相棒season15の10話「期間」の感想
2017年のお正月、相棒season15の1話のドラマスペシャルが放送されました。水谷豊演じる杉下右京と反町隆演じる冠城亘のコンビが東京の黒水町(くろうずちょう)に左遷され事件に遭遇するドラマです。正直いって今回は笑えない脚本で犯罪者が最悪すぎる設定でストーリーとしても最悪でした。まさにタイムリーな時事問題に繋がる手口を犯人が用いることは、かなり印象が悪いし不謹慎であったと言わざるを得ません。あの何とかジャックという昔の亀山コンビの時のドラマとの類似性を彷彿とさせるもので私でもとても画面を直視することができず、未成年には見せられないような内容でした。
不快。
相棒は好きだけど、あれはないわ~。
杉下警部が好きなハーブの話も発展がなかったし、怪しげなあの人を彷彿とさせる教祖様の線もチラ見せしただけで踏み込んだ話も無し。先日長野で似たような村があり若者たちが麻薬を作って逮捕された事件を連想させられました。ITの社長はこいつほどではないにしても、今の冷徹な経営者を連想させるには十分な描きっぷり。どれも最近の要素を詰め込んでいると思われましたが、これはさすがに露骨でやり過ぎでしょう。
推理物によくあるスッキリ感が今回は無くて前代未聞の無茶苦茶な事件に制作サイドへの気持ち悪さだけが感想として残りました・・・。よくも水谷豊はこの程度の最低な脚本で演じ切りましたね。水谷豊への評価も下がりました。このあらすじは冗談抜きに社会的に不謹慎であり認められません。右京を茶化した場面もあり、コンセプトとはずれています。
こんなことが起きたら冠城亘といえども精神面への影響は避けられず、それがシリーズの結末に何等かの伏線として残るのか。どっちにせよドラマ中で宣伝していた相棒の映画を見に行こうという気持ちはなくなりました。
この事件を考えた制作サイドは二度と相棒シリーズに採用しないでほしいです。
こんなことが起きたら冠城亘といえども精神面への影響は避けられず、それがシリーズの結末に何等かの伏線として残るのか。どっちにせよドラマ中で宣伝していた相棒の映画を見に行こうという気持ちはなくなりました。
この事件を考えた制作サイドは二度と相棒シリーズに採用しないでほしいです。