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ミストレス7話のあらすじと感想「正体」韓国ドラマ ハン・ガイン主演


ミストレス7話「正体」~愛に惑う女たち~



あらすじ

2年前の刑務所。
「言い争う声?聞こえて当然だ。ワイフ(妻)が浮気したのに怒らない夫がどこにいる。私は、そうでなくても奴の正体を暴こうと工房(NARA ART)に行った。でも女房の奴め、また店にいなかったから待っていた。奴と喧嘩でもしたのかあいつは泣きはらした様子で戻って来てオレは浮気を問い詰めたんだ。ああ、オレはカッとなってあいつを何発か殴ったよ。だがそれだけだ。頭に来たオレはそのまま店を出たからその後に起きた火事の事は知ってるわけがない。ところが検察の奴らがオレがジェヒを殺したって。」
チェヒ(パク・ジェヒ)の夫チャンヒョンは悔しそうに机を叩いて立ち上がると言いました。
「泣くのはやめろ。ター!!情けない。私はあの女のせいでお前が破滅すると思ってた。」
美容院の女性、ナ・ユンジョンは面会のガラス越しに大きな声を出しました。
「なあ。出してくれ。ここの奴らはイカレてる。」
チャンヒョンは子どもになった様子で言いました。
「怯えるな。同じ人間だ。私もムショに入ってた時は世の中と同じと悟ったわ。」
「オンマァー(お母さん)。」
チャンヒョンは駄々を捏ねるように自分の身体を細かく揺さぶりました。
「心配するな。母さんが苦労してお前を育てたのは覚えてるだろ?あの女の浮気相手は誰なの?私が捕まえて濡れ衣を晴らしてやるわ。」
ナ・ユンジョンは息子に言いました。


夜のハン・サンフンの家。
「バリスタ(エスプレッソを淹れる機械)じゃなくてごめんな。疲れたでしょ?これを飲んでホッとしてください。ああ、アヨンが喜びます。うずらは私の好物です。」
ハン・サンフンはコーヒーポットから黄色い二つのカップにコーヒーを注ぎました。
「外回りのお仕事は終わりました?」
セヨンは笑顔を作ることなくハン・サンフンに言いました。
「ええ!」
「お仕事は何ですか?」
「ああ。普通の営業です。小さな会社です。聞いたこともないはずです。」
「サンフンさん。サンフンさんは私が好きなの?」
「いきなり何ですか。」
「娘が待ってるから帰ります。容器を返してください。」
「もっと話したいのに。」
ハン・サンフンはセヨンから受け取ったおかずの入った容器を返すためにキッチンの方に向きました。するとハン・サンフンのスマホの電話のベルが鳴り、サンフンは電話に応答しました。
「ああ、チーム長。オッケーです・・・。」
サンフンがいなくなると、セヨンはサンフンの書斎に入りました。
セヨンは本棚を調べました。
「片づけたのかしら?」
セヨンが探っていると、扉の隙間からハン・サンフンが様子を伺っていました。セヨンは気配を感じて振り返り、もといた所まで戻りました。ハン・サンフンは容器を洗っていました。
「洗わなくてもいいのに。」
セヨンは言いました。
「ああ、いいんですよ。」
ハン・サンフンは冷たい表情で言いました。


朝の高校の駐車場。
ファヨンは駐車場にいるジョンウォンに大型のSUV車から撮影された画像だと車種の写真を送って連絡を入れました。ジョンウォンが見つけた車は校医(女医)と、教頭が運転して降りてきた二人のどちらかの車によく似ていました。ジョンウォンは「ハッ」となり、教頭から身を隠しました。

学校医。
ジョンウォンは校医のおばさんに体調を相談しつつ様子を観察しました。
「検診時の血糖値は正常でしたか?おトイレが近くて血糖値が正常となると・・・糖尿病ではないわね。」
「先生。車で通勤なさってますよね。学校に一晩車を駐車しておくことは?」
「ないわ。翌日困るから。」
「飲みに行く時もですか?」
「いいえ。同じよ。」
「一か月ほど前に置いたことは?」
「覚えてないけど、どうして?」
「いいえ。」
ジョンウォンは飲み物を飲みました。

