ミストレス3話「秘密」~愛に惑う女たち~
あらすじ
夜の個人商店。小さなスーパーを営むおばさんは店の棚の奥から(季節外れの)キムチ漬け用の大きな袋を取り出しました。チャン・セヨンはレジの前でクレジットカードをおばさんに渡しかけて現金を差し出しました。おばさんはセヨンの服に赤い染みが付いていることに気が付き、それをキムチの唐辛子の液が付いたものだと思いセヨンに「キムチを漬けるのは大変でしょ」と共感しました。
「キムチを漬ける行事か何かでも?引っ越して来たの?見ない顔ね。」
店のおばさんはセヨンに色々質問をしました。
セヨンは質問には答えずに急いで店を後にし合流したウンスとともに車で現場に戻りました。
現場。
「手袋を買うのに色々質問されたわ。あなたは?」
ウンスはセヨンに言いました。
「同じよ。でも大丈夫だと思う。」
セヨンはおばさんの質問攻めにうんざりしたように答えました。
すると、ジョンウォンとファヨンが悲鳴を上げながら車のところに駆けて来ました。
「セヨナ!セヨナ!死体が消えた。死体がないわ!」
ジョンウォンは叫びました。
二か月前の朝、ジョンウォンの家のキッチン。
ジョンウォンは野菜を切ってスープの味見をしました。夫のファン・ドンソクは心を閉ざしていました。二人でがんばろうというジョンウォンに、ドンソクは無駄だと言いました。
「私、あなたがいれば大丈夫。」
ジョンウォンは夫を慰めようとしました。
「俺は大丈夫じゃない。」
ドンソクは縦縞のスーツを着て仕事に出かけました。
クライアントの車の中。
ファヨンはクライアントの女性に手付金を返すと「ご主人は潔白です」と言いました。女性はずっと夫を恨んでいるわけじゃないけど、と二年前に見つけたという女性物のストッキングをファヨンに見せ「これからもお願い」と頼みました。
私立高校の図書館。
「これをどうぞ。この間のお詫びです。受け取ってください。結構高いんですよ。」
同僚のクォン・ミンギュはジョンウォンに贈り物をプレゼントしました。
ジョンウォンは断ろうとしましたが、ミンギュが「ご主人にランチのお礼も伝えてください」と言ったので断ることはできませんでした。
「どっちなの?」
「え?」
「同僚を侮辱した反省か、有名なシェフへのお礼なのか。」
「はっ・・・前者ですよ。」
「いいわ。ありがとう。」
「楽しんでください。ハン先生。」
「堅苦しいわ。下の名前で呼んでちょうだい。」
ジョンウォンはクォン・ミンギュを許しました。
公園のベンチ。
ファヨンはクライアントの夫で元カレのカン・テオと会い、テオの車にストッキングがあったと教えました。テオは次は下着だぞと妻が病気であると言いました。なら病院に連れて行けばいいとファヨンが言うと、よくなったらまた症状をぶり返すので妻の言う通りに自分を尾行させでもしないと妻が自分から離れてしまうと言いました。
「いや。私には無理。私がどうして夫婦の芝居に私を巻き込まれなきゃいけないのよ。」
ファヨンは不快になり去りました。
病院のウンスの診察室。
チャ・ソンホは犯人はわからないが父のチャ・ミンジェがなぜ殺されたのか真実が知りたいとウンスに打ち明けました。ウンスは紹介したびょいんに行ったのかとソンホに尋ねると、ソンホは「名刺をなくした」と言いました。ウンスは再び名刺を渡すと「チャ・ソンホさん。私の助けが必要ならまたここに来て」とソンホに言いました。ソンホは黙って部屋を出て行きました。ソンホが掛けていたソファにスマホが置き忘れられていました。
ウンスはソンホの後を追いかけ病院のロビーでスマホを返しました。
「父の愛人が書いた年賀状です。先生の字じゃない。」
ソンホはウンスに年始のグリーティングカードを見せました。
