相棒 season15-1話のあらすじネタバレ感想」
相棒 season15-1話のあらすじ
2016年10月12日、相棒のseason15の第一話の放送が始まりました!初回は2時間スペシャルということで、いったん録画してから後で見ました。相棒は全話視聴済みですので、今回も楽しみにしていました。
相棒season15話の大体のあらすじは、ペットブリーダーの男とジムのインストラクターがジョギング中に川で溺死したことを、女性が呪い殺したと出頭したことからはじまりました。犯人候補の登場人物は初恵という気弱なネイラーの女性と、彼女を見守るシュウという幼馴染の男性、そして二人を育て上げたおばあちゃんトヨ(山本陽子)の三人です。初恵は警視庁に自分がブリーダーの男とジムのインストラクターを呪い殺したと出頭します。しかしそんな訴えは認められませんので、伊丹と芹沢は話を聞くだけで保護者的存在のシュウが警視庁に初恵を引き取りに来て女性は一旦帰されました。
サイバーセキュリティー対策本部の特別捜査官に任命された青木(浅利陽介)はその様子を杉下右京(水谷豊)に報告します。暇だった杉下右京は資料を取り寄せ捜査をはじめました。青木はかつて、盗撮癖があり犯行現場を盗撮し、殺人犯と杉下右京たちに疑われたせいで(亀山薫がいた頃の話)警察が大嫌いでしたが知り合いが警視監の衣笠藤治(大杉漣)だったのでコネで警視庁に就職したのでした。
冠城亘(反町隆史)は甲斐峰秋に願い出て警視庁の巡査に転職しました。配属された部署は総務部の広報課という捜査の第一線とは無関係の部署で上司は仲間由紀恵演じる社美彌子(やしろみやこ)した。冠城亘は捜査一課か特命係に配属されずに不満を持っていました。伊丹と芹沢もまた新人の冠城亘をかわいがれないことを残念に思っていました。芹沢は先輩の伊丹に冠城はキャリアだから忙しくても昇進試験もお茶の子さいさいですぐに先輩を追い越すぞと伊丹をからかいます。
杉下右京と冠城亘は青森に行き、過去に青森でも女子高生が川で溺死するという事件があったことを知りました。事件は意識を失った被害者が川に倒れて溺死したということで処理されていました。三つの事件に共通していることは、いずれも意識を失った後に川で溺死していたということでした。冠城亘はこれを「すべて二段階」と表現します。伊丹と芹沢もまた上司の命令を受けこの事件の捜査に関わりはじめました。青森でトヨに会った杉下右京と冠城亘。トヨは自分も過去にたくさん呪い殺したと、自分にも孫のハツにも特別な能力があるのだと言いました。
冠城亘は同期の青木から事件の情報を聞いて興味を持っていました。こそこそ嗅ぎまわる冠城亘を快く思わない部長と参事官は部屋に冠城亘を呼び出してとっちめようとするも賢い冠城亘には通じませんでした。
刑事部長は中園参事官に社美彌子(やしろみやこ)に電話させるも、社美彌子(やしろみやこ)もまた冠城亘は厄介者だからこっちも困っているのでと、被害感を演出し、刑事部長と中園参事官は打つ手がなくなりました。刑事部長が手詰まりであることを見極めた冠城亘は涼しい顔で部長室を出ていきました。
社美彌子(やしろみやこ)は仕事を軽々とやってのけ頭脳を持て余し暇そうな冠城亘に「呪い殺し」の事件でどうやって女性が男を殺したのか調べるように最優先事項として命令しました。冠城亘もまた資料を取り寄せ捜査をはじめ、事件に殺人の疑いがあると思い、杉下右京と伊丹と芹沢と合流しました。
杉下右京と冠城亘と伊丹と芹沢は、インストラクターの宮田の死が事故死ではなく他殺である仮説を立てました。宮田の靴紐が履いていた靴だけがチョウチョ結びだったからです。杉下右京の推理により、もうすぐマンションが引き払われる前に伊丹と芹沢は鑑識を呼ぶことにしました。
杉下右京はハツに会いにマンションに行き宮田が他殺であった可能性を話しました。しばらくしてシュウが帰宅しました。杉下右京は青森までトヨに会ってきたと二人に言い、シュウにも事故に見せかけた殺人である疑いを伝えました。