職員室。
ジョンウォンは教頭を観察しました。教頭は女性と会話をしていました。クォン・ミンギュはジョンウォンの様子がおかしいことに気が付きました。

病院の駐車場。
ウンスが帰ろうとするとチャ・ソンホのお母さんが現れました。

カフェ。
ウンスはチャ・ソンホのお母さんと飲み物を飲みました。お母さんはコーヒーを注文し、ウンスは赤い飲み物を注文しましたが水を飲んでいました。
「あの子は、一人っ子で愛情に飢えているんです。だから優しくされるとすぐに心を許すんです。でも最後には見捨てられて、あの子はまた心を閉ざすんです。でも私には心を開いている。でも最近はそれすらも危うくて、心配なんです。」
お母さんはうつむいてウンスに言いながら、机に落ちている水滴でニコニコマークを描いていました。
「チャ・ソンホさんは強い人です。ご心配するようなことはありません。」
「お願いですからもうやめてください。一線は超えないでください。あなたにはまだ分からないかもしれないけど、ソンホも気づいていないかも。ソンホのことは私がよく知ってます。家が売れたらソンホとアメリカに帰ります。」
「何をおっしゃってるのか・・・。家を売る?」
「私からの話はこれで終わりです。」
お母さんは帰ろうとしました。
「あの家はソンホさんが守りました。お父さんの犯人を捕まえるために。」
「だから売るんです。探偵ごっこも終わりです。
「何を隠しているんですか?」

ホテルの部屋。
チャ・ソンホは母の旅行鞄の荷物をまさぐり何かを探していました。

「テープは無かった。」
チャ・ソンホはウンスにメールを送りました。

カフェ。
ウンスは彼のお母さんの前でソンホからの連絡を受けました。
「隠したいのは、あなたではありませんか?」
お母さんは厳しい口調でウンスに言いました。

ホテルの部屋。
お母さんのパスポートが床に落ちました。
ソンホは「2016年4月11日韓国に入国」というスタンプを見て驚きました。

カフェ。
「私言いましたよね。あの子が心を閉ざさないか心配なの。考えてください。好きな女が憎い父の愛人だとソンホが知ったら・・・。あ・・・・。二度と心を開かなくなるかもしれません。」

職員室。
ジョンウォンは誰もいなくなった隙に教頭の机の上に置かれているかわいい手帳を調べました。
「4月11日・・・。」

回想シーン。
図書館。
ジョンウォンがクォン・ミンギュから4月11日の公演のチケット(夫と二人分)を貰う場面。

回想シーン。
駐車場。
「ハン先生。今日は夜間補習の日なのにどこへ行くんですか?」
教頭は車の窓からジョンウォンに言いました。
「あ。クォン先生と代わりました。」
ジョンウォンはチケットを後ろに隠しました。

教室。
「教頭じゃないわ。」
ジョンウォンは呟くと、提出するファイルを教頭の机の上に置きました。
「教頭先生。」
クォン・ミンギュはジョンウォンにも聞こえるように教頭を呼び止め時間稼ぎをしました。

病院のウンスの執務室。
チャ・ソンホからウンスのスマホに電話がかかってきました。
しばらくしてソンホが現れました。
「母が、嘘をついています。」
「どんな?」
「父が死んだ日に、ニューヨークの友達に会いに行くと言ってました。ところが、さっき母のパスポートを見たら、その日は韓国に来てました。僕は母を通じて父の不倫を知りました。2年前、母は電話で父に言いました。女性と別れなければ僕に会わせないと。すぐに韓国に言って女と父を殺してやると。実は、母が犯人じゃないと確かめたくて事件を調べていました。なのに、母が、母が結局チェヒという人を殺して・・・父を殺したのかも。そうだったら、どうしよう。」
ソンホが動揺したように言うと、ウンスは居心地が悪くなり、自分の首元に触れ、冷静に戻りました。
「あなたが疑うのは私だけでいいわ。お母さんを信じてあげて。疑心はあなたを傷つけ、罪悪感に囚われる。だめよ。」
ウンスはソンホを慰めました。


