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華政ファジョン-32話のあらすじネタバレ感想 ちょっぴりセリフ解説


華政ファジョン-32話 あらすじネタバレ感想

華政(ファジョン)の主なキャスト

光海君(クァンへグン)・・・チャ・スンウォン
貞明公主(チョンミョンコンジュ)・・・イ・ヨニ
綾陽君(ヌンヤングン、仁祖)・・・キム・ジェウォン
監督・・・キム・サンホ監督「アラン使道伝」
脚本・・・キム・イヨン「トンイ」「イ・サン」「馬医」「ホジュン(チョン・グァンリョル主演)」
2015年作

華政ファジョン-32話のあらすじ

北方の野営地で、従事官のカン・イヌは貞明公主(チョンミョンコンジュ)だけ逃げるように言いました。明の総司令官は朝鮮軍に先鋒に立つように命じました。明は朝鮮の軍を盾に使うつもりでした・・・。

綾陽君(ヌンヤングン、仁祖)はカン・ジュソンの家を訪ねました。会合に出かけようとしていたカン・ジュソンは綾陽君(ヌンヤングン、仁祖)の話を聴きました。綾陽君はカン・ジュソンからの連絡を待っていたが連絡がなかったので、つまりカン・ジュソンの手配に気付いたとカン・ジュソンを訪ねたのでした。

綾陽君はカン・ジュソンの前で膝を突きこのように言いました。
私を王にしてくれ大監。王になるためなら何でもする。

北の野営地。
「先に死ねという意味だ。」
「なんて残酷なやつらだ。」
「もうおしまいだ。」
チャン・ボンスたち職人は不安になりました。

ホン・ヨンは都元帥(トウォンス、戦争時の臨時の官職)に明の命令には従えないといいました。都元帥(トウォンス、戦争時の臨時の官職)のカン・ホンニプは密かに朝鮮軍を撤退する命令を下しました
「これは王命なのだ。わかるか?これは殿下の王命、観形向背(クァニョンヒャンベ)なのだ。殿下はたとえ何があっても鳥銃部隊と火器都監(ファギトガム)の職人を守れとおっしゃったのだ。」

「よいな。観形向背(クァニョンヒャンベ)だ。形勢を観て判断せよという意味だ。そなたは都元帥(トウォンス、戦争時の臨時の官職)として朝鮮軍を守れ。よいな。観形向背(クァニョンヒャンベ)だ。朝鮮軍が捨て駒となって全滅の危機になった場合は軍を撤退させるのだ。」
光海君(クァンへグン)はこのようにカン・ホンニプに伝えていました。

ホン・ジュウォンは撤退すれば光海君(クァンへグン)の王位が危うくなるとカン・ホンニプに言うと、カン・ホンニプは光海君(クァンへグン)はそれを承知の上だと言いました。光海君(クァンへグン)の王位を案じるホン・ジュウォン。軍を撤退させるということは、後金の味方になるということであり明から光海君(クァンへグン)が王であることを否定されることになることを意味していました。カン・ホンニプは王は承知しておりこれが光海君(クァンへグン)の大義だとホン・ジュウォンを説得しました。

貞明公主(チョンミョンコンジュ)は光海君(クァンへグン)を思い心配になりました。

カン・ジュソンの家。
「なんでもするというのですか?君大監。」
カン・ジュソンは綾陽君(ヌンヤングン、仁祖)に言いました。
「大監の犬にでもなる。」
綾陽君は言いました。

貞明公主(チョンミョンコンジュ)はカン・イヌに何を知っているのだと問い詰めました。貞明公主(チョンミョンコンジュ)は朝鮮軍の幕舎に入り、撤退命令を取り下げ兵を守る方法を考えようと言いました。
「我々は臣下として殿下を守らねばなりません。殿下のためにここまで来たのです。撤退するればどうなるかを知りながら退けません。殿下をお守りせねば。殿下が君主としての道理を通されるなら我々が殿下をお守りするのです。」
貞明公主(チョンミョンコンジュ)がこう言うと、ホン・ヨンもホン・ジュウォンもカン・ホンニプに撤退を考え直すことを求めました。
「果たして、我々に、兵を守る手立てがあるのか?」
カン・ホンニプは困り果てました。