ソンホが去ると、ウンスは「はっ」としたようにソンホの後ろ姿を見つめました。
夜のセヨンの家のイェリンの部屋。
セヨンが娘の部屋に行くとイェリンはサンヒという人の絵を描いていました。セヨンはサンヒは誰かと尋ねると「いいえ。サンヒはうちに・・・」と言いかけるとセヨンの電話が鳴りました。セヨンが電話に出ると、ハン・サンフンが無言電話の発信元は中国からで明細書は韓国に送られていると言いました。セヨンはサンフン明細書の住所を教えて貰いました。セヨンは住所の場所に一人で行くとサンフンに言いました。
ある日。
セヨンが明細書の住所に行くとそこは中国人の集まる貧民街でした。やくざ風の男とセヨンは目が合いました。セヨンは「福」という文字が逆に貼られたドアを叩くと中国人の男がセヨンに声を掛けました。セヨンは男にキム・ヨンデさんを知らないか、無言電話の明細書がここに送られていると正直に話しました。中国人の男は扉を開けると中国語でまくし立て請求書の束を見せて地面に叩きつけました。
「あなた。どこなの?あなた!あなた(ヨボ)!イェリンのお父さん!」
セヨンは勝手に男の部屋に入りました。男はセヨンを追い払おうとしてハン・サンヒョンがタイミング良く助けに入りました。
路地のベンチ。
ハン・サンヒョンは大丈夫かとセヨンに飲み物を渡しました。セヨンは二年前に夫が中国に行って船の事故で行方不明になったけど生きていると信じたいと泣きました。
「部屋の中から夫が好きだった曲が聞こえて何も考えられなくなった・・・。」
高校。
ジョンウォンが仕事を終えて帰ろうとすると、同僚の教師が授業の代わりに出たので補修の授業に出るように言いました。ジョンウォンは「今日の公演には行けなくなった」とクォン・ミンギュに貰ったチケットを帰そうとしました。
「時間前じゃ誰も誘えませんよ。こうしましょう。私が補修に出ます。私が補修に出ることにしました。急用なら仕方ない。飯はまだですか?付き合いますよ?」
クォン・ミンギュはジョンウォンに文句を垂れようとした男教師を捕まえて部屋から出て行きました。
カフェ・ブラウン。
ビラを配っていた美容室のおばさん(ナ・ユンジョン: キム・ホジョン演)はカフェのアルバイトの女性を手招きして美容室に呼びました。
カフェの向かいの美容室。
「サンプルがいっぱい余ってるの。社長はお出かけ中?よく店を空けるのかしら?」
ナ・ユンジョンはアルバイトの若い女性にセヨンの様子を尋ねました。アルバイトの女性は「社長のスマホによく変な電話がかかってくるの」とおばさんに教えました。
「イチゴを食べない?たまにはサボらなきゃ。待ってて。」
ナ・ユンジョンは女性との間を繋げました。
「インテリアを変えたんですか?」
アルバイトの若い女性はナ・ユンジョンおばさんに尋ねました。
「いいえ。前のままよ。節約したくてそのままにしておいたの。」
ナ・ユンジョンはイチゴを調理しながら女性に言いました。
「知ってます?ここで事故があったんです。」
「どんな?」
「あ、いいえ。聞いただけなので詳しくはわかりません。」
「どうして?何があったの?人が死んだとか?」
「え?い、いいえ。」
「ならいいわ。人が死んだ場所は不吉だもの。食べて。それより変な電話ってどんな?」
ナ・ユンジョンは女性を質問攻めにしました。
夜のファヨンの車。
ファヨンはレストランにカン・テオを見張っていました。カン・テオはレストランの中からファヨンに連絡して「一緒に食べよう」と言いました。
レストラン。
ファヨンはカン・テオと食事を共にしました。その様子を何者かがスマホで撮影していました。
セヨンの家。
セヨンが家に帰るとイェリンは出迎えませんでした。セヨンは不安になりイェリンの部屋に行きました。クローゼットの中から鳴き声が聞こえたような気がして扉を開けましたがそこに娘はいませんでした。