リア園芸店。
「あのう。」
セヨンが園芸店に行くと誰もいませんでした。セヨンはパソコンのキーボードの上に置いてある名刺を拾い、女性に知らないので帰ってと言われたことを思い出しました。
「一度しか来てないわ。あなたの仕事は言ってない。聞いたわよ。離婚したと言ったわね。あなたそれでも人なの?なぜあの女に近づいたの?お金のため?もいいわ。あなたと関わりたいから。もうもとの関係に戻らないから。」
園芸店の女は電話の相手に言うと、スマホを降ろしました。
「あの人を知っているわね。あの人と何を話したの?ひとつだけ答えて。これは・・・あの人の名刺よね?そうなのね?」
セヨンはきつい口調で女に言いました。
女はあきらめたように目を閉じました。

セヨンの運転する車。
「あの人の前の妻は私の唯一無二の親友でした。その人はあの人に離婚を迫られて自殺したんです。嘘をついたのは悪かったけど、カフェで偶然あの人に会って言われたんです。もしもあなたが来たら、何を尋ねられても知らない振りをしてと。」
セヨンは園芸店の女性の言葉を思い出していました。

ビル。
セヨンは苛立ちながら、車を停車させるとビルの中に入って行きました。
ビルの中でセヨンを見たやくざ風の男(以前セヨンを貨物置場に案内した男出ハン・サンフンの部下)は、彼女に背を向けてスマホで電話を掛けました。
セヨンがエレベーターを降りると「保健のご提案」という販促のパネルが置かれていました。セヨンは名刺に書かれた場所を捜しました。

階段。
「ああどうした。」
電話の向こうでハン・サンフンが言いました。
「なんで早く出ないんだよ!」
ハン・サンフンの部下は階段をのぼりながらサンフンに怒鳴りました。

ビルのフロア。
セヨンがフロアを見ると、人々は商談していました。
ハン・サンフンは急いでフロアに駆けあがるとセヨンを探しました。
「見つけたか?電話にもつながらない。あっちを探せ。」
ハン・サンフンは部下に言いました。
「ここに女性が来なかったか?」
ハン・サンフンは働いている男性に尋ねました。
「帰ったよ。ずっと机を見ていた。」
同僚の男は答えました。
机の上には「保険金融詐欺 調査団 ハン・サンフン」という自分の名前が書かれた札が置かれていました。

回想シーン。
セヨンはハン・サンフンの机の仕切りに「チャン・セヨンを監視」「写真の女の身元調査」などと書かれた付箋が貼られていました。セヨンはホワイトボードに「キム・ヨンデとチャン・セヨン、夫婦で保険金詐欺?チャン・セヨンが共犯?」と顔写真と図式が書かれていることに気が付きました。

ビルのロビー。
セヨンは落胆した様子で階段を降りビルから出て行きました。


ヒーリングユーアンドミー病院。
「私の診察室に直行できたのは一度来たことがあるからよ。」
ウンスは受付のパソコンで監視カメラの映像を調べていました。

学校。
ジョンウォンはファヨンに電話を掛けましたがファヨンは出ませんでした。
「本当に車種はSUVなの?」
ジョンウォンはファヨンにメールを打ちかけました。
「何をしてたの?教頭先生の机で。」
クォン・ミンギュは飲み物を片手に現れジョンウォンに言いました。
「なんでもない。」
「悩んでるの?」
「気にしないで。」
「なら心配させないで。でも二度も助けられないかも。」
「・・・・・・。」
ジョンウォンは無言で去りました。

高校の廊下。
「ジョンウォンさん。これを飲んでも腹痛が続いたら病院に行ってください。」
校医のおばさんはジョンウォンに薬を渡しました。
「ありがとうございます。」
ジョンウォンは薬を受け取りました。
「そういえば一か月前、車がなかった時期があったわ。」
「どうして?」
「事故で車を処分したから。」
「なら今の車は?」
「貰ったの。」
「どの先生に?」

