は打ち切りだ。」
上司の男はハン・サンフンに言いました。
「キム・ヨンデは生きてます。私なら見つけられます。」
ハン・サンフンは上司を説得していました。
「元刑事のお前を信用して頼んだんだぞ?」
「あと少しだけ。殺害現場からキム・ヨンデの指紋が出ました。」
「ナ・ユンジョンを殺したい奴はほかにもいたんだろ?」
「それは、複雑です。今度話しますから。キム・ヨンデは生きている。」
「あ~。困った奴だ。あと二週間やる。自分で証拠を掴んで来い。」
上司は行きました。
「しつこいなぁ。キム・ヨンデのストーカーかよ?」
部下の男はハン・サンフンに言いました。
「お前は黙ってろ。」
ハン・サンフンは言いました。
ナ・ユンジョンの家(※事件以降、規制線が張られている)。
ウンスがナ・ユンジョンの家に入るとチャ・ソンホが向こうの部屋から出て来ました。ウンスはカーテンを開けて箱を取り出しテーブルの上で開けました。ウンスはゴム手袋をはいて黒い袋を開けてみました。袋の中には愛のブレスレットが入っていました。
回想シーン。
過去のチャ・ミンジェの家。
「大事に使ってね。あとでわかるから。」
ウンスはチャ・ミンジェに微笑みました。
ナ・ユンジョンの家。
「何?」
チャ・ソンホはウンスに言うと、血まみれの蝋燭を見つけました。
「これで父を殺した犯人がわかる。」
チャ・ソンホは言いました。
ナ・ユンジョンの家の前。
ウンスは帰ろうとするソンホを呼び止めファン・ドンソクの店に行きました。
ファン・ドンソクの店。
ウンスとチャ・ソンホは席につきました。ファン・ドンソクは二人に挨拶をしました。チャ・ソンホがトイレに行こうとしてわざと袋を落としました。
「すみません。」
チャ・ソンホはそう言うと、そのままトイレに行きました。
「そそっかしい子なの。重要なテープなのに。」
ウンスはテープを拾いました。
「何のテープ?」
ファン・ドンソクはウンスに尋ねました。
「もしかしてジェヒを覚えている?蝋燭工房の。」
「もちろん。」
「私が友達のジェヒのカウンセリングをしたの。」
「なぜ大事なの?」
「それは、殺人事件と関係があって。」
「殺人事件?」
「ええ。ジェヒとほかの被害者の。もしかしてナ・ユンジョンさんを知ってる?セヨンの近くの美容室の。」
「ナ・ユンジョンさん・・・ああ。記事で読んだ。このテープが手がかりなのか?」
「ええ。重要なテープよ。」
「ちゃんと保管して。」
ファン・ドンソクが言うと、電話がかかり、ウンスはテープが入った袋を置いたまま席を立ちました。
ウンスはチャ・ソンホと合流し、ファン・ドンソクはテープに興味はあったけど動揺していなかったと言いました。二人がファン・ドンソクを見てるとファン・ドンソクは袋をどけて、机を拭きました。
「犯人に見えない。せっかくテープを買ったのに。」
「ハン・サンフンさんが嘘をついてるのかしら?」
保険会社のエレベーターの前。
ハン・サンフンはエレベーターを待っていました。部下の男は「次長が放火魔の書類を提出してほしいと言っていた」と言うと、ハン・サンフンは引き出しにあると言いエレベーターに乗りました。
ハン・サンフンは思い出して「ハッ」としました。
(回想シーン、ナ・ユンジョンの犯行現場。)
黒ずくめの男がテープを使ってキム・ヨンデの指紋を張り付けている場面。
ハン・サンフンは慌ててエレベーターのボタンを押して走りました。
部下の男はハン・サンフンのデスクの引き出しを調べていました。部下の男が革の折り畳み財布を手に取ると、ハン・サンフンはそれを奪いました。
「待て!これだ。持っていけ。何だ?行けよ。どうした。」
ハン・サンフンは戻ると書類を渡し、席に座り平静を装いました。
ハン・サンフンが財布を開くとキム・ヨンデの身分証がありました。
過去の場面。
ハン・サンフンがナ・ユンジョンの家でキム・ヨンデの指紋を貼り付けている場面。
ウンスの車。
ウンスはチャ・ソンホを車から降ろしました。
「あ、ちょっと待って。これを。大したものじゃないけどお礼に。」
ウンスは黒い紙袋をチャ・ソンホに渡しました。チャ・ソンホが箱を開けると白いスニーカーが入っていました。
「ありがとう。お母さんを信じられそうだ。」
チャ・ソンホはウンスに抱き付きました。
ウンスとチャ・ソンホは別れました。
子ども用品店。
ファン・ドンソクはジョンウォンを見せに連れて行き、ベビーカーなど赤ちゃん用品の買い物をしていました。ジョンウォンはクォン・ミンギュが夫に不倫の動画が映ったUSBを送ったと言っていたことを思い出しました。
飲食店。
ジョンウォンはドンソクとカフェにいました。ファン・ドンソクはテレビに出てから店の売上が上がったと妻に言い、ジョンウォンにも子育て番組の出演を依頼しました。ジョンウォンはお店のために子どもを見せものにすることに反対しました。
「もしかして、そのために子作りを?お店の宣伝はあなただけでやって。」
ジョンウォンは怒って店を出て行きました。
高校。