「どうなさいましたか?」
中国人の家政婦がイェリンを連れてイェリンの部屋に入って来ました。
セヨンはドキリとして、娘の姿を見て胸を撫でおろしました。
誰もいない階段のある公園。
ウンスはチャ・ソンホを呼び出し「確かめたくて」とチャ・ミンジェ宛てに愛人が書いたグリーティングカードを見ると彼に返しました。チャ・ソンホは父のカルテが見たいと言いました。ウンスはミンジェが何度もソンホのことを愛している、そしてすまないと言っていたと言いました。ソンホは「私が騙されるとでも?父のことは私のほうが知っている」とウンスに言うと、去りました。
公演会場。
ジョンウォンは身なりを美しく整えて建物の前で夫を待っていました。
大きな階段のある公園。
「私の字じゃなかったわ。3年前のものだからほかに愛人がいたということね。気になるわ。」
ウンスはセヨンに出来事を打ち明けました。
「ウンスや。」
セヨンは電話でウンスと話しました。
「嫉妬じゃないわ。離婚を決意する前に愛人がいたってことでしょ。気になったの。私も大勢の中の一人だったのかな。ごめん。勝手に話して。そっちは大丈夫?」
「大丈夫。よくなったわ。」
公園。
セヨンはウンスに電話をしていました。ハン・サンヒョンは陰からセヨンを見守っていました。
アパート。
セヨンは幼稚園の先生に電話をしてサンヒという人がいるか尋ねました。先生はそんな子はいないと答え、セヨンは近頃新しい秘密の友達ができたようだとセヨンに教えました。
セヨンの家。
セヨンが家に帰るとイェリンが走って遊んでいました。セヨンはイェリンに走って遊んでいたか尋ねると、イェリンはそれを否定しサンヒという友達がいると言いました。セヨンは家に誰かいるような気がしてイェリンを抱きました。セヨンが正気を失いかけてイェリンの部屋のクローゼットを開けていると、家政婦の女性は「サンヒは私の子です」と言いました。
夫のレストラン。
ジョンウォンは待ち合わせ場所に夫が来なかったので誰もいないレストランに行ってみると、ファン・ドンソクは従業員の女性にネクタイを締めて貰っていました。ジョンウォンは夫のスマホのベルを鳴らしましたがドンソクはスマホを見ただけで電話に出ませんでした。
「公演は楽しかった?」
クォン・ミンギュからのメッセージがジョンウォンのスマホに届きました。
ハン・ジョンウォンはみじめな表情を浮かべました。
高校。
クォン・ミンギュは生徒の補講を監督しながらジョンウォンから返事が無いのでため息をつきました。クォン・ミンギュが外を見ると何とジョンウォンがこちらに向かってきていました。
高校の階段。
ジョンウォンはなまめかしい視線をクォン・ミンギュに送り帰ろうとしました。クォン・ミンギュは急いで階段を駆け下りジョンウォンの後を追いかけました。
高校の駐車場。
ミンギュは車の扉を閉め、彼女に口づけをして服を脱がしました。ジョンウォンとクォン・ミンギュは情熱的に口づけをしながら腰を何度も動かしました。いつの間にかジョンウォンは大好きな上に乗っていました。駐車場では警報が鳴っていました。
セヨンの家。
中国人の家政婦は「預かっている子」がサンヒであると打ち明け謝りました。
セヨンは嘘をつくなんてと家政婦を怒ろうとしました。中国人の女性は子持ちだと仕事が少なかったのでと謝りました。
高校の駐車場。
ジョンウォンは仰向けになり恍惚とした表情を浮かべました。クォン・ミンギュはジョンウォンに覆いかぶさり愛撫していました。その時、車の窓を叩く音がしたので窓を見ると夫のファン・ドンソクが張り付いていました。
ジョンウォンは悲鳴を上げました。
朝のベッド。