職員室。
ジョンウォンは、自分と席が近いというナム・ジンヨン(発音ではナム・ジニョン)先生を見つけて観察しました。ナム・ジニョンは一瞬ジョンウォンをチラリと見ました。

回想シーン。
「先生夕飯はまだですか?行きましょう?」
ジョンウォンの視線を隠すようにクォン・ミンギュはナム・ジンヨンを誘い出しました。

職員室。
ナム・ジンヨンは他の教師と雑談しながらまたチラリとジョンウォンを見ました。

病院。
ウンスは防犯カメラに気になる女性が写っていることに気が付きました。


夜のセヨンのアパートの前。
セヨンが車を降りるとハン・サンフンが階段に腰掛けて待っていました。
「セヨンさん。」
ハン・サンフンは釈明しようと立ち上がりました。
「それで私に近づいたのは保険金詐欺を調べるためだったんでしょ!違う・」
セヨンはハン・サンフンの手を払いのけました。
「今は違います。キム・ヨンデはあなたに正体を隠していました。」
「あなたはどうなの?まだ何か私に隠しているかも。」
「すみません。でも予想外でした。」
「そのはずね。6年間も夫に騙され続けたバカな女に嘘を気づかれたのだから。」
「いや。私は本当にあなたを好きになるとは思ってもいなかった。」
「はっ。本当に最低ね。」
セヨンは目に涙を溜めて言いました。
「セヨンさん。」
ハン・サンフンはセヨンの手に触れかけました。
「触らないで!今度私に触ったら殺してやるから!」
セヨンはハン・サンフンの手を払いのけ家に帰りました。
ハン・サンフンは頭を抱えました。

「JING's HAIR」
ウンスは「JING's HAIR」の隣にあるポストを調べました。するとソンホから電話がかかってきました。
「心配しないで。あなたのお母さんは犯人じゃないわ。まだ調べている途中だけど、話は今度会ってからにするわ。」
ウンスはソンホに言いました。
「クレジットカード明細書。600716ナ・ユンジョン」
ウンスは封筒を開けて中身を読みました。

ハン・サンフンの書斎。
「わかったか?」
ハン・サンフンは部下からかかって来た電話に出ました。
「写真だけじゃ場所はどこかわからない。」
部下の男は言いました。
「キム・ヨンデの故郷は?」
「行ったけど違った。こんな古い木はどこにでもあるだろ?」
「わかった。」
ハン・サンフンは缶を開けて飲み物を飲みました。

病院。
ウンスはパソコンでナ・ユンジョンのカードの記録を調べていました。
「子 ソン・チャンヒョン 妻 ペク・ジェヒ」
ナ・ユンジョンのカードを使った記録が出てきました。


朝のアパートの知覚。
「セヨンさん。セヨンさん。旦那は生きている。」
ハン・サンフンは子どもをスクールバスで見送ったセヨンを追いかけました。
「ならここに連れて来て。なぜ私を(あなたのような)最低な男に会わせたのか、聞きたいから。」
セヨンは言いました。
「わかった。連れてくるから、この場所がどこか教えて。」
ハン・サンフンはセヨンの家族写真を診せました。
「調べたの?」
セヨンは憤慨しました。
「キム・ヨンデの職場にもこの写真があった。ここはどこです?キム・ヨンデは危険な男だ。あなたが・・・心配なんですよ!!!」
ハン・サンフンはセヨンの背中に向かって叫びました。

