韓国ドラマ 上流社会 最終回21話まで見た感想(あらすじネタバレあり)
韓国ドラマ「上流社会」キャスト
チャン・ユナ・・・ユイチェ・ジュンギ・・・ソンジュン
ユ・チャンス・・・パク・ヒョンシク
チャン・ギョンジュン・・・イ・サンウ
上流社会 21話(最終回)のあらすじネタバレ感想(全16話ですが広告入りで21話に伸びました)
「私が言った言葉の中で、あなたを傷つけたものは全部忘れなさい。」
「悪いけどおかあさん、忘れられないと思う。困難に陥るたびにお母さんの言葉を思い出すはずよ。仕方ないわ。」
「私は最善を尽くしたの。」
「わかってる。」
ユナと、占い師の言葉を信じてユナを虐待し続けてきたお母さんの最終回での会話です。財閥の令嬢ユナは大人として冷たい両親から自立しようとしていました。ユナは恋人のチェ・ジュンギと別れ、チェ・ジュンギはテジングループのユナの姉に辞表を出して贖罪のために辞職しました。チェ・ジュンギの母は息子に「よくやった」とユナのために野心を捨てたことを慰めました。
イ・ジイは一生独身で暮らすとユ・チャンスに永遠の別れを切り出していました。イ・ジイを愛しているチャンスは自分を愛しているお母さんを部屋に呼びました。
「ジイと結婚する。」
「気は確か?絶対だめよ。遊びのための恋愛なら自由にしていいわよ。とにかく結婚したら99%離婚するまで決まってる。気が済むまでジイと好き恋愛にしなさい。」
「離婚することになっても結婚したい。責任感ある男になりたいんだ。仕事もやりがいがあるだろうな。結婚は俺のためだ。」
「じゃあ母さんと縁を切ればいい。」
「ジイは母さんの反対する結婚はしないんだ。」
「へんな子ね。家柄も釣り合わないでしょ。」
「ジイはそんな子なんだ。そんなところが好きなんだ。」
「ジイには何もないでしょ。ジイは大学の修了証書すら持ってないのよ。」
「そんなもの母さんが作ってやれよ。腹をくくれってこと。根は純粋な子だ。」
「私も純粋なところは気に入ってる。」
「両家の嫁なら二人いる。ジイなら義妹と違って母さんに従うよ。父さんの説得は母さんに任せる。俺は、母さんを・・・。とにかく俺は母さんを選んだ。母さん似なの。当然だろ。俺は母さんともジイとも別れたくない。両方手に入れる。」
「チャンスや。母さんとこの試練を乗り越えましょ。ねえ。数年パリに行きましょう?」
「嫌だ。俺はジイと乗り越えたい。一日で離婚することになっても結婚したい。父さんの説得とジイの格上げ、頼んだよ。男になりたいんだ。」
「ああ・・・。ああ。。。」
夜、イ・ジイはアパートで扇風機に当たってるとユ・チャンスが来ました。ユ・チャンスはジイに「母さんから電話が来ても驚くな。母さんと、お前の間に、俺が入ることにした。おやすみ」と言いました。
ユナは姉のイェウォンと部屋で会いました。兄を信じているユナはイェウォンが兄はユナを騙しているという言葉を一蹴しました。イェウォンはチェ・ジュンギが出世が保証されていたのに自ら辞めたとユナに教えました。
姉の部屋を出たユナは、チェ・ジュンギがテジングループに入社後も自分を支えていたこと、自分のために野心を手放したことに気が付きました。
チェ・ジュンギはユ・チャンスと久々に会いサイクリングを楽しみました。チャンスは自分のオヤジみたいな人生を歩みたくなかったが今思うとそれもいい気がしたと言いました。
「心から愛せる女とはなかなか出会えない。」
「そだな。イ・ジイとこうなるとは思ってなかった。結婚するよ。でも断られた。お金をためながら一生独身で暮らすらしい。」
「引き留めてって意味だろう。」
「だな。なんとか乗り越えてみせる。自信はないけど。」
「その様子なら・・・大丈夫だ。バカ野郎。」
「俺のところへ戻れ。」
「今は嫌だ。だが最近のお前は気に入ってる。」
「ははは。変な奴。」
チャン会長の愛人はマンションを引き払いました。
「本妻を騙すために出ていくの。夫婦の縁も同じで男女の仲も簡単に切れないの。引っ越すのは簡単だけど気持ちの整理は難しいの。落ち着いたら呼ぶわ。」
ソラはチェ・ジュンギのお母さんに言いました。お母さんは次の仕事場が見つかったので行けないと言いました。ソラはもっとお金を払うといってもチェ・ジュンギのお母さんは断りました。
チャン・ギョンジュンはイェウォンにテジングループのホームショッピングを買収すると言いました。イェウォンはギョンジュンがうつ病だったので誰もギョンジュンについて行く味方はいないと言いました。ギョンジュンは病気のことはいずれ神話になると自信を見せました。
公園。
チェ・ジュンギは足の悪いお父さんを支えながら公園のベンチに座りました。
「心配するな。人生何とかなるものだ。我が子ながらお前は立派に育った。誇りに思ってるよ。」
「父さん。」