クォン・ミンギュは車を(地上の)駐車場に止めて降りました。クォン・ミンギュは駐車場でジョンウォンが泣いているのを見つけ、ジョンウォンの車に乗りました。
「あなたが夫にUSBを送った話、信じないわ。ドンソクさんは仕事への野心が人一倍あるけど悪い人じゃないわ。他人の子と知ってあれほど喜ぶはずない。夫はUSBを見てない。クォン・ミンギュ先生が嘘をついたのよ。」
「先生の言う通りだよ。私は旦那にUSBを送ってない。映像は私が流したんです。すみません。」
「本当?本当?」
ジョンウォンは汗をかきながら泣きました。
「こんなに弱い人だと知ってたらいたずらはしなかった。ああ。やめたよ。つまらないな。泣かないで。」
クォン・ミンギュはジョンウォンの涙をぬぐいました。その様子をファン・ドンソクが自分の車の中から見ていました。
カフェ。
「不倫相手はファン・ドンソクだった。」
ハン・サンフンはウンスに会って言いました。
「本当なの?」
ウンスは言いました。
「オレの会話を聞いたでしょう?」
ハン・サンフンはセヨンがスマホで会話をウンスに知らせていたことについて言いました。
「チェヒ(ジェヒ)の録音テープを返してください。」
「持ってませんか?あなた呼んだ警察に連行され、家に帰ったらなくなってた。ファン・ドンソクさんがペク・ジェヒを殺したに違いない。オレも信じられません。ほかの男を疑ってたから。残念だ。」
ハン・サンフンは左手で持っていたコーヒーのコップを机に置きました。
弁護士事務所。
「もうやめてやる!」
ファヨンは荒れていました。
「あ。ファヨン。」
ウンスはファヨンに会いました。
ビルの外。
「あ~。私は探偵ごっこをするために法律を学んだわけじゃないのに。あ~!今日はなにしに?」
ファヨンは怒っていました。
「実は・・・尾行してほしい人がいるの。」
ウンスは頼みづらそうに言いました。
「尾行?」
ファヨンは顔をしかめました。
「ええ・・・。」
イェリンの病室。
中国人のパク・ジョンシムはセヨンを手伝っていました。
サンヒは保険金を分けて欲しいと言いました。
「いつから?いつからキム・ヨンデに会ってたの?二人で保険金詐欺を?お金を貰えたらそれでいいけど。知ってるでしょ。子育てにはお金がかかる。」
パク・ジョンシムの態度が豹変し、ベッドにあぐらをかきました。
「それで、いくら欲しいの?」
セヨンは言いました。
「イェリンの手術代は引いてあげる。それくらいの情けは私にもあるわ。」
「なら残り全部を持っていく気?」
「今朝偶然保険調査員に会って、彼はまだキム・ヨンデが生きていると信じてた。私がしゃべったら・・・考えたくもない、でしょ?決まったら電話して。あんたの家を使わせてもらうわ。どうせ誰もいないし。サンヒや。サンヒ。おうちに帰ろう?」
パク・ジョンシムは病室を出て行きました。
セヨンは拳を握りしめ、(キム・ヨンデに?)電話しました。
感想
韓国ドラマ「ミストレス10話」の感想です。今日はあまり遅くない時間帯に観たせいか、あまり怖くなかったです。ですが・・・登場人物の暗黒面がボチボチ出て来てあと2話で終わり、と考えると、そろそろネタ明かしでしょうか。どうやら全員真っ黒なんじゃないかという展開になってきましたね。
ハン・サンフンがやっていることは日本では犯罪ですし、ハン・サンフンはドンソクが殺人犯だと言ってます。クォン・ミンギュも悪い先生、ファン・ドンソクも「怒りでローソクを割ったのに使い切ったと妻に嘘をついてます」し、ドンソクの正体はまだわかりません。キム・ヨンデは本心なのかどうかセヨンに言ってることが不明です。
そしてここに来てイェリンが倒れてびっくり!私でも体がビクッとなりましたので、夜中にひとりで観たらめっちゃ怖いと思いますwハン・サンフンがイェリンに手を出したのか?
パク・ジョンシムは正体を見せました。彼女、ナ・ユンジョンの二の舞になるのではないかと思います。
わからないのはチャ・ソンホです。彼はまだ暗黒面を見せていません。ドラマの構図から、チャ・ソンホも実は・・・なんてオチも十分考えられますしね。
続きが気になります。
ハン・サンフンがやっていることは日本では犯罪ですし、ハン・サンフンはドンソクが殺人犯だと言ってます。クォン・ミンギュも悪い先生、ファン・ドンソクも「怒りでローソクを割ったのに使い切ったと妻に嘘をついてます」し、ドンソクの正体はまだわかりません。キム・ヨンデは本心なのかどうかセヨンに言ってることが不明です。
そしてここに来てイェリンが倒れてびっくり!私でも体がビクッとなりましたので、夜中にひとりで観たらめっちゃ怖いと思いますwハン・サンフンがイェリンに手を出したのか?
パク・ジョンシムは正体を見せました。彼女、ナ・ユンジョンの二の舞になるのではないかと思います。
わからないのはチャ・ソンホです。彼はまだ暗黒面を見せていません。ドラマの構図から、チャ・ソンホも実は・・・なんてオチも十分考えられますしね。
続きが気になります。