ミストレス14話「罠」~愛に惑う女たち~
あらすじ
セヨンの夫キム・ヨンデは愛人のパク・ジョンシムを使って保険金を詐取する計画を立てていました。キム・ヨンデはパク・ジョンシムに、セヨンの娘イェリンの食べ物に農薬のマラチオン(韓国語でマラティオン)を混ぜさせ、保険金を奪わせるつもりでした。しかしイェリンの容態が急変したことでセヨンにイェリンが毒に冒されていることを知られます。キム・ヨンデはセヨンにイェリン虐待および殺人未遂の罪と保険金詐欺の罪を着せ、廃ビルに捕らえていたハン・サンフンの助言でペク・ジェヒと不倫していたファン・ドンソクにナ・ユンジョン殺しの濡れ衣を着せました。キム・ヨンデはイェリンの命を人質にセヨンを脅迫して死亡保険金20億ウォンを銀行から引き出させ、大金が入ったバッグを奪いバイクで逃走しました。
廃ビル(日中)。
ハン・サンフンはパク・ジョンシムに殴られ頭から血を流して再び椅子に縛り付けられていました。ハン・サンフンはパク・ジョンシムに自分を解放するように頼みましたが、パク・ジョンシムはそれを無視しました。地面に置かれていたノートパソコンには三人の人物が映っていました(テレビショーのようで観客の頭も映っている)。
夜の「A HOTEL」というホテルの中、21:08。
「この頃保険金詐欺が頻発しています。保険金詐欺事件がまた置きました。容疑者の女は自分の娘にマラティオンという農薬を飲ませ、多額の保険金を騙そうとしました。キム・記者、どのような事が起きたのか詳しく話してください・・・。」
テレビに映し出されたニュース番組をウンスとファヨンは見ていました。画面にはセヨンの顔とモザイクがかけられたキム・ヨンデとイェリンの家族写真が映っていました。ファヨンは心配な表情でウンスを見ました。
「容疑者の娘が入院したことで保険金詐欺が明らかになりました。急性白血病で入院した女の子は精密検査を受けてマラティオン(殺虫剤)の成分が体内から検出されました。保険金詐欺は珍しくありませんが、今回の事件が特別に注目されるのには理由があります。女が以前も保険金詐欺を働いた可能性があります。夫の死後女が受け取った金額は20億ウォンにのぼります。既に保険金殺人の容疑がかけられていますが、さらに娘まで利用しようとしたようです。詐欺事件の全容を明らかにするため警察は捜査をすすめています・・・。しかし容疑者は逃走中で死亡保険金を全額引き出し姿を消しました。」
ニュース番組はこう告げました。
廃ビル。
ハン・サンフンは椅子にしばられたままそのニュースを見ていました。
ホテル。
戻って来たセヨンもウンスとファヨンと一緒にテレビを見ていました。
ファン・ドンソクの家。
ジョンウォンも同じニュースを見ていました。
ホテル。
ファヨンはテレビを消しました。
「夫が生きてると証明しなければ。」
ファヨンは言いました。
「セヨン。今までの通話を録音してる?見せて。」
ウンスはセヨンに言いました。
「最後の通話があるわ。せも声が変えられていて証拠にならないかも。」
セヨンはスマホをファヨンに渡しました。
病院のエレベーター。
男はエレベーターを降りました。
セヨンたちの宿泊している部屋。
ファヨンとウンスはキム・ヨンデの通話を聞きました。その声はアプリで違う声に変換されていました。ウンスは防犯カメラなど他の手がかりでキム・ヨンデの生存を明らかにすればセヨンの濡れ衣を晴らせると言いました。
病院の廊下。
男がゆっくりとホテルの廊下を歩いていました。
病院。
スニーカーを履いた男は見張りの警察官に呼び止められました。男は「この病室の子の保護者です」と警察官に言いました。
「じゃあイェリンの・・・。」
警官はキム・ヨンデを見て言いました。
パク・デス刑事が部屋の中から出て来てキム・ヨンデを部屋に入れました。