病院のウンスの執務室。
チャ・ソンホは受付の制止を振り払って勝手にウンスの部屋に入ってきました。
「(犯人が)母じゃないなら誰なんだ!」
チャ・ソンホは声を荒げました。
「ソン・チャンヒョンの母、ナ・ユンジョンよ。」
ウンスは言いました。
「ソン・チャンヒョンの母なら、ペク・ジェヒの姑?どうしてその人が父を?」
ソンホが言うと、ウンスは頷きました。
「あの女性は(チェヒの)録音テープを盗む前に病院を下見していたわ。」
ウンスはパソコンで防犯カメラの画像をソンホに見せました。
「だったらすぐ警察に通報しないと!」
「唯一の目撃者が誰かあなたも知ってるでしょ?警察は相手にしないわ。」
「ならどうすれば?」
「ほかの証拠を探すわ。」

高校。
昼休みのチャイムが鳴りました。ジョンウォンは職員室に帰ってきました。向かいの席のナム・ジンヨン先生ははクォン・ミンギュと一緒に昼食に出て行きました。ジョンウォンは誰もいなくなった隙にナム・ジンヨンの机の前に立ちました。

カフェ・ブラウン。
セヨンは食器を拭きながらハン・サンフンの言葉と写真の場所を思い出していました。

大木のある場所。
セヨンは写真に写っていた場所に行きました。セヨンが後ろを振り返ると黄色いバスが停車し一組の夫婦が降りてきました。セヨンは再び車を運転して次の場所に行きました。セヨンの後を、ハン・サンフンは青い車で尾行しました。

通り。
セヨンは地元の人に色々尋ねて回りましたが人々は「知らない」と首を横に振りました。セヨンはおじいさんにキム・ヨンデを知らないか尋ねると、おばあさんが店の奥から出て来て「キム・ヨンデさんはファン・ミジョンさんの息子だよ」と写真を見て言いました。
「この人はこの辺りに住んでいたんですか?」
セヨンはおばあさんに尋ねました。
「ここの生まれじゃないけどファンさんの娘が病気で亡くなって婿が出稼ぎに行った三年間預かっていたんだ。向こうの古木?あの子は毎日そこでファンさんの帰りを待っていて、日暮れになると、おばあさんを迎えに行ってたよ。」
おばあさんは答えました。

回想シーン。
子どものキム・ヨンデが古木の下の縁台に座り、父ファン・ミジョンの帰りを待っている場面。

「ある日、声をかけた。暗くなる前に帰りなよ。あの子は言ったんだ。大きくなったら大金を稼いでやると。それからはもう待たなくなった。あいご~。本当によかったわ。いい思い出(※父に捨てられたのでは?)だから奥さんと写真を撮りに来たんだよ!」
おばあさんはセヨンに言いました。

職員室。
ナム・ジンヨンはクォン・ミンギュと一緒に昼食から「不味かったよ」と言いながら帰ってくると、自分の机にUSBメモリー(ジョンウォンに送りつけられたものと同じタイプ)が置かれていました。ナム・ジンヨンはUSBメモリーを拾うと「忘れ物かな?誰のUSBメモリー?」とメモリーを掲げて皆に知られました。女性教師は「生徒の忘れ物かしら?中身を見てみたら?」と言いました。
「私のです。」
ジョンウォンは慌ててUSBメモリーを取り戻しました。
クォン・ミンギュはジョンウォンの様子がおかしいことに気が付きました。

セヨンは車の中で思い出していました。
「あの古木がいい思い出なわけない。十年くらい前、ヨンデの父親があの木で首を吊っただろ。」
おじいさんはおばあさんとセヨンに言いました。
セヨンは青い車の尾行に気が付き、車を道の駅のようなところに停めました。
ハン・サンフンは袋を開けると寿司を口に押し込み水を飲みました。するとドアが開いて助手席にセヨンが乗っていました。ハン・サンフンは驚いて飯を吹き出しかけました。
「私を写真の場所に行くように仕向けたんでしょ。餌をまいて尾行する魂胆ね。あなたのおかげで勘がよくなったわ。」
セヨンは呆れたようにハン・サンフンに言いました。セヨンはハン・サンフンの車の鍵のようなものを奪って出て行きました。ハン・サンフンは咳き込むことしかできませんでした。