ジョンウォンは気が付くとパジャマを着てベッドの上にいました。ジョンウォンはびっくりして飛び起き何度も荒い呼吸をしました。
高校の職員室。
教頭は中間試験後の部活動の計画案と報告書をテストの翌日の締め切りまでに出すようにと先生たちに言いました。
ジョンウォンのスマホにクォン・ミンギュからメッセージが届きました。
「無事に帰れましたか?昨日は遅くなって連絡できませんでした。コーヒーでもどうですか?」
教頭はジョンウォンの変化に気が付いたようですが、続きの命令文を読んでいました。
ジョンウォンは返事を打っていると教頭のおばさんはジョンウォンに「15年前だったらスマホを私に叩き壊されたでしょうね」と注意されました。ジョンウォンは教頭先生に謝りました。
弁護士事務所。
ト・ファヨンは体のラインが出ているセクシーなオレンジ色のスカートを履いて郵便物を上司のヤン・ジンゴンに渡しました。「今日は気合が入っているな。デートか?」とヤン・ジンゴンは正直な気持ちをファヨンに言いました。ファヨンは早くクライアントの夫の現場を捕らえて上司の酒代を稼がなきゃと部屋を出て行きました。ヤン・ジンゴンはまるでファヨンが尾行されているみたいだなと腕を組んでつぶやきました。
病院のウンスの部屋。
チャ・ソンホはウンスに会い警察は父が死んだ時にわざと見落としたと、父の家から出てきた女性がいてその人が目撃者で愛人だと言いました。
「私は先生を疑っていました。まだ信用していません。捜査記録を見た時も先生と父との履歴だけ削除されていた。そうでしょ。油断しないで。先生以外にも容疑者がいる。それは、この人です。この筆跡を見たことありますか?」
チャ・ソンホはそう言うと、あのグリーティングカードをウンスに見せました。カードには「この1年、あなたのそばにいて・・・」と書かれていました。
弁護士事務所。
ファヨンはクライアントに写真を渡すとアメリカ―ノとラテのどちらがいいか尋ねました。クライアントの女性はラテがいいと答えました。クライアントの女性は「コーヒーも写真も正直いって私好みだわ」とファヨンに言いました。ファヨンは何もないのに続ける必要があるのかと言いました。クライアントの女性は夫のスーツの中から出てきたという安物の下着をファヨンに見せました。
駐車場。
チャ・ソンホはウンスの車のところに現れ一緒に目撃者に会いに行こうと言いました。
「私にとってあなたは有力な容疑者だ。家族だから再捜査を頼める。」
ソンホはウンスに言いました。
ウンスは証拠を集めるようにソンホに言い返しエレベーターに乗りました。すると、ソンホはウンスの写真をスマホで撮りました。「何するの」と怒るウンスにソンホは目撃者のところに行けないならせめて写真だけでも見せたいと言いました。
「目撃者が証言したら通報しますよ。嫌なら連絡ください。」
チャ・ソンホは去りました。
昼間の車中。
ファヨンが化粧をしているとジョンウォンから電話がかかりました。ジョンウォンは同僚の先生から相談されたけど相談に乗れなくて、その人が男性教師と寝ちゃったの・・・と自分の気持ちを打ち明けました。
「彼女に伝えて。男遊びが激しい友達。よくいるでしょ?その友達に相談しなさい。同僚の話だと今みたいに。」
ファヨンはジョンウォンに言いました。
海岸。
「見抜かれてるわ。どうしよう!」
ジョンウォンは動揺しました。
ファヨンの車の中。
「ついに副担任と寝たのね。」
ファヨンはつぶやきました。
高校お美術室。
クォン・ミンギュが部屋に入るとジョンウォンから電話がかかってきました。
「もしもし?」
「先生も知ってるでしょ。私がささいなことで怒ったり顔が赤くなったりする。事情があって薬は避けてたんです。」