「イェリンナ・・・。帰ったよ。イェリンナ。パパが帰ったよ。イェリンナ。」
キム・ヨンデはイェリンの手を取り泣きました。
パク・デスは警察署に連絡しました。
医者と看護師はバツが悪そうにしました。
警察署の取調室。
「どうして隠れていたんですか?二年間も。」
パク・デス刑事はキム・ヨンデに質問しました。
「妻は私を海に沈めようとしました。妻は私が死んだと思い、その場を去りました。私は生きていました。」
キム・ヨンデは言いました。
「なぜ、家に帰らなかったんですか?」
「帰りました。帰ったら既に死亡届が出されていました。妻が、保険金のためだと言って、私に、死んだふりをしろと言いました。それから。」
「それから?」
パク・デス刑事は尋ねました。
キム・ヨンデはセヨンの声をスマホで再生しました。
「わからない?バレたら娘が死ぬのよ?知り合いにどうする気?お願いだから表に出てこないで。どのみち死んだも同然よ。」
「せめてイェリンの顔を・・・。」
「もうやめてちょうだい。」
「イェリンのお母さん。」
「殺してやる。今度現れたら殺してやる。」
「はぁ~。」
パク・デス刑事は思わず声を漏らしました。
「私が死んだ振りをすれば、イェリンには危害を加えないと妻が約束しました。それで隠れていました。娘のために。しかしイェリンが入院したと聞いて・・・もう耐えられませんでした。」
キム・ヨンデは涙を流し声を詰まらせながら言いました。
パク・デス刑事はティッシュをキム・ヨンデに渡しました。
キム・ヨンデがティッシュで隠した口は笑っていました。
回想シーン。
セヨンが病院の階段で「現れたらあなたを殺してやる」と言った場面。
朝のホテル。
「あの時縁を切っていれば、イェリンは巻き込まれずに済んだのに。」
セヨンは自分を憎んでいました。
「セヨンナ。あの男が生きてると証明すればいい。」
ウンスはセヨンを励ましました。
「たいへんよ!」
ファヨンがコンビニで朝食を買って戻ると急いでテレビをつけました。
ニュースが「殺されたはずの夫が生きていた」と報道していました。
警察署の化粧室。
ジョンウォンは(夫の付き添いを一晩して)乱れた髪を整えていました。ジョンウォンがトイレから出てくるとパク・デス刑事に連れられたキム・ヨンデが現れました。ジョンウォンは記者がキム・ヨンデに質問をしている場面を見て驚きました。パク・デス刑事は記者からキム・ヨンデを守りました。
警察署の一室。
「記者が去るまでここにいてください。」
パク・デス刑事はキム・ヨンデに言いました。
「ちょっとトイレに行っていいですか?」
キム・ヨンデはそう言うと、パク・デス刑事は部下に付き添いを命じました。
警察署のトイレ。
キム・ヨンデにたかっていた記者の男は電話で「(刑事の)守りが堅かった」ので取材できなかったと連絡しました。そこにキム・ヨンデが現れました。
「もしかして記者さんですか?」
キム・ヨンデは記者に声を掛けました。
廃ビル。
セヨンとキム・ヨンデの会話がニュースで流れました。
ハン・サンフンはその映像を見ることしかできませんでした。
ホテル06:26。
セヨンは「夫が公開した妻との会話」のニュースを見て唖然としました。
「死んだふりを続けるのが難しいから先手を打ったんだわ。」
ファヨンは言いました。
ウンスはセヨンを励まそうとしましたが、セヨンはもうおしまいだと言いました。セヨンは自暴自棄になりイェリンのところに行くと立ち上がりました。
「セヨン。それこそキム・ヨンデの狙いよ。あなたに濡れ衣を着せて保険金を奪い、逮捕させる。あの男が仕組んだ罠なの。」
ウンスはセヨンを止めました。
「ならイェリンは、イェリンはどうなるの?」
セヨンは低い声で泣きました。
