源花(ウォナ)
源花とは新羅時代にあった軍事組織、花郎(ファラン)の最高指導者です。日本語では「源花(げんか)」、現代韓国語では「源花(ウォナ)」と発音します。韓国ドラマ「花郎(ファラン)」で源花が2名登場します。源花が花郎の女主人であるのに対し、風月主(プウォルチュ)は男主人を意味します。花郎の指導者の名称は源花と風月主のほか、国仙、花主などがあります。花郎(ファラン)は道教、仏教、儒家の思想が結合し国家組織として発展しました。花郎の手下のことを郎徒(ナンド)と言います。
歴史
三国史記には真興王(チヌンワン)37年 (576年頃)に花郎(ファラン)は創設されたと書かれています。文献上最古の花郎(ファラン)の統率者は南毛(ナムモ)と俊貞(ジュンジョン)という二人の女性であるとされています。真興王は源花を推挙し、この二人の美しい源花は三百名ほどの花郎たちを率いていました。俊貞と南毛は互いに嫉妬し、とうとう俊貞は南毛を殺してしまいます。
既に判っているうち最も古い風月主は金魏花(キム・ウィファ)郎です。その次が未珍夫(ミジンブ)公です。
ちなみに南毛の子孫である令毛(韓国語でリョンモ)は金庾信と結ばれています。
ちなみに南毛の子孫である令毛(韓国語でリョンモ)は金庾信と結ばれています。
花郎(ファラン)が登場するドラマ
韓国ドラマ「善徳女王」に登場する文弩(ムンノ)や美生(ミセン)郎、金庾信(キム・ユシン)や金春秋(キム・チュンチュ)も風月主でした。ドラマではミシル(美室)の愛人とされるソルォン(薛原)公ですが、彼は俊花と開毛という女性とも結ばれ子孫を残しています。
韓国ドラマ「花郎(ファラン)」ではキム・ウィファ(金魏花)が風月主として登場しミジンブ公(ミシルの父)がウィファの部下ということになっていました、真興王(チヌンワン)とその母である只召太后(チソテフ)が登場し架空の人物と叔明公主が源花を演じていましたが登場人物の年齢と出来事がずいぶんと一致しませんでした。このドラマには威徳王と思われる太子昌(チャン)も登場します。もしパク・ヨンシル(朴英失)が実在の英失だとすれば、只召との間に松花公主という娘がいます。只召は英失のほか、苔宗と立宗と結ばれています。真興王(チヌンワン、父は立宗)と叔明公主(父は苔宗)は異父きょうだいですが結ばれています。ちょっとややこしいですが只召と南毛は異毛姉妹です。
韓国ドラマ「花郎(ファラン)」ではキム・ウィファ(金魏花)が風月主として登場しミジンブ公(ミシルの父)がウィファの部下ということになっていました、真興王(チヌンワン)とその母である只召太后(チソテフ)が登場し架空の人物と叔明公主が源花を演じていましたが登場人物の年齢と出来事がずいぶんと一致しませんでした。このドラマには威徳王と思われる太子昌(チャン)も登場します。もしパク・ヨンシル(朴英失)が実在の英失だとすれば、只召との間に松花公主という娘がいます。只召は英失のほか、苔宗と立宗と結ばれています。真興王(チヌンワン、父は立宗)と叔明公主(父は苔宗)は異父きょうだいですが結ばれています。ちょっとややこしいですが只召と南毛は異毛姉妹です。
歴代の花郎の風月主
1. 魏花郞(? - ?, 風月主 540年 - ?)
2. 未珍夫公(? - ?, 風月主 ? - 548年)
3. 毛郞(? - ?, 風月主 548年 - 555年)
4. 二花郞(? - ?, 風月主 555年 - ?)
5. 斯多含(547年 - 564年, 風月主 ? - ?)
6. 世宗(? - ?, 風月主 ? - ?)
7. 薛花郞 (? - ?, 風月主 ? - ?)
8. 文弩 (? - ?, 風月主 ? - ?)
9. 秘宝郞 (549年 - ?, 風月主 582年 - 585年)
10. 美生郞 (550年 - 609年, 风月主 585年 - 588年)
11. 夏宗(564年 - ?, 風月主 588年 - 591年)
12. 菩利公 (573年 - ?, 風月主 591年 - 596年)
13. 龙春公 (578年 - ?, 風月主 596年 - 603年)
14. 虎林公 (579年 - ?, 風月主 603年 - 609年)
15. 庾信公 (595年 - 673年, 風月主 609年 - ?)
16. 宝宗公 (? - ?, 風月主 ? - 621年)
17. 廉长公(586年 - 648年, 風月主 621年 - ?)
18. 春秋公 (602年 - 661年, 風月主 ? - ?)