プレーヤー ~華麗なる天才詐欺師~ 4話
ハリたちは華陽物産のナ社長に目を付けました!チャン検事がまさかハリの仲間に!?ハリの本当の名前はチェ・スヒョク!?
目次
あらすじ
チャン検事は倉庫で部下たちにカン・ハリたち4人を捕らえさせました。カン・ハリたちは縄を解いて検事の部下たちを椅子に括り付けました。チャン検事は部下にどうなっっているのか事情を尋ねました。部下はいったんカン・ハリを捕まえたものの、アリョンは隠し持っていた手錠の鍵を使って自分の腕を解放すると、鍵をカン・ハリに渡しました。カン・ハリたちは自由になると検事の部下たちを捕らえたのでした。
アリョンの住まい(屋根部屋)。
アリョンは自室に戻るとハリが検事の部下に対して「妹に何をする!」と言ってくれたことを思い出しました。
ジヌンの住まい(ファイトクラブのような汚い部屋)。
甥と義理の兄がジヌンを見に来ると、ト・ジヌンは疲れて眠っていました。
チャン検事の家。
チャン検事はハリの正体について気になっていました。部下はイム・ビョンミンを見つけたと電話しました。チャン検事はイケメンの詐欺師だけは絶対に逃がせないと言いました。ところが、部屋になぜかカン・ハリが来ていました。ハリは配送業者に扮装していました。ハリは検事に「朝から面倒なことはやめよう」と言って勝手に冷蔵庫から飲み物を取り出しました。
「お前は検察を舐めている。」
チャン検事はハリに言いました。
「それはこっちのセリフだ。部下に拉致させたうえに脅迫か。味方になれば罪を軽くする?そのようなやり方はもう古い。想像力が足りないな。あんたの部下・・・メン・・・何だったかな。メン係長。とにかく本題に移ろう。」
ハリはUSBをチャン検事に渡したことを認めました。ハリは悪人の逮捕に協力する代わりに悪人たちが稼いだ汚い金を分け前として貰うと言いました。
チャン検事はハリにデリバリーの手数料を渡すと出て行くように言いました。
「ひとつ教えてやろうか。あんたが悪党を捕まえられない理由を。道徳心と名分を捨てられないからだ。奴らにそんなものはない。ん?覚えておけ。」
ハリは帰ろうとしました。
「だからといって法を犯して同じことをしろというのか!」
チャン検事は怒ってハリに空箱を投げました。
「お?法があるのは誰のためだ?悪人を捕まえるための法だろ?なんであの者たちは出所後も普通に暮らしているんだ?自分たちを有利にする裁判をどうして!・・・・・・。法ならあんた一人で守れ。考えが変わったら連絡をくれ。」
ハリは熱くなりました。
ニュースキャスターは収賄の容疑で実刑を受けたキム元検事長が執行猶予付きで釈放されたと報じました。キム元検事長は容疑の一部を無罪だと否認して判決が下ったのでした。課された罰金と追徴金は1500万ウォンと980万ウォンでした。またニュースはチョ社長から無料で株を受領した容疑でクォン議員が懲役三年、罰金5億ウォン、追徴金3億ウォンを宣告されましたが一部の罪を認めたものの180億ウォンの差益を生んだ株の取得過程は無罪になりました。
夜になりチャン検事は私服姿で食堂に行きました。金持ちの悪党が不正に釈放されたニュースを聞くとチャン検事は悔しくなりました。
カン・ハリはマンションの高層階にある自宅兼アジトでウイスキーを飲んでいました。
イム・ビョンミンはその台所で口笛を吹きながらカレーを作っていました。ビョンミンは野菜を切って肉をフライパンに入れました。
ハリがテレビをつけると華陽(ファヤン)物産のナ社長に国策入札の収賄と賭博容疑がかけられていましたが嫌疑なしになったというニュースが流れていました。検察が控訴を取り下げたのでした。
チャン検事の上司、次長は記者会見を開いて容疑が不十分だったと言いました。
ナ社長は無罪放免となり運転手付きの車に乗りました。ナ社長が部下に尋ねると、義父はLAから明日帰国する予定でした。妻は札幌に滞在していました。ナ社長は車を止めるように命じました。ナ社長は車の中に嫌いな香水が置かれていることに気が付き、運転手に飲むように命じました。運転手は香水を口に含むと気持ち悪くなって窓の外に吐き出しました。ナ社長は運転手を殴りました。