「どこにいるのですか?すぐ行きます。」
「そうじゃなくて、昨日の、昨日の事は夫に腹が立って間違っただけ。はぁ。はぁ。はぁ。すみません。先生を傷つけるつもりはなかったの。電話で話すべきじゃないけど。」
「大丈夫。私は大丈夫です。過ちだと思えばいい。私は違います。本心です。だから謝らないで。私は先生が好きだから。」
カフェ・ブラウン。
セヨンは中国人の家政婦のことをウンスに打ち明けました。ウンスは初対面の人は疑うべきで家に入れてはダメだとセヨンを諭しました。ウンスは元カレの息子のことについて話すと年賀状を調べて送り主が犯人だとわかれば自分の疑いが晴れると言いました。
高校の職員室。
クォン・ミンギュはハン・ジョンウォンに試験問題の草案を渡しました。すると教頭がドンヒョク君のお母さんから連絡があり家出をして不登校になったのでミンギュと一緒に捜すようにとジョンウォンに命令しました。ジョンウォンは一人で捜すと言いましたが男子生徒はあなたの手に負えないと教頭は言いました。ジョンウォンは関係がバレたらと思うとヒヤヒヤしていました。
高校の廊下。
ジョンウォンは昨夜は店に泊ったのかとファン・ドンソクに電話をしました。ファン・ドンソクはそうだと言ってすぐに電話を切りました。
夜の美容室。
ナ・ユンジョンは店を閉めて終わろうとしていました。美容室のシンクには血のりがついた痕と、床には遺体が横たわっていた痕が残っていました。ナ・ユンジョンはそれを確かめるようにして店を出て行きました。
夜の森~廃れた建物の中。
セヨンとウンス、ファヨンとジョンウォンは消えた遺体を捜していました。すると遠くでパトカーのサイレンが鳴る音がしました。4人は走り出しました。
「何かしら?」
「わからない。」
「なぜこっちに?」
セヨンとウンスはパトカーの後を追いかけ橋を渡りました。
「時間前じゃ誰も誘えませんよ。こうしましょう。私が補修に出ます。私が補修に出ることにしました。急用なら仕方ない。飯はまだですか?付き合いますよ?」
クォン・ミンギュはジョンウォンに文句を垂れようとした男教師を捕まえて部屋から出て行きました。
カフェ・ブラウン。
ビラを配っていた美容室のおばさん(ナ・ユンジョン: キム・ホジョン演)はカフェのアルバイトの女性を手招きして美容室に呼びました。
カフェの向かいの美容室。
「サンプルがいっぱい余ってるの。社長はお出かけ中?よく店を空けるのかしら?」
ナ・ユンジョンはアルバイトの若い女性にセヨンの様子を尋ねました。アルバイトの女性は「社長のスマホによく変な電話がかかってくるの」とおばさんに教えました。
「イチゴを食べない?たまにはサボらなきゃ。待ってて。」
ナ・ユンジョンは女性との間を繋げました。
「インテリアを変えたんですか?」
アルバイトの若い女性はナ・ユンジョンおばさんに尋ねました。
「いいえ。前のままよ。節約したくてそのままにしておいたの。」
ナ・ユンジョンはイチゴを調理しながら女性に言いました。
「知ってます?ここで事故があったんです。」
「どんな?」
「あ、いいえ。聞いただけなので詳しくはわかりません。」
「どうして?何があったの?人が死んだとか?」
「え?い、いいえ。」
「ならいいわ。人が死んだ場所は不吉だもの。食べて。それより変な電話ってどんな?」
ナ・ユンジョンは女性を質問攻めにしました。
ファヨンはレストランにカン・テオを見張っていました。カン・テオはレストランの中からファヨンに連絡して「一緒に食べよう」と言いました。
レストラン。
ファヨンはカン・テオと食事を共にしました。その様子を何者かがスマホで撮影していました。
セヨンの家。