「セヨンナ。わかってるでしょ?あの病院にいないとイェリンは治療できない。」
ウンスはセヨンを抱いて慰めました。
警察。
ジョンウォンはウンスに電話をしてキム・ヨンデがどういうわけか生きていたと言いました。ウンスは知っていたと答えました。
「言おうと思てったの。ジョンウォンお願い。あなたもたいへんだけどイェリンの病院に行ってくれない?私とファヨンは行けない状態なの。」
ウンスは言いました。
「どうして?もしかしてセヨンと一緒なの?私は夫の事で精一杯なのにイェリンの世話なんか無理よ。」
ジョンウォンは電話を切りました。
回想シーン。
警察署でファン・ドンソクが捕まった日。
「ジェヒとの不倫は認めたけど容疑は否認してる・・・。」
ウンスはジョンウォンに言いました。
「ドンソクさんは、どうしてそんなことを・・・。」
セヨンは呟きました。
ホテルの廊下。
ファヨンはジョンウォンは頼めそうだったかウンスに聞きました。ウンスはやっぱり自分で行くので病院の知り合いに頼んでみると答えました。
病院のイェリンの病室。
医者はイェリンが手術を受けられるほどに回復したとキム・ヨンデに言いました。
キム・ヨンデは何度も医者にお礼を言いました。
医者たちは部屋から出て行きました。
キム・ヨンデは冷徹な表情でイェリンを見ていました。
病院の駐車場。
「はぁ。こんなことしている暇はないのに。」
ジョンウォンは疲れた様子で呟くと、ウンスにメールを送りました。
病院のイェリンの病室の前。
ジョンウォンは見張りの警察官にイェリンの顔が見たいと果物かごを見せました。警察官は「お帰り下さい」と断りました。
「大丈夫です。知人です。こんにちは。」
キム・ヨンデはジョンウォンを部屋に入れました。
病室。
「かわいいでしょ。私が病気の子をかわいいと言うなんて、不謹慎でしょう。でもイェリンがかわいくてたまらない。二年ぶりに顔を見たせいか、なんでも可愛く見える。いつか元気になって笑顔で走り回ってくれたら、かわいいだろうな。イェリンのお母さん(イェリンオンマ)のことはわかってるつもりだ。でも今のオレにとって大切なのはイェリンの治療だ。イェリンのお母さんを憎んだりするのは後でいい。知ってますか?イェリンのお母さんは、どこにいる?」
ホテルのトイレ。
セヨンは便器に嘔吐していました。ファヨンはセヨンの背中を叩いて看病していました。
「もう吐く物ないでしょ。大丈夫?何も食べてないからでしょ。」
「はぁ。はぁ。・・・・・・。もう二度とイェリンに会えない。そうでしょ?」
「何を言ってるのよ。セヨンナ。ドラッグストアに言ってくるから待ってて。」
廃ビル。
ハン・サンフンはパク・ジョンシムに乱暴に水を飲ませてもらっていました。
「サンヒの姉は、イェリンの症状と似ていたはずだ。」
ハン・サンフンはパク・ジョンシムに言いました。
「何を言ってるの?」
「保険金が下りたんだ。キム・ヨンデを疑ったことはあるか?」
「私があなたのいう事を信じるとでも?」
パク・ジョンシムはハン・サンフンの頬を叩きました。
「イェリン、イェリンにあんたが農薬を飲ませたのもキム・ヨンデの仕業だろ?次はあんたのサンヒだ。サンヒが死ぬぞ。」
ハン・サンフンが言うと、パク・ジョンシムは聞きたくないという様子で小走りに部屋を出て行きました。
病院。
ジョンウォンは注意深く駐車場に行きました。するとウンスがジョンウォンの手を引き車に乗せました。ウンスはジョンウォンにキム・ヨンデがセヨンに罪を着せていると打ち明けました。
「指紋を所持品から採取するのは専門家でも難しい。覚えてる?警察はドンソクさんの(店のパソコンのキーボードの上に置かれていた)時計にヨンデさんの指紋がついていると言ってない。」
回想シーン。
警察。
「指紋の入手元を調べてみましたが、時計の指紋は拭き取られていました。」