シュウはトヨに「うすうすは気づいているかもしれんけど、ハツを守るのがお前の役目だ」と子供時代に言われたことを風呂で思い出しました。
刑事部長は中園参事官に社美彌子(やしろみやこ)に電話させるも、社美彌子(やしろみやこ)もまた冠城亘は厄介者だからこっちも困っているのでと、被害感を演出し、刑事部長と中園参事官は打つ手がなくなりました。刑事部長が手詰まりであることを見極めた冠城亘は涼しい顔で部長室を出ていきました。
社美彌子(やしろみやこ)は仕事を軽々とやってのけ頭脳を持て余し暇そうな冠城亘に「呪い殺し」の事件でどうやって女性が男を殺したのか調べるように最優先事項として命令しました。冠城亘もまた資料を取り寄せ捜査をはじめ、事件に殺人の疑いがあると思い、杉下右京と伊丹と芹沢と合流しました。
杉下右京と冠城亘と伊丹と芹沢は、インストラクターの宮田の死が事故死ではなく他殺である仮説を立てました。宮田の靴紐が履いていた靴だけがチョウチョ結びだったからです。杉下右京の推理により、もうすぐマンションが引き払われる前に伊丹と芹沢は鑑識を呼ぶことにしました。
杉下右京はハツに会いにマンションに行き宮田が他殺であった可能性を話しました。しばらくしてシュウが帰宅しました。杉下右京は青森までトヨに会ってきたと二人に言い、シュウにも事故に見せかけた殺人である疑いを伝えました。
シュウはトヨに「うすうすは気づいているかもしれんけど、ハツを守るのがお前の役目だ」と子供時代に言われたことを風呂で思い出しました。
伊丹と芹沢は鑑識にマンションを調べてもらいましたが指紋が採取できないと言われました。
特命係の部屋で、冠城亘は守り神のカジワラ・シュウがかわりに復讐のために殺人を行っていたとしたら?と疑問を杉下右京に呈しました。杉下右京も一連の事故が殺人であるとしたらカジワラ・シュウトは無視できないと言いました。部屋に青木があらわれ、チェスの続きをするか尋ねると右京は断りました。青木は鑑識課の益子巡査部長がマンションを調べていると教えました。
杉下右京と冠城亘は警視庁に帰ってきた伊丹と会い、伊丹は同期の益子に頼んで結果待ちだと言いました。
杉下右京と冠城亘は警視庁に帰ってきた伊丹と会い、伊丹は同期の益子に頼んで結果待ちだと言いました。
「痕跡が消されているのが証拠だ」
中園参事官は伊丹らの報告を受けて言いました。
杉下右京と冠城亘は証拠が出ない部屋について、昨日自分たちが宮田のマンションを尋ねた痕跡まで消されているので自分たちの行動を知っている僅かな時間に痕跡を消す作業が行われたと思いました。
杉下右京と冠城亘は働いているシュウに会いに行きました。シュウは犯行があった時間に働いていたから証拠を消すことはできないと杉下右京と冠城亘に言いました。右京は我々を監視していたのはトヨではないかとシュウに青森に電話が通じないことを話しました。シュウはトヨは関係ないと言いました。マンションに怪しまれなくなるのは孫に会いに来たと情に訴えたトヨではないかと杉下右京はシュウに言いました。しばらくして、トヨが宮田ふとしの祖母を名乗って部屋に入ったという確認がとれました。杉下右京は証拠が宮田の部屋に残されていたからトヨはシュウから連絡を受けて部屋を掃除したのではないかと言いました。
その夜、トヨはハツに会いました。
警視庁に連行されるシュウ。
(シュウがマンションで宮田を殺すイメージ映像が流れる)
シュウは自分が宮田を殺したと伊丹と芹沢に自供しました。
トヨはハツに宮田を殺したのはシュウだと教えました。
「お前の理性が勝っていたんだべ。お前は人の命を失うほどのパワーはねかった。ところがおめー以上に宮田を呪った人間がいた。それがシュウだ・・・。気持ちはわかる。宮田はおめーにひどいことをしたばかりかその罪を償おうとせずのうのうと生きてたんだからな。所詮は人のしたことだ。証拠が残る。神の仕業を真似ようなんて愚かな奴だ。」
伊丹は益子から宮田のマンションに証拠がなかったと報告しました。伊丹はトヨが部屋を念入りに掃除したと杉下右京に報告しました。