セヨンが家に帰るとイェリンは出迎えませんでした。セヨンは不安になりイェリンの部屋に行きました。クローゼットの中から鳴き声が聞こえたような気がして扉を開けましたがそこに娘はいませんでした。
「どうなさいましたか?」
中国人の家政婦がイェリンを連れてイェリンの部屋に入って来ました。
セヨンはドキリとして、娘の姿を見て胸を撫でおろしました。
誰もいない階段のある公園。
ウンスはチャ・ソンホを呼び出し「確かめたくて」とチャ・ミンジェ宛てに愛人が書いたグリーティングカードを見ると彼に返しました。チャ・ソンホは父のカルテが見たいと言いました。ウンスはミンジェが何度もソンホのことを愛している、そしてすまないと言っていたと言いました。ソンホは「私が騙されるとでも?父のことは私のほうが知っている」とウンスに言うと、去りました。
公演会場。
ジョンウォンは身なりを美しく整えて建物の前で夫を待っていました。
大きな階段のある公園。
「私の字じゃなかったわ。3年前のものだからほかに愛人がいたということね。気になるわ。」
ウンスはセヨンに出来事を打ち明けました。
「ウンスや。」
セヨンは電話でウンスと話しました。
「嫉妬じゃないわ。離婚を決意する前に愛人がいたってことでしょ。気になったの。私も大勢の中の一人だったのかな。ごめん。勝手に話して。そっちは大丈夫?」
「大丈夫。よくなったわ。」
公園。
セヨンはウンスに電話をしていました。ハン・サンヒョンは陰からセヨンを見守っていました。
アパート。
セヨンは幼稚園の先生に電話をしてサンヒという人がいるか尋ねました。先生はそんな子はいないと答え、セヨンは近頃新しい秘密の友達ができたようだとセヨンに教えました。
セヨンの家。
セヨンが家に帰るとイェリンが走って遊んでいました。セヨンはイェリンに走って遊んでいたか尋ねると、イェリンはそれを否定しサンヒという友達がいると言いました。セヨンは家に誰かいるような気がしてイェリンを抱きました。セヨンが正気を失いかけてイェリンの部屋のクローゼットを開けていると、家政婦の女性は「サンヒは私の子です」と言いました。
夫のレストラン。
ジョンウォンは待ち合わせ場所に夫が来なかったので誰もいないレストランに行ってみると、ファン・ドンソクは従業員の女性にネクタイを締めて貰っていました。ジョンウォンは夫のスマホのベルを鳴らしましたがドンソクはスマホを見ただけで電話に出ませんでした。
「公演は楽しかった?」
クォン・ミンギュからのメッセージがジョンウォンのスマホに届きました。
ハン・ジョンウォンはみじめな表情を浮かべました。
クォン・ミンギュは生徒の補講を監督しながらジョンウォンから返事が無いのでため息をつきました。クォン・ミンギュが外を見ると何とジョンウォンがこちらに向かってきていました。
高校の階段。
ジョンウォンはなまめかしい視線をクォン・ミンギュに送り帰ろうとしました。クォン・ミンギュは急いで階段を駆け下りジョンウォンの後を追いかけました。
高校の駐車場。
ミンギュは車の扉を閉め、彼女に口づけをして服を脱がしました。ジョンウォンとクォン・ミンギュは情熱的に口づけをしながら腰を何度も動かしました。いつの間にかジョンウォンは大好きな上に乗っていました。駐車場では警報が鳴っていました。
セヨンの家。
中国人の家政婦は「預かっている子」がサンヒであると打ち明け謝りました。
セヨンは嘘をつくなんてと家政婦を怒ろうとしました。中国人の女性は子持ちだと仕事が少なかったのでと謝りました。
高校の駐車場。
ジョンウォンは仰向けになり恍惚とした表情を浮かべました。クォン・ミンギュはジョンウォンに覆いかぶさり愛撫していました。その時、車の窓を叩く音がしたので窓を見ると夫のファン・ドンソクが張り付いていました。
ジョンウォンは悲鳴を上げました。