警察官が言いました。
病院の駐車場のジョンウォンの車の中。
「そうね。警察がドンソクさんが拭き取ったと言ってたわ。」
ジョンウォンはウンスに言いました。
「時計に残った指紋が一致しないと不自然でしょ?だから拭いたのよ。」
ウンスは言いました。
回想シーン。
無人のドンソクの店。
キム・ヨンデが皮手袋をして腕時計の指紋を拭く場面。
ジョンウォンの車の中。
「じゃあ。私はどうすればいい?」
ジョンウォンはウンスに言いました。
「イェリンから目を離さないで。キム・ヨンデが何をするかわからない。」
ウンスはジョンウォンに頼みました。
「わかったわ。あなたはどうするの?」
「セヨンの濡れ衣を晴らす方法を考えるわ。チョンウォンナ。セヨンと話してみる?」
「そんな暇ないわ。」
ホテル。
セヨンは疲れ果てて自分の顔を鏡で見ました。
「お前が死ねばイェリンを助けてやる。」
鏡に映ったキム・ヨンデはセヨンにこう言いました。
セヨンは目を赤くしてトイレの中で座っていました。
その時、セヨンはイェリンの幻を見て裸足のまま屋上に行きました。
病院の駐車場。
キム・ヨンデはウンスの車を尾行しました。
ホテルの屋上。
キム・ヨンデの幻は「お前が死ねばイェリンが生きられる」と何度も言いました。
「わかったわ。死ねばいいのね。私が死ぬからイェリンには手を出さないで。」
セヨンはホテルの手すりを乗り越えました。
ホテルの地上。
ウンスが帰ってくるとファヨンが現れセヨンがいないと言いました。
「きゃ~!」
セヨンが屋上から叫びました。
ウンスとファヨンは慌てて屋上に向かいました。
回想シーン。
セヨンの家のイェリンの部屋。
「お母さんが病気になりませんように。」
イェリンはセヨンに言いました。
ホテルの屋上。
「イェリン。元気でね。おかあさんを許して。」
セヨンはホテルの屋上から飛び降りて自殺しようとしました。
「セヨンさん。セヨンさん!!!」
ハン・サンフンの声。
回想シーン。
歩道。
「前妻の自殺は私のせいです。無責任な母親だと周りは言うけど悪いのは私です。妻は私に離婚届を突きつけられて絶望したんです。同じ過ちは繰り返したくない。私は愛する人を失いたくない。私が言いたいのはもしキム・ヨンデがあなたの前に現れて、セヨンさんの身に何があっても私が守ります。私を信じなくていいけど、見える場所にいてください。」
ハン・サンフンはセヨンに言いました。
「お母さん。」
イェリンの声。
ホテルの屋上。
「オンマ。」
セヨンが振り返ると黄色い服を着た女の子(イェリン)がいました。
「大丈夫?お母さんがいなくてもしっかりして。お母さんがいなくても一人で立つのよ。なんでも自分で全部できるようにして。」
セヨンは女の子に言いました。
「わかったお母さん。何でも自分でしっかりできるようにするね。お母さんはずっと一緒にいてくれるよね?」
女の子は言いました。
「もちろんよ。いつまでもそばにいるわ。いつまでも見守ってる。イェリンンア。もう少し待ってね。お母さんすぐ行くから。」
セヨンはイェリンを抱き締めました。ウンスとファヨンが駆け付けるとイェリンの幻は消えました。
セヨンはサンフンさんを捜そうと言いました。ウンスとファヨンはセヨンを抱き締めました。その様子をキム・ヨンデが物陰から見ていました。
ホテルに近い道。
「おおオレだ。」
キム・ヨンデはパク・ジョンシムからの電話に出ました。
「サンヒのお父さん(サンヒアッパ)。保険金が手に入ったからもう帰ろう?」
パク・ジョンシムは言いました。
「何があった?」
「あの人がおかしなことを言うの。」
「ギョンヒとイェリンの症状が似ているというの。保険金も受け取ったでしょ?」
「おい!!!あの男の作り話だ。」
「だから、早く帰ろうと言ってるの。」