「昔、父さんと遊園地に行ったの覚えているか?父さんとスワンボートに乗っただろ。」
チェ・ジュンギのお父さんは川に浮かんでいるスワンボードと指さしました。
テジングループ。
イ・ジイはチャンスのお母さんから喫茶店に呼び出されました。
喫茶店。
イ・ジイは英語を話すチャンスのお母さんを褒めました。
「英語を習ったら?」
「お母さまに習います。」
「取り入ろうとしているのが見え見えよ。結婚には反対しないわ。なんの足かせもないわよ。チャンスと交際するでしょ?」
「いいえ。」
「あの子をじらすつもり?」
「いえ。お互いに好きで結婚しても格差があるので離婚すると思います。」
「あのね。それくらい承知で交際を認めたの。」
「わかります。お母さまは賢いから。」
「チャンスは責任感が強くて素敵な男よ。なぜ交際や結婚を拒むのよ。」
「感謝します。そこまでおっしゃるなら本部長と交際します。仕事に戻っても?」
「そう。でもおかしくない?結婚の許しを与えに来たのに負けた気がする。」
「気のせいですよお母さま。」
「そうよね。私が負けるわけないよね。」
「もちろんですお母さま。私が負けたので交際を続けます。」
ユミンデパート。
ユ・チャンスは書類にサインするとジイからの電話を受け、夜に会う約束をしました。
チェ・ジュンギのマンションのロビーでユナはジュンギと会いました。
「ぞっこんだった自分がばかみたい。」
「バカだったのは僕のほうだ。餃子を冷蔵庫に入れないと。」
「待ってるわ。食事しましょ。」
「無職だから金がない。」
「私がおごるわ。」
大衆食堂。
ユナとチェ・ジュンギは庶民の料理を味わいました。ユナは中国への出店の話がすすんで感謝しました。ユナはチェ・ジュンギに姉の下で働くことになった理由を聞き直しました。
「君が理由だ。会いたくて。」
「私が恋しかった?私に会いたくて会社に移ったのね。」
「勘弁してくれよ。新しい一面だ。いじわるだ。」
チェ・ジュンギは照れました。
夜の河畔。
ユナとチェ・ジュンギはベンチに腰掛けました。ユナは下心から始まる恋愛もあるというお母さんの言葉をチェ・ジュンギに話しました。チェ・ジュンギは自分を理解するために無理しなくていいとユナに言いました。ユナはチェ・ジュンギにいつから自分を愛し始めたのか尋ねました。チェ・ジュンギは「恋心を抱くタイミングは人それぞれだ」とはぐらかしました。
「今は言えない。あの場所だったか確かめてから話す。」
「じゃああの場所に行く?」
「だめだ。行ったら君を手放せなくなる。」
夜のイ・ジイのアパートの屋上。
ユ・チャンスとイ・ジイは屋上で夜景を眺めていました。
「ジイや。今日を生きよう。明日は誰にもわからない。周りはどうせ別れるというだろう。でも一緒にいよう。二人で生きたいんだ。どうする?結婚する?」
「する。」
ユ・チャンスはイ・ジイを抱擁し幸福に包まれました。
ホテル。
チェ・ジュンギはユナを、ユナがチャンスと見合いをしたホテルに連れて行きました。
「考えてみると、初めて会った時からだ。チャン・ユナ。愛してる。」
チェ・ジュンギはエレベーターの中で愛の告白をしました。
「私は運命を信じない。あなたを選ぶわ。」
ユナが答えると、チェ・ジュンギはユナに口づけをしました。
「純粋さは精製の過程を経て生まれる。私たちは不純な愛だったけど愛し合う過程を経て純粋な愛に生まれ変わる。愛は問題を解決しないけど解決する力を与える。解決する力を得ることで十分幸せになれる。(ユナのナレーション)」
1年後。
ユナはテジングループの令嬢として本部長の役職にありました。妊娠しておなかが大きくなったジイはユナに電話をかけました。
湖畔。
チェ・ジュンギはバーベキューで肉を焼いていました。四人はユ・チャンスの別荘で再会しました。ユ・チャンスは結婚して最高に幸せだと言いました。ジイは義母の教えに応えるだけで精一杯だと言いました。
「私は一生結婚できないわ。恋人がプロポーズしてくれないの。」
ユナは椅子でふんぞり返りました。するとチェ・ジュンギが婚約指輪を机に置きました。
「結婚してくれる?」
「愛してるとでも言ってくれなきゃ。」
「愛してる。結婚しよう。」
ユナは指輪を手に取りました。
「素敵だわ。」
完。
韓国ドラマ"上流社会"最終回21話の感想
やっと終わりました「上流社会」。もっと短い話かと思ってましたら、結構長かったです。若い男女四人のラブストーリーで財閥と庶民という組み合わせで、韓国人の庶民の願望といいますか、韓国の人々が玉の輿、逆玉の輿を夢見る物語のようでした。ユナの兄と姉のストーリーには触れずじまいで結局伏線は回収せずに終わってしまいましたが、シナリオが優秀でよくありがちなつまらない復讐復讐の韓ドラにはないストーリーでなかなか良かったです。