トヨはハツにシュウと面会できるとなぐさめていました。
ハツとシュウのマンション。あっさり部屋からスタンガンとスーツケースと殺害用の水が出てきたことに右京たちはシュウが犯人ではないと確信し、なぜ証拠となるような物を部屋に保管していたのかとシュウに尋ねました。あそこまで徹底的に証拠を消せる人間が証拠を部屋に置いておくはずがないと冠城亘は言いました。シュウはすっかり忘れていたと言うも、杉下右京は納得せず、それはシュウがハツの身代わりで犯人になるための切り札として置いておいたのだと言いました。
「あなたはとうてい犯人にはなれませんよ。あなたが犯人なら宮田ふとしの部屋を掃除する必要がなかったからです。しかしどこに痕跡が残されているのかわからなかった。だから部屋を隅々まで掃除せざるを得なかった。あなたもトヨさんも犯人たりえない。」
トヨはハツにシュウと面会できるとなぐさめていました。
ハツとシュウのマンション。あっさり部屋からスタンガンとスーツケースと殺害用の水が出てきたことに右京たちはシュウが犯人ではないと確信し、なぜ証拠となるような物を部屋に保管していたのかとシュウに尋ねました。あそこまで徹底的に証拠を消せる人間が証拠を部屋に置いておくはずがないと冠城亘は言いました。シュウはすっかり忘れていたと言うも、杉下右京は納得せず、それはシュウがハツの身代わりで犯人になるための切り札として置いておいたのだと言いました。
「あなたはとうてい犯人にはなれませんよ。あなたが犯人なら宮田ふとしの部屋を掃除する必要がなかったからです。しかしどこに痕跡が残されているのかわからなかった。だから部屋を隅々まで掃除せざるを得なかった。あなたもトヨさんも犯人たりえない。」
風呂。ハツは錯乱しかけると、トヨは犯行の記憶は幻覚だと言いなぐさめました。
杉下右京は明快にハツの心理を説明できないと冠城亘に言いました。
杉下右京は明快にハツの心理を説明できないと冠城亘に言いました。
ネイルサロン。ハツをレイプして溺死したブリーダーの男を弁護した悪徳弁護士が、金を無心しに来ました。1000万貸してくれ、俺も寂しいんだよと、事件をばらすと脅し言い寄る悪徳弁護士にハツは危機感を覚えました。
トヨはハツと一緒に東京の民宿のようなところで豪華な日本料理に舌鼓を打ち、風呂に入っていました。三人殺した幻覚が見えるというハツに、トヨはうまくハツをいいくるめます。
翌日、トヨはマンションの証拠を消した嫌疑で伊丹らに警視庁に連行されハツから引き離されました。シュウもまた「私がやりました」と犯人であることを打ち明け、警視庁の牢に入っていました。
夜・・・ハツは沼の水を汲み、大きなスーツケースを入れて悪徳弁護士からもらった名刺の場所に向かいました。アパートのドアが開くと、ハツはスタンガンを男の腹めがけて突き出そうとしました。その瞬間・・・男はハツを取り押さえました。冠城亘でした。そして杉下右京と伊丹と芹沢も部屋にいました。
床に崩れ落ちるハツ。しかし初恵には・・・犯行に至る過程の記憶が抜け落ちていました。ハツは殺人の疑いで警視庁の牢に入れられました。
事件の真相。青森での女子高生殺人事件は、杉下と冠城を現場に案内した元警察官はその事件が殺人であったことを認めました。元警官が言うにはシュウが犯人だったのであまりにかわいそうだったから不問に付したのだと言いました。しかしシュウは孤児だった自分を拾ってくれた祖母トヨに恩義を感じ初恵を守るよう命じられていたから犯人役を買って出たのでした。
トヨは初恵が弱い子だったのでシュウに守るよう命じていたのでした。
弱い初恵は女子高生を殺した夜、手首を切って倒れていました。初恵は良心の呵責に耐えかねて自殺を試みたので犯行時の記憶を持ったままでは生きていけないと思ったトヨはシュウに協力させて初恵を洗脳し、犯行時の記憶を幻覚と思わせることに成功したのでした。しかし再び初恵は東京で事件を起こしたのでした・・・。