「動画を消してない。」
「お金もあるし、逃亡できるでしょ?」
「はぁ。おいパク・ジョンシムさん。隠れて暮らそうと思うならテレビに出なかった。もうすぐ終わる。そいつを見張ってろ。」
キム・ヨンデは車に乗ると、スマホを叩きつけました。キム・ヨンデは112番(警察)に電話をして、セヨンの居場所を教えようとして、人違いだったと切りました。キム・ヨンデはパク・ジョンシムに電話をかけると「サンヒのお母さん。話がある。ここまで来てくれ」と言いました。
保険の調査会社。
ウンスとファヨンはハン・サンフンの部下に会い、サンフンの居場所を尋ねました。部下の男は「警察も捜してるけど先輩の行方がわからない」と二人に言いました。ファヨンは部下の男に「サンフンさんがキム・ヨンデを追いかけてたので、キム・ヨンデの仕業に違いないわ」と言いました。部下の男は今やキム・ヨンデは国民的被害者なので手出しできないと答えました。セヨンは駐車場の車の中で、電話を通じて会話を聞いていました。部下の男はハン・サンフンの私物は警察がすべて持って行ったと言いました。セヨンは電話に向かい「手帳を捜して」と頼みました。スマホから声が漏れ聞こえ、ファヨンはスマホを引っ込めました。部下の男は手帳も警察署に持っていかれたと言いました。
ジョンウォンの車。
ジョンウォンのスマホに電話がかかり、ファヨンは警察署に戻ってハン・サンフンの手帳を手に入れてほしいと頼みました。
「セヨンの濡れ衣を晴らすためよ。お願い。」
ファヨンは頼みました。
「ひどいじゃない。私はひとりで苦労してるのに。嫌だからね。また戻るなんて嫌。切る。」
ジョンウォンは言いました。
警察署。
ジョンウォンは「差し入れです」と刑事に飲み物を配って回り、事務室に入りました。
「夫のことをよろしくお願いします。どうぞ。」
ジョンウォンがホワイトボードを見ると、保険金の事件のことが書かれていました。ジョンウォンはハン・サンフンの手帳を開いて読みました。
パク・デス刑事が戻ってくると、ジョンウォンは飲み物を配り歩いている箱の裏側にハン・サンフンの手帳を隠して部屋を出て行こうとしました。
「ちょっとすみません。それは何ですか?人というものはひどいですね。人と人を区別するなんて。」
パク・デス刑事はジョンウォンを呼び止め、勝手に2本の飲み物を取りました。ジョンウォンは車に戻り、一息つきました。
ジョンウォンの車の中。
「手帳は?友人が手帳を渡せと。」
ハン・サンフンの部下が現れ車の窓を叩きました。ジョンウォンは向いの車道を見ると、ウンスたちが合図していました。
ウンスの車。
「すみません。先輩がキム・ヨンデが単独犯か確かめるって言ってたので・・・。」
サンフンの部下は一緒に車に乗り込みました。
セヨンたちは手帳を調べました。
「パク・チョンシムを調べてくれって言われて・・・。」
部下の男はパク・ジョンシムにキョンヒン(ギョンヒン)もまた肺繊維症で死んでキム・ヨンデが保険金を受け取ったと話しました。
「イェリンと同じ症状だわ。」
セヨンは言いました。
「パク・チョンシムが自分の子にも飲ませたんだわ。」
ウンスは言いました。
「いえ。あの人はそんなことができる人じゃないわ。保険金もキム・ヨンデが受け取ったし。」
セヨンは言いました。
「ならこれもキム・ヨンデの仕業?」
ファヨンは言いました。
ホテルの近く。
キム・ヨンデの車にパク・ジョンシムが乗り込みました。
ウンスの車。
「パク・ギョンヒンの死がはじまりなのね?」
ウンスは言いました。
「いや。それより前がある。キム・ヨンデの父は・・・写真に写ってた人ですけど、15年前に首を吊った。そのあとにキム・ヨンデ保険金が下りた。先輩はキム・ヨンデが殺したに違いないと言ってました。それがはじまりです。」
