韓国ドラマ大王世宗(テワンセジョンの1話から16話までのあらすじとネタバレ感想
今BSで放送しています韓国時代劇の「大王世宗(テワンセジョン)」、歴史の勉強のつもりでがんばってみています。
毎日はなかなか見られなくて休日にまとめてみまして、やっと放送に追いつきましたので感想を書きたいと思います。
「大王世宗」を見たのはこれで2回目です、1回目は精神的に子供のころでしたので理解力も知識もなくただ今以上に忙しくてあまり見ていませんでしたので、なんとなくしか覚えていません。
その何年かした後、今ではすっかり朝鮮の歴史も覚えてしまい、理解力が以前より高くなりましたので見ている感想も違っています。
物語の背景
「大王世宗」は、タイトルの通り世宗が世子ではなかった青年の頃からはじまる物語です。
太祖李芳遠の治世の時代、建国から60年が経過した李氏朝鮮はまだ盤石さを欠いておりたびたび大規模な粛清が繰り返されていました。
世継ぎ争いも同時に起こっており、高官の娘の妃のミン氏と李芳遠(イ・バンウォン)、そして官僚と明国の対立が起きていました。
世子はミン氏の長男の譲寧大君(ヤンニョンテグン)に決まっており、譲寧大君はのちの韓国の初代大統領の李承晩になりました。ヤンニョンテグンはドラマ中では自由奔放で単純で攻撃的で本能のままに生きており、王の器としては頭脳と自制心が足りずに思い付きで行動するためにたびたび大きな問題を起こしていました。先王(サンワン)は次男の孝寧大君(ヒョリョンテグン)を王にしようと企んでおり、バンウォンの側室は息子の敬寧君(キョンニョングン)を王にしようと企てをしていたのでありました。また、成均館のキム・ジョンソは学生の頃から自己主張を繰り返す問題児でした。そのような中で若き世宗である忠寧大君は王になる欲もなく、ただ兄のために役に立ちたいという一心で兄が起こした問題を平和的に解決しようとユン・フェとともに明国の使臣の想いを汲み取りバンウォンの影となり外交で活躍したのでありました。
感想
さて、どこから感想を書きましょうか。まずはオープニングの感想からです。韓国語でもにゃもにゃもにゃ・・・と私にはまったく何を言っているのかさっぱりわかりませんが、日本語の字幕がついておりまして、なかなかの名言だったので書き写してみようと思います。
「たった一人の民も彼には天地であり宇宙だった」
じゃじゃーん。
宇宙と地球のCGがでてきて呪文のようにこの言葉が冒頭で語られます。
そして意欲的な行進曲からはじまり切なく壮大な旋律になりフィナーレを迎えます。
見ている人にはなんかスゴイよこれ、という印象を植え付けるにはバッチリですね。
次はドラマ中で「ロンレルロンロン♪」と歌っている曲を紹介したいと思います。
大王世宗のBGMは主旋律の楽器が西方から東方に、さらにヨーロッパなどにも伝わっていったものであり、タップのリズムが中東を連想するので好みです^^
ただし、曲中でロンロンと歌っている歌は生理的に好きではありません。
ただし、曲中でロンロンと歌っている歌は生理的に好きではありません。
そして、最後はこれ、この音楽にみんなノックダウンして涙腺崩壊してしまうのではないかと思います。
この曲だったらストーリーがなくても音楽だけで泣けそうです。
ある人はイ・スを思い出して・・・(笑)
ところで、ゲスト出演の王后ミン氏の元敬王后、気が付きましたか?
実はあのドラマにも出ていました。
少し前まで放送していた「龍の涙」でも同じバンウォンの正妻ミン氏の役でいつも怒っているお妃役で出ていましたね。
「大王世宗」でも相変わらず威張り散らしていつも興奮して怒っています。
そのバンウォンは、といいますとおなじみのキム・ヨンチョルが演じています。キム・ヨンチョルといえば、「王女の男」や「アイリス」にも出演していましたね。
バンウォンの長男のイ・ソンモ・・・ヤンベク・・・のあの人の名前はパク・サンミン、いい加減に覚えたいものですが、最初に「武神」を見てしまったのでヤンベクの名前で覚えてしまいました。
パク・サンミンはいつもバカな役、戦争で作戦を立てるよりも何も考えずに大きな大砲を選ぶような役ばかりですね。
世宗の兄の考寧大君を演じていますのはソンミンという俳優さん。私は全然名前もお顔も覚えていません。「テジョヨン」や「大王の夢」にも出ていたらしいです・・・「武人時代」思い出せない^^;今放送している「王と妃」にも出演しているそうです。村民は燕山君の内官役なので、これから登場予定かも。
世宗の妃の女性は「大風水」に般若(パニャ)という名前で出演していたイ・ユンジ。
そして世宗の役の人は・・・キム・サンギョンという俳優さん、ほかの出演作を知らないので「大王世宗」でお初にお目にかかります。
脇役のキャストではきっとファンが多いであろうチョ・ソンハが世宗の先生役で出ていますね、きっと彼のファンは多いのではないかと思います。強くはなくても優しくて賢くて勇気ある「勇者」の男性の役ですからね(笑)絶対に怒らない、口悪くもない男性は女性にとっては理想の夫でしょう。イ・ス先生は周囲にストレスを与えない男性。チョ・ソンハは「ファン・ジニ」や「キムマンドク」「アイリス2」にも出演しています。「キムマンドク」に出ていたの、影が薄すぎて思い出せないです。