雨が降り硝煙などが濡れないようにチャン・ボンスたちは荷物をテントの中に運びました。

カン・ジュソンの家。
カン・ジュソンは綾陽君の品位が低いと評価しつつも卑しい人間が王になれないわけではないと妻のユン氏夫人に言いました。
「決定的な名分を何としてでも掲げねば。」

雨が降り、綾陽君はカン・ジュソンの部屋の前で立ち尽くしていました。
「土下座など大したことではない。何度でもしてやる。いつか皆を跪かせばよいのだ。

光海君(クァンへグン)は火器都監(ファギトガム)から雨の降る天を見て朝鮮軍のことを案じていました。

北方の野営地。
「ここはサルフの一帯です。後金の先鋒部隊は八旗軍の正藍旗です。」
ホン・ジュウォンは地図を示して都元帥(トウォンス、戦争時の臨時の官職)とホン・ヨンと貞明公主(チョンミョンコンジュ)に説明しました。カン・ホンニプはいくら鳥銃舞台でも弾を込めなおしている間にやられてしまうと言いました。ホン・ジュウォンは明の援軍があれば何とかなると言うと、貞明公主(チョンミョンコンジュ)は明の援軍は期待できないと言いました。

その理由は・・・カン・イヌが朝鮮軍はおとりにすぎず、朝鮮軍が正藍軍を撃破したら加勢するが、そうでなければ朝鮮軍をおとりにして正藍軍の後方から攻めるという作戦を立てていたと貞明(チョンミョン)に教えたからでした。

カン・ホンニプは「何と許しがたい奴らだ」と明軍の汚さに憤りました。

幕舎の中でカン・イヌは貞明公主(チョンミョンコンジュ)をどうすべきか考えていました。
「共に来たので共に帰ります。いかなる状況でも一人で帰りません。若様、皆が無事に帰れるように力を貸してください。」
貞明公主(チョンミョンコンジュ)はカン・イヌにこう言ったのでした。
カン・イヌはホン・ジュウォンに正直に話し、皆が助かる手立てはあるのかと尋ねました。
ホン・ジュウォンは光海君(クァンへグン)がすべてを注ぎ込んだ朝鮮の全軍を守るため弓兵を含めた全軍で先鋒に立つと言いました。
「朝鮮の全軍を挙げて鳥銃部隊を掩護するのだ。明の言うことよりまともだ。我々が生き残るための戦術なのだから。そうやって勝つのだ。」
「それで勝つと?いいだろう。なんともあきれた戦術だ。だから明を説得しろと?明軍に編成されている弓部隊と歩兵を返してほしいのか?」
「お前なら明の皇子を説得できる。父上からその力を受け継いでいるではないか?」
「そうだ。私は父上の力を受け継いだ。ゆえに明を説き伏せられる。だが見返りは?私の望みはひとつだ。媽媽がご無事に生き延びることだ。」
「私の望みは違うというのか?よく聞いてくれ。お前に頼みたいことがある。」
ホン・ジュウォンはカン・イヌと交渉をしました。

カン・ホンニプはホン・ヨンらに必ず勝たねばならんと言いました。

夜の野営地。
ホン・ジュウォンは貞明公主(チョンミョンコンジュ)を呼び出し劣勢になったら戦場を離れるように言いました。
「負けた場合には媽媽は務めを果たさなければなりません。」
「私の、務めとは何ですか?」
「どんなことが起きるかわかりません。勝利のためにあらゆる手を尽くしますが私と殿下は勝てないかもしれません。もしもの場合は媽媽は動揺せずにこの国に必要なお方だということを忘れずに、生き延びると約束してください。殿下の大義を思い出すのです。そして公主媽媽を守りたい私の気持ちを、記憶していてください。」

夜の朝鮮。
綾陽君(ヌンヤングン、仁祖)白い服の姿で自宅の庭で考えていました。

カン・ジュソンの家。
カン・ジュソンは手下の官僚たちを集めて綾陽君について考えていました。
「そうだな。一度やってみるか。光海(クァンヘ)のような王がいるなら綾陽のような王がいてもおかしくない。」