部下の男は言いました。
「はぁ。」
セヨンはため息をつきました。
「なら、その次がサンヒの姉ね。」
ウンスは言いました。
「ええ。だから今回は死んだ振りをしているとわかってても保険金を受け取らせた。実の父親と姉の保険金があるからまた家族が死んだら疑われる。」
部下の男は言いました。
「ならパク・ジョンシムの保険金は受け取ったからセヨンにしたのね?」
ファヨンは言いました。
キム・ヨンデの車。
「すまない。保険金のためにはじめたが、セヨンとは結婚した仲だ。離れたくない。銅がも消したいし、時間がいりそうだ。」
キム・ヨンデはパク・ジョンシムに言いました。
回想シーン。
キム・ヨンデがセヨンと抱き合う場面をパク・ジョンシムが盗み見ている場面。
キム・ヨンデの車の中。
「それで、あの殺人者(セヨン)と一緒になる気?サンヒのお父さん。迷ったらだめよ。前に言ったでしょ?すべてサンヒのためだって。」
パク・ジョンシムは言いました。
「でもイェリンもオレの子だ。イェリンのお母さんの居場所を警察に言おうと思ったけど、できなかった。お前のサンヒのためにはじめたはいえ、罪のない妻に罪を着せるなんて。サンヒに会わせる顔がない。」
キム・ヨンデは言いました。
「最初から、あの女が心配だったの?」
パク・ジョンシムは憎しみの気持ちがいっぱいになり涙を流しました。
「オレはどうすればいいかわからない。」
「わかったわ。」
パク・ジョンシムは決心しました。
キム・ヨンデは現場にパク・ジョンシムを残し、笑いながら去りました。
パク・ジョンシムは強い決意のもと、ホテルの近くに立っていました。
感想
韓国ドラマ「ミストレス14話」の感想です。セヨンの味方はウンスとファヨン、ジョンウォンそしてハン・サンフンとその部下だけになりました。しかしハン・サンフンが命を繋ぐためにキム・ヨンデに入れ知恵した意味がまだわかりません。
このドラマも残り2話となりました。
たぶんもうロマンチックな場面は何もなくて、セヨンたちがやり返す場面のみになると予想できますが、話して結末はどうなるでしょうか?
主人公に罪を着せて、主人公が復讐する話は韓ドラの定番で、このドラマも例に漏れずにそのパターンになっています。
ただ、やっぱり辻褄が合わないのは警察がハン・サンフンの手帳を見てもキム・ヨンデを疑わなかったのか疑問です。
もしも今回の事件を担当しているパク・デスという刑事が、ハン・サンフンの手帳を見てキム・ヨンデを疑わないことはあり得ません。
脚本がバカじゃなければパク・デス刑事がこのドラマのラストで何かやらかしてくれるはずです。
キム・ヨンデはパク・ジョンシムの嫉妬心をあおり、パク・ジョンシムに行動を起こすように仕向けます。それは、警察にセヨンの居場所を教えるのか、セヨンにまた罪を着せようとするのか・・・次回が気になります。
このドラマも残り2話となりました。
たぶんもうロマンチックな場面は何もなくて、セヨンたちがやり返す場面のみになると予想できますが、話して結末はどうなるでしょうか?
主人公に罪を着せて、主人公が復讐する話は韓ドラの定番で、このドラマも例に漏れずにそのパターンになっています。
ただ、やっぱり辻褄が合わないのは警察がハン・サンフンの手帳を見てもキム・ヨンデを疑わなかったのか疑問です。
もしも今回の事件を担当しているパク・デスという刑事が、ハン・サンフンの手帳を見てキム・ヨンデを疑わないことはあり得ません。
脚本がバカじゃなければパク・デス刑事がこのドラマのラストで何かやらかしてくれるはずです。
キム・ヨンデはパク・ジョンシムの嫉妬心をあおり、パク・ジョンシムに行動を起こすように仕向けます。それは、警察にセヨンの居場所を教えるのか、セヨンにまた罪を着せようとするのか・・・次回が気になります。