ファン・ヒ役のキム・ガプス、彼はほんとにまぎらわしいです!どのドラマを見ても同じ役にしか見えませんw今放送中の「王と妃」ではクォン・ラムという学士役をやってるのですが、「大王世宗」と同時進行してみてると見た目も服装もまったく同じなので混乱しますwキム・ガプス、彼は多くのドラマに出演していて、「アイリス」、「武人時代」、「海神(忘れた)」「チョンウチ」などたくさんのドラマに出ていらっしゃいます大御所です。
キム・ジュヨンも何にでも出ていますしね。いつも悪役ですね、彼は。キム・ジュヨンのプロフィールを見てるとなんと凄いことにほとんど時代劇だけに出演していますwきっと時代劇にだけもっとたくさん出演したいのでしょうね、その気持ちはわかる気がします。時代劇、衣装もぺらぺらの現代服じゃないのでかっこいいですから。
そして、チョン・ドンファンというなんにでも出ている、現代劇ではお父さん役が多い役者さんはチョ・マルセン役で、ミン・ムヒュルを演じていたあの人は武人時代でチェ・チュンホンの弟役をしていたそうです、うーん、思い出せない。
イ・ウォンジョン、名前から俳優の顔を連想できる人は相当のマニアですね。私にはできません、チャチャスンや奇皇后でトクマンの役を、「キム・スロ」で悪徳商人の役を、「天命」で賊の親分をやっていたということで思い出せるあの人です。彼は大王世宗ではユン・フェというへっぽこな振りをしている官僚を演じています。彼、実は「龍の涙」にも出ていたそうです、みなさんはわかりますか?ほかには「Dr.Jin」や「ペク・ドンス」「海神」「大望」にも出ていましたよ!ぜんぶ見たことあるのに「ぺク・ドンス」に出ていたことについてはなかなか思い出せませんw
見覚えのある役者さんがずらりと登場します「大王世宗」なかなか見ごたえのあるドラマです。
韓ドラの中でも善人と悪人とバカでもわかるようにきっぱり分かれているドラマは面白くないけど、たいていの登場人物を欲深くて意地の悪い人間として描こうとしているところはどのドラマでも面白いと思います。
そんな意味では「ペク・ドンス」みたいなドラマはぶっ飛んだアホらしさを楽しむドラマといいますか、それと正反対なのが「インス大妃」や「龍の涙」「王と妃」だったりして(後から思えばこの3つは登場人物1人を除いて全員が悪人というリアリティがあって素晴らしいドラマですね)、NHKでやってた「馬医」や「トンイ」や「イサン」は典型的な主人公善人型の今風の気持ちのよいテンポで展開するドラマ、「テジョヨン」「広開土大王」は主人公ヒーロー型のよいこ向けの群雄割拠劇ですね。
たくさん韓ドラ時代劇を見てると主人公善人型は見飽きたといいますか、ああいう時代はそんな善という観念すらなかったと思いますし、誰かが右だといえば必ずたいした理由もないのに理由をこじつけて反対方向に行こうとする人が常におりますし、建前では今のようなきれいごとをいっても中身は悪人であるのが人間ですから、時代劇にもっと野蛮で醜い思考のリアリティを求めてしまいますのは贅沢でしょうか。
でもそんなお飾りのストーリーである「大王世宗」でも時代の真実の一端が見えてきます。
たとえば高麗の勢力という登場人物がでてきます。彼はまさに現代の李王朝の末裔と復興勢力と立場が同じと思えば理解は深まります。
次は、チャン・ヨンシル(蒋 英実)という奴婢の登場人物です。今は端役で登場しております彼の今後をお楽しみに。
韓ドラの中でも善人と悪人とバカでもわかるようにきっぱり分かれているドラマは面白くないけど、たいていの登場人物を欲深くて意地の悪い人間として描こうとしているところはどのドラマでも面白いと思います。
そんな意味では「ペク・ドンス」みたいなドラマはぶっ飛んだアホらしさを楽しむドラマといいますか、それと正反対なのが「インス大妃」や「龍の涙」「王と妃」だったりして(後から思えばこの3つは登場人物1人を除いて全員が悪人というリアリティがあって素晴らしいドラマですね)、NHKでやってた「馬医」や「トンイ」や「イサン」は典型的な主人公善人型の今風の気持ちのよいテンポで展開するドラマ、「テジョヨン」「広開土大王」は主人公ヒーロー型のよいこ向けの群雄割拠劇ですね。
たくさん韓ドラ時代劇を見てると主人公善人型は見飽きたといいますか、ああいう時代はそんな善という観念すらなかったと思いますし、誰かが右だといえば必ずたいした理由もないのに理由をこじつけて反対方向に行こうとする人が常におりますし、建前では今のようなきれいごとをいっても中身は悪人であるのが人間ですから、時代劇にもっと野蛮で醜い思考のリアリティを求めてしまいますのは贅沢でしょうか。
でもそんなお飾りのストーリーである「大王世宗」でも時代の真実の一端が見えてきます。
たとえば高麗の勢力という登場人物がでてきます。彼はまさに現代の李王朝の末裔と復興勢力と立場が同じと思えば理解は深まります。
次は、チャン・ヨンシル(蒋 英実)という奴婢の登場人物です。今は端役で登場しております彼の今後をお楽しみに。