朝のベッド。
ジョンウォンは気が付くとパジャマを着てベッドの上にいました。ジョンウォンはびっくりして飛び起き何度も荒い呼吸をしました。
高校の職員室。
教頭は中間試験後の部活動の計画案と報告書をテストの翌日の締め切りまでに出すようにと先生たちに言いました。
ジョンウォンのスマホにクォン・ミンギュからメッセージが届きました。
「無事に帰れましたか?昨日は遅くなって連絡できませんでした。コーヒーでもどうですか?」
教頭はジョンウォンの変化に気が付いたようですが、続きの命令文を読んでいました。
ジョンウォンは返事を打っていると教頭のおばさんはジョンウォンに「15年前だったらスマホを私に叩き壊されたでしょうね」と注意されました。ジョンウォンは教頭先生に謝りました。
弁護士事務所。
ト・ファヨンは体のラインが出ているセクシーなオレンジ色のスカートを履いて郵便物を上司のヤン・ジンゴンに渡しました。「今日は気合が入っているな。デートか?」とヤン・ジンゴンは正直な気持ちをファヨンに言いました。ファヨンは早くクライアントの夫の現場を捕らえて上司の酒代を稼がなきゃと部屋を出て行きました。ヤン・ジンゴンはまるでファヨンが尾行されているみたいだなと腕を組んでつぶやきました。
病院のウンスの部屋。
チャ・ソンホはウンスに会い警察は父が死んだ時にわざと見落としたと、父の家から出てきた女性がいてその人が目撃者で愛人だと言いました。
「私は先生を疑っていました。まだ信用していません。捜査記録を見た時も先生と父との履歴だけ削除されていた。そうでしょ。油断しないで。先生以外にも容疑者がいる。それは、この人です。この筆跡を見たことありますか?」
チャ・ソンホはそう言うと、あのグリーティングカードをウンスに見せました。カードには「この1年、あなたのそばにいて・・・」と書かれていました。
弁護士事務所。
ファヨンはクライアントに写真を渡すとアメリカ―ノとラテのどちらがいいか尋ねました。クライアントの女性はラテがいいと答えました。クライアントの女性は「コーヒーも写真も正直いって私好みだわ」とファヨンに言いました。ファヨンは何もないのに続ける必要があるのかと言いました。クライアントの女性は夫のスーツの中から出てきたという安物の下着をファヨンに見せました。
駐車場。
チャ・ソンホはウンスの車のところに現れ一緒に目撃者に会いに行こうと言いました。
「私にとってあなたは有力な容疑者だ。家族だから再捜査を頼める。」
ソンホはウンスに言いました。
ウンスは証拠を集めるようにソンホに言い返しエレベーターに乗りました。すると、ソンホはウンスの写真をスマホで撮りました。「何するの」と怒るウンスにソンホは目撃者のところに行けないならせめて写真だけでも見せたいと言いました。
「目撃者が証言したら通報しますよ。嫌なら連絡ください。」
チャ・ソンホは去りました。
昼間の車中。
ファヨンが化粧をしているとジョンウォンから電話がかかりました。ジョンウォンは同僚の先生から相談されたけど相談に乗れなくて、その人が男性教師と寝ちゃったの・・・と自分の気持ちを打ち明けました。
「彼女に伝えて。男遊びが激しい友達。よくいるでしょ?その友達に相談しなさい。同僚の話だと今みたいに。」
ファヨンはジョンウォンに言いました。
海岸。
「見抜かれてるわ。どうしよう!」
ジョンウォンは動揺しました。
ファヨンの車の中。
「ついに副担任と寝たのね。」
ファヨンはつぶやきました。
高校お美術室。
クォン・ミンギュが部屋に入るとジョンウォンから電話がかかってきました。
「もしもし?」
「先生も知ってるでしょ。私がささいなことで怒ったり顔が赤くなったりする。事情があって薬は避けてたんです。」