検察庁。
チャン検事はカン次長になぜ捜査を終了させたのか詰め寄りました。カン次長は「左遷させられたくなければさっさと片付けろ。チェ・ヒョンギ派だから仕事できないのか?」とチャン検事に嫌味を言いました。チャン検事は「何とおっしゃいましたか。その汚い口でチェ・ヒョンギさんを侮辱しないでください。」と言い返すと、カン次長はチャン検事の頭をファイルで叩きました。
「チュ・ウォンギに金をもらい海外に送金した。チュ・ウォンギだけじゃなかったな。」
カン次長はチャン検事に言いました。
チャン検事は別の上司に連れて行かれました。
上司ユ次長の部屋。
チャン検事は怒りで手が震えていました。ユ次長はなぜ自分に報告しなかったのかチャン検事に尋ねました。チャン検事は「逮捕の許可が下りないと思ったからです。ある程度捜査してからカン次長や検事長のナ社長との関係が・・・」と釈明すると、ユ次長は「まだチェ・ヒョンギの件を疑っているのか」と言いました。チャン検事は検察内部にチェ・ヒョンギを陥れた共犯者が必ずいると思っていました。ユ次長は暴けないなら手を出すなと言いました。チャン検事は「どんな手を使っても必ず証拠を持って来ます」と言いました。
アジト。
ハリはイム・ビョンミンをビリヤードゲームに誘いましたが、仕事をしたいビョンミンは「お金を払えば元大統領の裏金を10%貰える詐欺師の名簿」を見せました。名簿の一人にはユン・ヒウォンと書かれていました。
「カネは全部持っていけ。だが証拠を持ってこい。絶対逃がすな。」
怒りが頂点に達したチャン検事はハリに電話しました。
ハリは電話を受けて仕事に取り掛かることにしました。
街。
住民は乱開発反対のデモをしていました。やくざがデモ隊を威嚇していました。ト・ジヌンは偶然通りかかりました。デモを見ていた子連れの夫人は、息子に「あの人たちはお金がないからやってるのよ。勉強しないとああなるわよ。」と息子に言い聞かせていました。ジヌンは腹が立って夫人に注意しました。
ジヌンは反対運動をしている大柄の男(戸籍上の義理の兄)に弁当を渡しました。男は署名をして自分だけお金を貰って助かったらほかの住民たちが困ると言いました。ジヌンのスマホにハリから連絡が届きました。
アリョンは屋根部屋から外出しようとすると二人のやくざが現れました。
アリョンは男たちから仕事に誘われました。アリョンが断ろうとすると男はアリョンを叩こうとしました。そこにハリが現れアリョンを連れて行きました。ハリは拳銃のおもちゃを見せて男たちを追い払いました。
アジト。
ハリはアリョンを連れて来ました。ジヌンも自らやって来ました。ハリはチャン検事とメン係長をアジトに招きました。
「私は瑞雲(ソウン)地検特殊部所属のチャン・インギュだ。」
チャン検事は挨拶すると、メン係長を紹介しました。
チャン検事は「お前たちのターゲットだ。腐敗した財閥、政治家、法曹人、長官、次官、それから組織のボス。罪を犯しても拘置所で特別な恩恵を受けている。重罪を犯しても懲役三年執猶予五年、弁護士の接見に刑執行の停止。裏で手を回す奴ら。何千億と盗んでも保釈や特別赦免で出て来てそのカネで悠々と暮らしてやがる。そういうやつらを捕まえるのがお前たちの仕事だ。」と言って書類をハリたちに見せました。
「悪くないね。」
ジヌンは言いました。
「そんな怖い人たちをどうして俺たちが・・・。」
ビョンミンは言いました。
「ナ・ウォナク。証拠を持ってこい。その過程で手に入れたカネは・・・半々だ。冗談だ。お前たちにやる。約束する。」
チャン検事は言いました。
ハリはナ社長の逮捕に協力することにしました。
チャン検事とメン係長は仕事に戻りました。
アジトの外。
「大丈夫ですか?手を組むなら腕くらいは差し出さないと。別で捜査をはじめますか?」
メン係長はチャン検事に言いました。
「いや。彼らの実力を見せて貰おう。」
