司憲府(サホンブ) 司憲府(サホンブ)の監察房 ヘチ 3話 Youtube SBS公式動画 から 韓国ドラマの時代劇に度々登場する司憲府(サホンブ)という官庁とは一体どんなものでしょうか?詳しく解説したいと思います。司憲府は韓国語で「サオンブ」とも聞こえます。司憲府(サホンブ)は李氏朝鮮時代に実在した官庁です。現代日本においては検察庁と特捜部を合わせたような部署です。 概要 司憲府(発音:サホンブ 韓国語:사헌부)は高麗から李氏朝鮮時代に置かれた官庁です。言論の統制や綱紀粛正、百官の窺察(ギュチャル 규찰 監察)や弾劾・署經(ソギョン)などを管掌(かんしょう)しました。署経権(文書への署名権)も持っていたので人事や立法・法改正の際に署名を拒否(封駁)する権限も持っていました。現代日本で言えば検察の特捜部のような官庁です。 目次 [ 起源と歴史 ] [ 組織 ] [ 特権 ] [ 職務内容 ] [ 廃止 ] [ 司憲府が登場するドラマ ] 由来と歴史 憲府(ホンブ)、霜臺(サンデ 상대)・烏臺(オデ 오대)・柏府(ベクブ 백부)などと呼ばれることもありました。新羅時代も司正府(サジョンブ 사정부)や內司正典(ネサジョンジョン 내사정전)という機関がありましたが、司憲府(サホンブ)の起源は秦の国の御史大夫、漢の国の御史府または御史大夫寺、後漢の御史臺または蘭臺寺、宋の御史台などを手本としていました。 高麗時代には司憲臺(サホンデ)、金吾臺(クンオデ)、監察司(カムチャルサ)、司憲府(サホンブ)などの名称と官職が度々変更され高麗末期の恭愍王(コンミンワン)の時に、司憲府(サホンブ)という名称になりました。 朝鮮が開国されると1392年(太祖1年)に司憲府(サホンブ)は高麗王朝からそのまま李氏朝鮮へと引き継がれました。1401年(太宗1年)に変更され、そのまま經國大典(経国大典、朝鮮の法律)に受け継がれました。 組織(朝鮮時代) 大司憲(テサホン) ・・・長官。 従2品。定員1名。大臣)。 執義(チベ 집의)・・・副長官。従3品。定員1名。文官。 掌令(チャンリョン)・・・従4品。定員2名。文官。 持平(チピョン)・・・正五品。定員2名。文官。 監察(カムチャル)・・・正六品。定員13...
人気の韓国ドラマ、韓国時代劇のあらすじネタばれ感想を書いています。BSで放送中の海外ドラマの視聴感想。