「どこにいるのですか?すぐ行きます。」
「そうじゃなくて、昨日の、昨日の事は夫に腹が立って間違っただけ。はぁ。はぁ。はぁ。すみません。先生を傷つけるつもりはなかったの。電話で話すべきじゃないけど。」
「大丈夫。私は大丈夫です。過ちだと思えばいい。私は違います。本心です。だから謝らないで。私は先生が好きだから。」
カフェ・ブラウン。
セヨンは中国人の家政婦のことをウンスに打ち明けました。ウンスは初対面の人は疑うべきで家に入れてはダメだとセヨンを諭しました。ウンスは元カレの息子のことについて話すと年賀状を調べて送り主が犯人だとわかれば自分の疑いが晴れると言いました。
高校の職員室。
クォン・ミンギュはハン・ジョンウォンに試験問題の草案を渡しました。すると教頭がドンヒョク君のお母さんから連絡があり家出をして不登校になったのでミンギュと一緒に捜すようにとジョンウォンに命令しました。ジョンウォンは一人で捜すと言いましたが男子生徒はあなたの手に負えないと教頭は言いました。ジョンウォンは関係がバレたらと思うとヒヤヒヤしていました。
高校の廊下。
ジョンウォンは昨夜は店に泊ったのかとファン・ドンソクに電話をしました。ファン・ドンソクはそうだと言ってすぐに電話を切りました。
夜の美容室。
ナ・ユンジョンは店を閉めて終わろうとしていました。美容室のシンクには血のりがついた痕と、床には遺体が横たわっていた痕が残っていました。ナ・ユンジョンはそれを確かめるようにして店を出て行きました。
夜の森~廃れた建物の中。
セヨンとウンス、ファヨンとジョンウォンは消えた遺体を捜していました。すると遠くでパトカーのサイレンが鳴る音がしました。4人は走り出しました。
「何かしら?」
「わからない。」
「なぜこっちに?」
セヨンとウンスはパトカーの後を追いかけ橋を渡りました。
感想
韓国ドラマ「ミストレス3話」の感想です。今回はさらに怖い!美容室の殺人現場の痕が残ってるのにおばさんのナ・ユンジョンがそれを知ってる演技をしていてめっちゃ怪しい!一体美容室で何があったの!?そしてハン・ジョンウォンとクォン・ミンギュは本当にHをしてしまったのでしょうか???そこがよくわかりません。夢オチなのかしら?ウンスの元カレには1年を過ごした愛人がいるそうですね。セヨンはおうちにイェリンの秘密のお友達、サンヒという娘がいるそうで、ハン・ガインの恐怖感を演じる演技がほんとうに怖いです!ファヨンもなんだか怪しい事件に巻き込まれてるっぽい?本当にカン・テオに愛人がいるのでしょうか?そこもわかりません。
ミストレスに出演している俳優さんはアイドルじゃなくて脇役の人ばかりで、元アイドルはハン・ガインただ一人・・・というキャストではコストが安価に抑えられているので王道ドラマじゃないですが、面白いというよりは・・・ジワジワと主人公たちが追い詰められる様子が描かれているといった感じがします。まだ3話なんですが、夜に観たら寝れなくなりそうな内容です。お芝居なのに怖い~っ。この主人公たちは、人生が壊れていくのでしょうか?多分そうですよね・・・。
最後まで見ないと続きが気になってしまいます。
ミストレスに出演している俳優さんはアイドルじゃなくて脇役の人ばかりで、元アイドルはハン・ガインただ一人・・・というキャストではコストが安価に抑えられているので王道ドラマじゃないですが、面白いというよりは・・・ジワジワと主人公たちが追い詰められる様子が描かれているといった感じがします。まだ3話なんですが、夜に観たら寝れなくなりそうな内容です。お芝居なのに怖い~っ。この主人公たちは、人生が壊れていくのでしょうか?多分そうですよね・・・。
最後まで見ないと続きが気になってしまいます。