「私の膝がすり減るまで通ってやる。」
綾陽君はカン・ジュソンを訪ねる支度をしました。すると数人両班が「君大監をお迎えに参りました」と現れました。両班の男は綾陽君に「同舟共済(同じ船で共に渡る、さいはさんずいに斎の古い漢字)」というカン・ジュソンの手紙を渡しました。

イ・ドッキョンの墓の前。
「私は身に起きることを予感していたのかも。いや。私は勝って見せる(たとえ人の道を外しても)。そなたを失った時から、私は覚悟していたのかも。」
光海君(クァンへグン)はお忍び姿で外出し、漢陰(ハヌム、イ・ドッキョン)を思い出し行く末を考えていました。

チョ・ヨジョンは手紙を見て驚きました。

カン・ジュソンは夜中に西人(ソイン)のキム・リュとイ・グィを呼びました。
「謀反ではなく革命です。謀反とは権力を狙う者が企てるものです。もしくは挙兵にしくじることです。しかし我々は朝鮮のために立ち上がるのです。そして必ずや勝ちます。主上の勢力は衰えています。明国にも、この国の中でも。そのような者が国王と言えますか?」
カン・ジュソンは二人の西人(ソイン)の重臣に言いました。
「では、どなたを推戴するのですか?」
キム・リュはカン・ジュソンに尋ねました。イ・グィは話を聞いて恐ろしくなりました。

綾陽君は仁穆大妃(インモクテビ)キム氏に反正を行うと言いました。
「永昌大君(ヨンチャンテグン)の無念を晴らさねばなりません。何もかも、主上が悪いのです。」
「そう。覚えていますとも。恨みを晴らしたい一心で今まで耐えてきました。」
「媽媽。私を信じてください。私が媽媽の息子となり仕返しいたします。」

イ・ドッキョンの墓の前。
「だがな漢陰(ハヌム、イ・ドッキョン)。私はすぐには倒れない。人の道に外れることをしても不埒な輩と手を握っても、私が王でいる限り、この国朝鮮を変えてみせる。たとえ私がその志を果たせなくても。いつかかなうはずだ。漢陰(ハヌム、イ・ドッキョン)。」

チョ・ヨジョンはカン・ホンニプが光海君(クァンへグン)に送った文書を見つけたと尚宮キム・ゲシに言い出兵の王命を教えました。

王宮に戻った光海君(クァンへグン)は世子とイ・イチョムを呼びました。
「なぜ私と世子殿下を呼んだのですか?」
イ・イチョムは光海君(クァンへグン)に言いました。
「そなたは世子嬪の外祖父ゆえ、誰よりも世子の身を心配せねばならぬ。」
光海君(クァンへグン)はイ・イチョムに言いました。
「父上。おっしゃりたいことは?」
世子は首をかしげました。
「万一に備えねばならぬ。まもなく王室とこの国は、混乱に陥る。」
光海君(クァンへグン)は世子とイ・イチョムに告げました。

オクチュと娘のウンソルは朝鮮軍が無事に戻ってくるよう夜空に祈っていました。

翌日の北方。
朝鮮の軍は陣形を取って出撃の合図を待っていました。

華政(ファジョン)32話の感想

まだやっと半分来たばかりなのに光海君(クァンへグン)の王位が危うくなりそうです!もしかして、光海君(クァンへグン)は途中で退場するのかな!?カン・イヌは本当につまらない男になってしまいましたね・・・。ホン・ジュウォンのライバルとしては魅力不足です。チョ・ヨジョン(ヤムジョン)は、キム尚宮の子分になっちゃってる感じ?果たして実際はどうだったのでしょうね。キム・ゲシがヤムジョンを見出したという設定になっているようです。大妃(チョンミョンのお母さん)は綾陽君(ヌンヤングン、仁祖)に乗せられてというか、だまされているような形で復讐心に燃え始めてしまいました。ほんと朝鮮はどうなっちゃってるのでしょうね、敵同士が手を組んだり、いやな世の中ですね。

ファジョン(華政)のあらすじと感想まとめ

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