チャン検事は言いました。
アジトではアリョンやジヌンたちはチャン検事のことは信じられないけど仕事はやると言いました。ハリは多数決で決まったのでやろうと言いました。ビョンミンも渋々やることにしました。
夜のファイトクラブ。
生身の男たちが戦い、来ていた人たちはどちらが勝つかお金を賭けていました。
ナ社長は自分が賭けた男が倒れたので悔しくなりました。さらにはライバルのチェ社長に嫌味を言われて腹が立ちました。ナ社長は手下にブローカーを連れて来るように命じました。
ナ社長は負けた男を連れて来たブローカーを鉄パイプで何度も殴りました。
アジト。
アリョンはビョンミンにナ社長の経歴を尋ねました。ビョンミンは「ナ社長は2002年に華陽物産に入社して五年後に昇進、二年前に社長になった映画の主人公のような人物だ。成果を上げるために部下を殴りあちこちでカネを使って営業した。関連する法まで変えて入札した。大学時代はホストもやっていた。」と言いました。ナ社長は会長の娘を口説いて結婚し、違法な格闘賭博場を運営していました。
ハリは大金になりそうな予感がしました。ハリはジヌンを選手として送り込むことに決めました。
ホテルの高級レストラン。
ナ社長は妻に電話で「愛している」と偽りの言葉を伝えました。電話が終わるとナ社長はマンションの入札の件を部下に尋ねました。部下はデモに手こずっているが大丈夫だと答えました。ナ社長は国策入札の件を尋ねると、部下はチャン検事が捜査しており談合相手からも外されてうまくいっていないと答えました。ナ社長は相手企業に金を配るよう部下に命じました。
ホテルの高級カフェ。
違法格闘技ブローカーのファン・ユリはエスプレッソのダブルを注文しました。そこに白いスーツを着たハリが現れました。ビョンミンはユリが未婚だという情報をハリに伝えました。
「シングルをください。コーヒーにはいくつも層があるんです。上には油が、下にはソリッドがあります。私はマンデリンをアイスで。面白いのは各層ごとに味が違うんです。ダブルだと層が厚くなるから多くの味を味わえない。カフェイン不足ならシングル二杯のほうがいい。」
ハリは気取って見せました。そしてわざとらしく「奈央の本」という日本語で書かれた本を机の上に置きました。ハリはファン・ユリに職業を尋ねました。ユリは格闘技エージェントだと答えました。
「うわぁ。だけどただの偶然じゃないかも。」
ハリはグローブスポーツ社長オ・ビョンジュンという名刺をユリに渡しました。
パーティー会場。
ファン・ユリはハリをナ社長に紹介しました。ハリは法学部出身だと言うと、疑い深いナ社長は同じ法学部出身の後輩のキム・ヨンフン社長を呼びました。ヨンフンはハリを見ると顔色を変えました。
「お。すっごい久しぶりだな。同窓会には来ないだろう。一年の時に司法試験に受かった有名人ですよ。研修院には来なかったですが。」
ヨンフンは言いました。
ナ社長はハリを受け入れました。
ヨンフンは友人に「チェ・スヒョクに会った。」と言いました。友人もスヒョクのことを覚えていました。
ホテルのロビー。
ナ社長はファン・ユリに出所したての選手として使えそうな男がいないか尋ねました。ユリは「ビョンジュンさんに聞いてみたら?」と答えました。
感想
プレーヤー ~華麗なる天才詐欺師~ 4話の感想ですハリの本名らしき名前と、ハリを知っているキム・ヨンフンとその友人が登場しました。ハリの名前はもしかしてチェ・スヒョク!?カン・ハリがチャン検事の家に上がり込んで直接お話をする場面。どうしてそこまで堂々としていられるのでしょうか!?面白いですね。そして謎のファイトクラブ。ブラピの映画みたいな賭博格闘技場が韓国に実在するのでしょうか?韓国では財閥と議員、官僚が罪を犯しても無罪放免になるのは日常茶飯事なのでしょうか?!とっても謎ですね。韓国の方に聞いてみたいです。マンションやショッピングセンターなどの建設が予定されると住民はやくざに追われるのでしょうか?まるで昭和の日本みたいなお話ですね!
続きが気になります。