警視庁の牢獄で、初恵は自ら首を切って息絶えました。
鉄の扉を叩き、悔しがる杉下右京。無表情を装う冠城亘。
青木は社(やしろ)からロシア語のダイレクトメールが事前に開封されていた跡があるので調査を私的に頼まれていました。青木はこのことを日下部に報告しました。
ある日、冠城亘は上司の日下部に呼び出され、社(やしろ)を監視するよう命じられます。冠城亘は社(やしろ)の自宅を見張り、異国の風貌をした金髪の少女(娘)が祖母と出てくる写真をスマホに撮りました。
レストランに社(やしろ)を呼び出した冠城亘は、お互いのために自分を特命係に配属するように交渉します。そんな義理はないと思う社(やしろ)は断りますが、冠城亘は写真の入ったスマホを差し出すことで、交渉は成立しました。社(やしろ)は甲斐峰秋に連絡して冠城亘を特命係に異動させるように頼みました。
「この件だけは譲ってくれないか。」
「あなたのプランを崩すほど私は大物ではありませんよ。」
「今やあなたは大物だ。」
「物を頼みに来たとは思えないが・・・(偉そうに)。」
「今回の件だけは俺の自由にさせてくれないか。この通りだ。」
甲斐峰秋もまた、警視監の衣笠藤治(大杉漣)に頭を下げて屈辱に顔を震わしながらも頼み込んだのでした。
「この件だけは譲ってくれないか。」
「あなたのプランを崩すほど私は大物ではありませんよ。」
「今やあなたは大物だ。」
「物を頼みに来たとは思えないが・・・(偉そうに)。」
「今回の件だけは俺の自由にさせてくれないか。この通りだ。」
甲斐峰秋もまた、警視監の衣笠藤治(大杉漣)に頭を下げて屈辱に顔を震わしながらも頼み込んだのでした。
「心置きなくいたぶってやる(痛み)。」
「いつか逆転されないように気を付けてください(芹沢)。」
「ただいま戻りました(冠城亘)。」
「おかえりなさい(杉下右京)。」
軽い足取りで段ボール二箱を抱えて特命係に出勤した冠城亘に杉下右京は名刺を渡しました。冠城亘は深々と腰を曲げて両手を真っすぐに伸ばし、右京の名刺を有難そうに頂きました。冠城亘は自分の名前が書かれた木札を右京の名前が書かれた木札の横に掛けました。
夜の山中。男がスコップで地面を掘っていました。土の中には男の遺体がありました・・・。
夜の山中。男がスコップで地面を掘っていました。土の中には男の遺体がありました・・・。
相棒 season15-1話の感想
こわ~っ。第一話は精神を病んでる庶民が犯人でしたか。それで二時間となると、やっぱり怖い展開になっちゃいますか。日本の呪いの文化も織り交ぜながら、うまくまとめましたね!ところどころ説得力に欠ける場面はあれども、オチに納得できました。私はこの手の精神異常による殺人というドラマが大の苦手(怖い)でして、ガクガクブルグルしながら見てました。ロシアのスパイとできちゃった社(やしろ)さんという伏線、そして青木という警察に恨みの深い人物はこれからの「相棒season15」のストーリーにどのようにかかわってくるのでしょうか。そして甲斐峰秋と警視監の衣笠藤治(大杉漣)の不思議な関係は・・・階級を超えた上下関係とは一体・・・。賢すぎて杉下右京のように頭脳を持て余している冠城亘という設定も面白いですね。大杉漣はNHKスペシャル「原発メルトダウン 危機の88時間」で見事にあの吉田所長を演じられていて、魂の籠った迫力の演技でしたよ。相棒15の1話のラストで右京が悔やむような感情を見せる場面ですが、右京さんにしてはちょっと意外だったように思います。自分の捜査(ある意味探求心や正義感といった欲望)のせいで(自分が人殺しであるという)残酷な現実に耐えきれなかった犯人が自殺したというのはやはりショックで自分を責めたということを表現したかったのでしょうか。ドラマとしてはまとまってたけど、このストーリーは大嫌いだなぁ。善と悪を往復しているような極端で振り子のような暗黒面になると意思を喪失した心理状態で自分の欲望(復讐心であり殺意)だけが野放しでコントロール不能に陥ってるでしょ?おおこわい。