スーパーの食品売り場のマネキン売り場。
「イェリンも食べたいの?」
子守りのおばさんは試食を口いっぱいに頬張るとイェリンに尋ねました。
「うん。」
イェリンは答えました。
「まったく、子どもが食べたらおなかが痛くなるわよ。あっちでお菓子を選んで来て。遠くに行っちゃだめよ。」
おばさんが言うと、イェリンはおばさんのもとを離れて行きました。

車。
「数年前までは時々顔を見せたらしいけど、二年前から来なくなったみたい。」
セヨンはおばさんの言葉を思い出して農家に行きました。

みすぼらしい農家。
「すみません。」
セヨンはあばら屋に行くと幼いキム・ヨンデの写真が貼ってありました。
「でも服や電気カーペットが、届くとか。」
セヨンはおばさんの言葉を思い出しました。
セヨンは「ヤンプン郵便局」と書かれた送り状を見つけました。

スーパー。
おばさんはショッピングカートを押しながらイェリンを捜しましたが、イェリンはいませんでした。

ヤンプン郵便局。
セヨンは職員に送り主を調べられるか尋ねました。

スーパー。イェリンはスーパーでサンヒに似た幼子を見つけて後を追いかけました。

送り状の住所のあった場所。
セヨンが車を降りると、そこはホテルの廃墟でした。
(※冒頭でセヨンたちが集まっていた廃墟)

セヨンは廃墟の中に入り、階段を上がりました。上の階には赤いじゅうたんが敷かれ、テーブルと燭台、絵画がホコリをかぶっていました。

セヨンはさらに建物を調べました。すると、ある部屋にカセットコンロに置かれた鍋と、キャンプ用の椅子など、誰かが生活している道具がありました。セヨンはCDを押すと音楽が流れました。セヨンは誰かが逃げる気配を感じて後を追いかけました。

感想

韓国ドラマ「ミストレス7話」の感想です。ドラマの内容を鵜呑みにするとしたら、セヨンは夫のキム・ヨンデに騙されていたことになります。しかしキム・ヨンデは死んだことになってますから保険金を受け取ることができません。一体どういうことなのでしょうか?セヨンを騙していたとしても、いつかはひょっこり現れてセヨンを犯罪に巻き込まないとお金を詐取することができないはずです。そしてキム・ヨンデが育った家の謎、父のファン・ミジョンは十年前に古木で自殺をしたことになっています。しかし、ヨンデからは生活物資が農家に二年前にヨンデが行方不明になってからも時折送られてきている謎。この農家には誰が住んでいるのでしょうか???(※ヨンデ本人が受け取って廃墟に持って行ったのか?しかしそうする必要性がわからない。)そして送り元の住所に行くと、そこは1話から主人公たちが男を葬った場所・・・。キム・ヨンデが住んでいたのか?と思わせられます。

しかしわからないのはハン・サンフン。保険会社の調査でも勝手にセヨンの家に入りますかね?現在の日本の常識では考えられない調査方法、おかしいですよね。セヨンを見張ってるときの冷たい視線はどう考えても恋愛している目ではなく、犯罪している目ですよね・・・。

ウンスの物語では、ナ・ユンジョンがペク・ジェヒを殺した疑惑が。ナ・ユンジョンとその息子ソン・チャンヒョンもまたやくざであることが明らかになりました。ならばペク・ジェヒの死は単なる感情だけで殺されたのか、疑問が沸き上がります。単純にナ・ユンジョンが息子のためにジェヒとチャ・ミンジェを成敗したのか?とするにはあまりにも単純すぎる気がします。そもそもナ・ユンジョンがすぐにキレるバカ息子のために自ら手を汚す性格とは思えません。

まだ明らかになっていないのはジョンウォンを脅迫している犯人です。その犯人もこれらの事件に関わっているのでしょうか?そうじゃなければこのドラマは面白くないかも。ファヨンを尾行している犯人もまだ明らかになっていません。

なんだか怖いだけで面白味がしない気もしますが・・・ここまで観たのですからラストを見ないと気分がスッキリしませんね。

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